06/03/20 20:47:33 IT43clGX
3/17のリリース訳
URLリンク(www.jpl.nasa.gov)
NASAの長命マーズ ローバーは時を経るにつれ、手がかかるようになって来てその上冬
も近付いて来た。新任されたMERミッションのプロジェクトマネージャーDr. John Callasは
そのための調整作業に取り組んでいる。
かれはJPL在籍の科学者で、初期の科学主任や副プロジェクトマネージャーを経験後に
選任された。「毎日が新しいミッションで興奮するような冒険の連続だ」 とCallasは語る。
「2台のローバーは設計寿命を問題なく過ごしただけでなく、火星の地でさらなる優れた
科学観測をこなす能力を未だに備えている」
プロジェクトを担当しているJPL運用チームと科学者のチームの活動は太陽系内一番だ。
優れたチームと偉大なミッションを率いて行けるのは楽しみであり、光栄なことだ。
スピリットの6輪の一つは駆動を止めている。車輪を引きずりながらもソーラーパワーの
ローバーは、冬の期間でも活動に必要な太陽光の得られる斜面へと向かわなければなら
ない。日差しが最も弱くなる期間は100日以上先のことだが、平坦な地形ではスピリットは
1日当り1時間のドライブをこなす電力しか得られず、電力はすぐに低下してしまう。
スピリットの右前輪は着陸5ヵ月後に異常電流の問題が発生した際には、スピリットを後ろ
向きで走行させることで潤滑剤を塗布し直して正常に戻した。今週、779火星日に車輪を
駆動するモーターが停止した。
「一切電流が流れなくなった」とローバー技術チームのチーフのJacob Matijevic。
一つの可能性として、モーターの回転子へ電気を供給するブラシが接触を断ったことが考
えられている。スピリットの車輪の駆動モーターはのべ1300万回以上回転していて設計上
の想定値をはるかに超えている。