10/03/21 20:50:11 NXKPORCd
複素数論における対数関数の多価関数性から、たとえ対数関数の引数が実数だろうと、実数解析学の対数関数とまったく同じ値は返しません。
(もちろん、実数解析学の対数関数にその実数の引数を放りこんだ値も、複素数論の対数関数が返す無数の値のなかの一つにはなっているのですが)
この事情は、複素関数論の累乗関数の引数が実数のときにも発生しますよね。
こう考えると、実数に限った対数関数と、複素数論における対数関数は、明確に区別すべきな気がするのですが、ぼくの持っている教科書では、どちらも
ln(z)
と表記してあり、非常にややこしいです。
明確に区別するような表記法ってないんですかね。
たとえば、[2^1/2を答えよ]とかって問題が出題されると
「え?複素数論なの?実数に限るの?」って悩んでしまいます。
長文ですいません。