08/07/08 10:24:17 AzilJrJ+
工業規格によって口径や倍率、焦点距離等の表示には一定の公差
(項目にもよるけど5%だったかな)が認められており、かつ
一般的に双眼鏡の実視界を表示する場合には、単純に(表示上の)見掛け視界÷倍率
の便宜的な簡易式で導かれるものをそのまま用いる場合が多いとは言え、
確かにちょっと誤差が大きすぎるようですね。
でも詐欺とまで言ってしまう前に、一度実際の視界を検分してみるのが良いかと思います。
三脚(できれば赤道儀)に固定して、赤道上の星が視野を直径で横断する時間を計測するか、
あるいはちょうど視野の端と端に位置する関係の2星の離角を調べてみるとか。
公称の実視界や見掛け視界の表示があてにならないのは、実はどの双眼鏡でも共通です。
厳密には実視界は倍率や見掛け視界に左右されず、
より正確には接眼鏡の絞環の大きさによって決まり、しかも球面幾何となって複雑なので
各社とも上に触れたような便宜的な表示を用いています。
良識的なメーカーほど、視界についてはまず控えめな数字を表示をしていますね。