08/07/14 23:25:14 ZsTLWPm2
うーん、改めて考え始めるとなかなか複雑な問題なのかも知れないなー。
なんか、そのあたりに光学の理論と人間の眼の生理反応との関係性の問題が絡んでいそう。
アル・ナグラーは瞳径ががケラれても低倍率を積極的に奨励しているみたいだけどね。
「口径 10センチF4の屈折望遠鏡に 55mmのアイピースを装着したとします。射出瞳径は約 14mm。
瞳孔の最大の径は 7mmなので、口径の半分がむだになり、
5センチの望遠鏡でのぞいているのと同ではないかと言う人もいるでしょう。
その人に言わせれば、光と分解能を無駄にしていることになります。
確かに望遠鏡の口径は無駄になりますが、
瞳孔いっぱいに光があたっているので瞳孔が受ける光を無駄にしていることにはなりません。
実際、その倍率(7.3倍)で可能な最も明るい像をとらえているのです。
昼間、瞳径がわずか 3.5mmのときに 7x50の双眼鏡を覗いたとします。
瞳孔径にマッチした 7x25で覗いたときよりも像が暗く見えますか。答はもちろんノーです。」