04/10/19 20:30:30 N94eKEPz
>>412
ステナビは4つの星表を搭載してるよ。
ひとつはヒッパルコス星表。8等星までの恒星に関する高精度の数値を含むので、
標準星表として使われている。
あとの3つは Tycho-1 星表、Tycho-2 星表、GSC(ガイドスターカタログ)星表。
Tycho-1 星表は10等級までの恒星を含む。
光度や位置情報が高精度なので、測光の際の参照用データとしても充分用いることもできる。
Tycho-2 星表は Tycho-1 星表の発展版で11等級までの99%の恒星を含むが、
明るい恒星が省略されているという欠点をもつ。
GSC星表は最大17等級までの恒星を含むが、場所によってクオリティーに大きなばらつきがあり、
暗い恒星までちゃんと含む場所もあれば、そうでない場所も多い。
また、光度や位置情報の精度にもばらつきがある。
これらは、星表の問題なので、ステナビでなくても同じ星表を使うソフトなら同様の問題が発生する。
どれも一長一短で完璧なものなど存在しないので、目的に合わせて恒星メニューから切り替える必要あり。
通常は自動切換えモードでGSCとヒッパルコスを併用すれば良いと思うけど、
場合によっては Tycho-1/2 の方が恒星数が多い場所もある。