07/02/27 18:40:42 KGA5nZtu
>>407
溶接用の遮光ガラスとアイピースにねじ込むサングラスはぶっちゃけて言うと同じ物です。
で、こいつの有害光線のカット率は紫外線が1/10000~1/100000。赤外線が1/100~1/1000です。
拡大せず目の前にかざして日食の掛け具合を見る程度なら十分なカット率ですが、望遠鏡で集光して見る場合には紫外線は十分にカットされているので問題ありませんが、カット率が低い上にエネルギーの大きい赤外線が問題になります。
実際黒点のスケッチなどで長時間太陽を見続けると数日間目がジンジンします。
また最近安全と言われて良く使われている金属薄膜の太陽観察フィルターも実は赤外線のカット率はこのガラスとあまり変わらず大口径の望遠鏡に使ったり長時間観察すると目に良くないです。
本当に安全に望遠鏡で太陽を観察するならこういう減光フィルターにさらに赤外カットフィルターを重ねて使うか、専用の太陽望遠鏡を使う必要があります。