09/10/24 21:26:19 D0pt3UW2
DOMEのエフェクトに関しては、重圧効果と落下効果を使った。重圧効果とは上からの圧迫感
を感じさせる効果。重圧効果を使ったシーンは、イトカワを観察するハヤブサのシーンと、地球を
出発するシーン(スケールの限界まで作った)が代表的なもの。
落下効果とは落下するように感じさせる効果。落下効果を使ったシーンはハヤブサの第一回タッ
チダウンのシーン。
ナレーションは当初緒方拳さんだったが他界されてしまったので、困ってたら篠田三郎さんに依頼。
快諾してもらって事務所でナレーションの打ち合わせ。コンセプトを説明してとりあえず事務所でや
ってみたら「ウルトラマンタロウ」になってしまったので、やわらかく語りかけるように大事な方亡くな
ったくらいの勢いでと依頼。実際マジメな方で、役作りをしてくれて本番を迎えた。
本番では、身振り手振りを交えてときに涙ぐみながらナレーションをしてくれたそうな。
映像で事務所での仮アフレコの声と、本番の声を聞き比べた・・・。
確かに完成品のほうがいい味が・・・タロウじゃなくて東光太郎っぽくなってた。
CHIEさんのレコーディングでは、作曲家の酒井さんに何度もだめだしをしたとのこと。酒井さんは
もうシゴトやめようかと思ったって言ってたって・・・。
レコーディングの生歌映像にはエフェクトがかかってないので違和感を感じた。
完成品を大阪科学館と葛飾天文博物館で試写会をした。
そのあと、関係者を集め記者会見を日本未来科学館で開いたそうな。
発表してから8/31までに37,420人動員(大阪、日立、府中、平塚)。
相模原、千葉科学館、川口市、豊中市、平塚(再上映)が決定した模様。
はやぶさ2の仮映像を見せてもらって、最後「良い映像作品を作るのに必要なものは?」と会場に
問うて上坂さんは「作品を作ることに対する思いが重要」と答えられた。
あと表に出てこないCGクリエーターの地位向上をお願いしてた。
そのあと質疑応答で、上坂さんを含め延べ15人で作った映像作品だといってた。あと、技術的な
ことだったのでよくわからなかった。