08/07/18 17:13:51 j1l+NxYu
>>390つづき
五木村では、和田拓也村長が盛り土が足りずに代替地整備が進んでいない現状を訴えた。
「人口減で山の手入れをする人も足りず、山はシカの食害で下草が消え、森林の保水能力も低下していると思う」と窮状を話した。
五木村を視察後、座長の金本良嗣・東大公共政策大学院長(公共経済学)は
「予断を持たずに現場を見た。地域ごとに異なった洪水リスクがあることが分かった。リスクの大きさでダム建設を正当化できるかどうか、検討したい」と述べた。
また、委員に同行した河川工学の専門家でアドバイザーのオランダ人水管理コンサルタント、ディック・デ・ブラウン氏は
「川辺川ダム建設の是非について今は何とも言えない」としながらも、五木村について「中長期的な社会的、経済的影響を考慮した明確な計画がない現状に驚いた」と話した。
その上で「世界中のダム水没地を見てきたが、将来の計画が道路建設頼みというのは見たことがない」と感想を語った。
7月13日朝刊 最終更新:7月13日17時1分