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実体は劣化した「アポロ」、米国の有人月探査計画(2)
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(一部転載)
アポロ計画では、月周辺と表面での噴射には、窒素と水素の化合物であるヒドラジンと
四酸化二窒素の組み合わせを全面的に採用した。ヒドラジン/四酸化二窒素は、それぞれ
人体に有害な物質である。その一方でこの組み合わせは、混合すれば自然に発火するの
で、ロケットエンジンに着火機構が不要という利点がある。さらに、常温でも蒸発せず
に長期間の保存が可能でもある。
月近傍での噴射は、どれがうまく行かなくとも、人命に関わる可能性がある。だから、
間違ってもロケットエンジンが点火しないというような事態は起きないようにしなくて
はならない。
そのために、最も確実な推進剤として、ヒドラジンと四酸化二窒素が採用されたのだった。
ところが新有人月探査計画では、月面からの上昇と月周回軌道から地球への帰還軌道に入
るために、液化メタンと液体酸素という組み合わせを使用する。