09/07/07 11:14:07
>>58
>「一個の電子が複数の位置にある状態」を考えて、それを重ね合わせたりしない。
これも分かっていない表現だねえ。
正確には、
「電子が位置Aに一個の粒子として存在する状態」と
「電子が位置Bに一個の粒子として存在する状態」を重ね合わせることでしょ。
その重ね合わせの状態をさらに重ね合わせて別の状態を作ることもできる。
状態ベクトルの基底をどうとるのかということでしょうが。
箱の中の自由粒子なら
右向きの運動量をもつ状態と、左向きの運動量をもつ状態の重ね合わせ。
2重スリットなら
右の穴を通過した状態と、左の穴を通過した状態の重ね合わせ。
これを1個の粒子の一回の実験についてそれぞれ考える。
「状態の重ね合わせ」や「状態の収縮」を拒否する解釈もあるが、
どちらが正当か実験で区別できた例はない。
観測していない時も、電子が常にどこか一カ所にあって他の場所には存在しない
という実験的証拠でもあれば解決するんだけw
無いなら、推測は推測に過ぎない。