09/02/22 13:45:34 LgnUxXVU
>>77
冬に限定せず年間気温だともっと分かり易い。
一度目の境界は47-48境界で47年を最後に年間偏差が-1.0以下の大低温年はなくなり、
88-89境界で88年を最後に年間偏差が-0.5前後の低温年はなくなる。
(88年の年間偏差は-0.44)
それ以降はあってもせいぜい小低温年で96年の-0.31が最大になってしまう。
ちょうど戦後が本格的に始まった50年代に大低温年がなくなり、平成になって低温年がなくなる
構図になっている。
これは厳冬暖冬と冷夏猛暑の関係を見ても良く分かる。
よく暖冬-冷夏、厳冬-猛暑という繋がり方がされがちだが、これは昭和戦後の話で、近年だと
暖冬で猛暑は珍しくないし、逆に戦前だと厳冬で冷夏という事例が多い。
大低温年を作るには厳冬で冷夏である必要があり、84年みたいに大厳冬でも反動で猛暑があるとせいぜい低温年が
オチになってしまう。逆に厳冬度は84年よりはやや落ちる47年は84年みたいに他の季節への反動がなく安定した低温
のため大低温が達成できたと思われる。