★★☆笠井トレーディング 第13☆★★at SKY
★★☆笠井トレーディング 第13☆★★ - 暇つぶし2ch339:名無しSUN
08/08/22 05:21:50 uIluWsz6
屈折の色収差の「振れ幅」自体は、同種の設計が施されたものの場合、
原則的に焦点距離が長いほど大きくなるよん。
より具体的には、f.l.が長いほどそれぞれの波長ごとの焦点位置のずれが大きくなる。
つまり実際の焦点では、そこに収束しない波長の光が大きくぼやけて重なることになる。
ただし、色収差の出方が大きい分だけ光線の強度は拡散されて、却って肉眼には感じにくくなる。

F15アクロマートやF11の通称セミアポと呼ばれるもの、それと短焦点EDアポを取り混ぜて
「色収差が多いor少ない」という比較基準で質問を持って来られると、
正直のところ返答のしようがないというのが本当のところ。
「眼視で見た場合に色収差が目立ち易いor難い」という基準でならまだしもね。

F15アクロマートの色収差が肉眼ではあまり目立たないというのは事実だけど、
波長ごとのずれによるカラーシフトは確実にあるわけだし、収差自体が少ないという訳では決してない。
月のモノクロ撮影でもする時には古典的手法のY2あたりのシャープカットフィルターを入れると
細部の描写の緻密さや全体のコントラストの面で俄然写りが違ってくる。

より本質的には、昔ながらのF15アクロマートが「良く見える」とされるのは
色ではなくて球面収差のクセのなさに起因するものであるということを付け加えておく。


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch