07/09/02 12:21:43 iqzH4wnI
一応、気象国際通報式により書式が決まっているので、
ネットワーク経由でデータを取り込んで、
モデルの初期値に適応可能な座標変換などを行いモデルの初期値にする。
モデルの初期値にする方法は、
従来は初期値の時刻の観測データしか使わなかった。
今は、4次元データ同化で初期値以前の数時間前の資料も無駄なく使っている。
ただ、この過程はモデルの「遡り」演算(というのが妥当かな)が必要になるので、
計算機資源をかなり使う(言わばモデルを2回走らせることになるので)。
今の気象庁のスパコンは、昨年3月に更新したけど、
スパコンの TOP500 で調べると、100位以下。
他国の気象庁(局)のスパコンに比べ、そう高くはないのが現状。
数値予報のプロダクトをもとに、ガイダンスが作られているけど、
そのガイダンスは、モデルほど進化しているようには見えない。
11月21日に、領域モデル(今日明日の天気予報で用いるモデル)が廃止され、
全球モデル(週間天気予報で用いているモデル)の解像度を領域モデル並にする。
モデルの差は無くなるので、週間天気予報との不整合は少なくなるかもしれません。