08/07/11 16:41:53 46P/xtTZ
>>53
それは全くの思い込みによる間違い。
今、手許には10数台の双眼鏡があるが、中にはMIZARの安物でレンズはマゼンタ一層のみ、
プリズムはBK-7でノンコートという機種がある。コントラストは想像通りイマイチだが
これは着色に関しては全く偏りのない、極めてナチュラルな像を見せる。
他方、上級機種の中でもDOCTORは、これはもう確信犯的に視野内まっ黄っ黄。
但しコントラストや像のキレは極上。結局そのあたりは光線の内の
どの波長を基準に取って収差補正を行うかという設計のコンセプト次第で
いくらでも匙加減がなされる。単純にコーティングだけに依拠する問題ではない。
また昼間使用時の射出瞳径による明度差は、コンパクト機を別とすれば事実上ない。
今しがた7×35、8×42(2台)、7×50、10×50、16×70を較べてみたが
取り立ててどれが明るいと意識されるような差異は感じられない。
むしろ瞳径に関係なく、機種ごとのコントラストやシャープネスの設計的な差によって
日陰に停められたクルマの見え具合などに若干の差は感じる。
もちろん像質自体の個性といった面ではみなそれぞれに異なるし、夜はまた全く別。
先にも書いたように、昼間ではっきりと明るさの差が意識されるようならば、
どちらかの透過率に問題があるものと思われる。