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「北風」が「南風」に…気象観測所で風向計を逆向き設置
2月14日19時23分配信 読売新聞
東京管区気象台は１４日、福井県南越前町にある今庄地域気象観測所で、風向風速計（高さ５５センチ）の
向きを、南北を逆に設置していたと発表した。
昨年１２月中旬に新しいものに交換した際、工事業者が誤って正反対に取り付けたという。
プロペラと尾翼の付いたタイプで、この結果、「北風」のはずが「南風」に。東西も逆になる。間違った観測
データが気象庁や気象情報会社、地元自治体に２か月にわたって送られ続けた。年をまたいで誤った記録
が計測されたが、公的な刊行物や警報・注意報への影響はなかった。
風速１０メートルを超す強い北風が吹いた今月１３日、福井地方気象台の職員が今庄観測所だけ南風に
なっているのに気づき、ミスが発覚。１４日、正しい向きに設置し直す作業を始めた。工事には気象台職員も
立ち会っており、同管区気象台は「データをよく見ていれば、もっと早く誤りに気づいたかもしれない。大変
申し訳ない。今後は設置時の確認を徹底する」としている。
最終更新:2月14日19時47分