07/03/08 20:36:58 cblVCc8s
>148、157です。
科学部次長さんの言い分を、正確を期すために会場で配られた冊子から抜粋しますね。
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「略歴」
東大理学系研究科博士課程を中退し、1985年読売新聞社入社
中略
宇宙関連の取材は、「ようこう」やハイフレックス、土井さんが船外活動したSTS87など。
月惑星探査は決して嫌いではないが、取材相手のシンパにならないことが記者と
してのたたずまい。「新聞記者を友達として思うと裏切られるが、新聞記者として
付き合うと、良い友達になれる」といいます。
「講演のあらまし」
新聞社の科学部が取材対象にしている分野で、宇宙開発は、原子力と並んで、その
実態が外部から見えにくい。記事への問い合わせなどから推察して、宇宙・天文分野
に関心のある読者は多いと思うが、それに慢心して世間を甘く見ると、足元をすくわれ
る。宇宙開発の必要性を理屈では説明しにくいので、もし、これからも宇宙開発に多額
の税金を使いたいのなら、自分たちのことを世間にきちんと説明していく潔い姿勢が、
ことさら求められる。
そのための第一歩は失敗したときの「失敗ではない」と強弁しないこと。多額の税金
を使いながら、「一定の成果はあった」という一言ですまそうとするのは見苦しい。
第二に、研究の成果を学会内で秘匿しないこと。学会の口頭発表はすでにパブリックな
もの、つまりだれもがアクセスできるものという考え方が日本でも米国でも常識だが、
「はやぶさ」の成果については、学会では発表してもメディアには隠すというねじれが生
じて問題になった。
第三に、宇宙開発については野党が不在で、それに対し世間はそもそも不信感を
抱いていると自覚すること。「ルナーA」計画失敗の取り繕い方を宇宙開発委員が指
南するなどもってのほかだ。
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以上、引用終わり