03/05/04 15:30
金星は地球とほぼ同規模の惑星にも関わらず、海も無く
硫酸の雨が降る灼熱の大気になったのか?
決定的な違いは太陽からの距離にある。
実は地球の公転軌道は水が液体として存在できるエリアに
偶然にも一致している。
金星は地球より僅かに太陽に近かった為に惑星創生時に
地球と同様に隕石から蒸発した大量の水分が雲を作ったまでは良かったが
雨が降るとされる650K以下に大気の温度が下がらず、
太陽の強力な紫外線により分解され、雨が降らず海が出来なかった
と推測される。
又、水分は水素、酸素に分解され大気圏外に逃げ、残った二酸化炭素を
主成分とする大気により強力な温室効果が起こり
現在の高温になったと考えられる。