08/09/20 07:40:46 9s8ggXin
おお、兄弟たちよ、こんな人間をどう思うか。サモアの一つの村なら村びと全部がはいれる
ほど大きな小屋を持ちながら、旅人にたった一夜の宿も貸さない人。こんな人間をどう思う
か。手にバナナの房を持ちながら、すぐ目の前の飢えた男に乞われても、ただの一本も分
けてやろうとしない人。私にはおまえたち(白人を指す)の目に怒り、唇には軽蔑の色の浮
かぶのが見える。そうなのだ、これがいつでもパパラギのすることなのだ。たとえ百枚のむ
しろを持っていても、持たないものに一枚もやろうとはしない。それどころか、その人がむし
ろを持っていない、と言って非難したり、むしろがないのを、持たない人のせいにしたりする。
たとえ小屋のてんじょうのいちばん高いところまで、あふれるほどの食物があり、彼とア
イガ(家族)が一年食べても食べきれないほどでも、食べるに物なく飢えて青ざめた人を探
しに行こうとはしない。しかもたくさんのパパラギが飢えて青ざめて、そこにいるのに。熟し
たヤシは、自然に葉を落とし実を落とす。パパラギは、葉も実も落とすまいとするヤシの木
のように生きている。「これはおれのものだ! 取っちゃいけない! 食べちゃいけない!」
どうすれば、ヤシは新しい実を結ぶか。ヤシはパパラギよりずっとかしこい。・・・・・・
(本書より引用) URLリンク(www.aritearu.com)