09/11/17 17:21:41 i/Dq3huQ
「はやぶさ」(MUSES-C)は2003年5月9日M-Vロケット5号機で打ち上げられた
日本の工学実験探査機です。
「はやぶさ」はイオンエンジンを用いて飛行し2005年9月に小惑星イトカワに到着。
約3ヶ月間表面の観測や岩石採取を試みた後、トラブルにより帰還は3年延長。
2007年04月に地球帰還を開始し2010年に地球に帰還する予定です。
この探査機は世界初の小惑星サンプルリターン、イオンエンジン、小惑星への軟着陸、
地表の撮影等、野心的な試みに満ちています。
なお、「はやぶさ」はあくまでも工学実験探査機です。宇宙探査機の開発を行う場合、
1、構想・開発・設計
2、構想・開発・設計が正しいか確認するための工学実験探査機(試験機)
3、2に基づき改良された理学探査機(本番)
という順序をたどり、今回の「はやぶさ」はあくまでも試験機です。
「はやぶさ」の目的は惑星探査のための様々な技術を検証することです。
サンプル採取の成功・失敗は「はやぶさ」にとり重要ではありますが、 「はやぶさ」自体の
成功・失敗には直結しません。
具体的にはここらを参照してください。
URLリンク(www.isas.ac.jp)
「はやぶさ」をここまで運用してきたノウハウは、今後の理学探査機に生かされることでしょう。
では、世界に誇る小惑星探査機はやぶさを大いに語ろうではないか。
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