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降雨量調査:狭い地域でもばらつき ボランティアが測定
気象庁のアメダスではとらえきれないような降雨量のばらつきが、狭い地域に存在することが、
民間の気象予報会社「ウェザーニューズ」(東京都港区)のボランティア調査で分かった。
同社は「局地的な豪雨がここ30年間で2~3倍に増えており、注意が必要ではないか」と話している。
調査は05年から始まり、昨年は6月上旬から7月中旬にかけて実施した。同社の携帯サイトを通じ、
全国1万人が配布されたカップにたまった降雨量などを毎日、携帯電話で報告した。
梅雨前線が活発で大雨が降った昨年7月9日の1日の降雨量をみると、アメダスでは東京都調布市
から八王子市にかけての広い地域で60ミリ以上の降雨量とされた。しかし、ボランティア調査では
60ミリ以上の地域は府中市近辺しかなく、降雨量の違いが細かく示された。同社によると、奥多摩を
除く東京地区は海からの風と山からの風がぶつかるため、局地的な雨が降る傾向があるという。
アメダスの観測地点は全国約1300カ所。うち関東地方は150足らずなのに対し、ボランティア調査
では3000~4000人が協力したため、細かい降雨量を観測できたとみられる。
気象庁は「災害予測などで厳密な観測データが必要なアメダスとボランティア調査は趣旨が異なる。
だが、雨に関心を持ってもらうためにもいい試みではないか」と話している。【山本建】
毎日新聞 2007年6月6日 21時24分 (最終更新時間 6月6日 22時41分)
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