04/05/28 16:56
世界最速コンピューター、東大、日本IBMなどが共同開発に着手
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FujiSankei Business i. 2004/5/28
1秒間に2000兆回もの計算ができる世界最高速度のコンピューターを2008年に
実現することを目指し、東京大と情報通信研究機構、NTTコミュニケーションズ、
日本IBMなどが27日までに共同開発に着手した。この目標計算速度は、
現在、世界最速を誇る海洋研究開発機構の「地球シミュレータ」(NEC製)の50倍。
1秒間に1000兆(1ペタ)回の計算を行う「1ペタフロップス」を世界で最も早く実現する。
米国のIBMやロスアラモス国立研究所などが「世界最速」の地位を奪還しようと、
地球シミュレータをしのぐコンピューターの開発事業に次々に着手しており、政府の
総合科学技術会議が研究予算を承認した。文部科学省が今後3年間、年間最高3億円を
補助する。
研究代表を務める平木敬東大教授によると、新たに開発する「GRAPE-DR」
システムは、牧野淳一郎東大助教授が天体シミュレーション用に開発した
「GRAPE6」の超並列計算方式を汎用化し、プロセッサーの超高集積化などで実現。
天体計算だけでなく、流体計算や化学物質の質量分析データの検索、生物の全遺伝情報
(ゲノム)解読など、幅広い用途に使えるようにする。
問答有用(7) 世界最速スパコンを操る科学者 佐藤哲也
「シミュレーションで未来がわかる」
週刊エコノミスト 06/01号
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