09/07/06 11:39:21
もうひとつ典型的な例題で解釈が難しいものがありました。
それは箱の中の自由粒子です。
箱の中に閉じ込められた粒子について、
波動関数をといてエネルギー準位を求めると、
エネルギー準位(たとえば、粒子のとりうる一番低いエネルギーの値とか)
は、箱の大きさに依存しています。
「波」だとした場合には、
箱の中を右から来た波と左から来た波が干渉して、
定在波を作ったのだとすれば、
最低のエネルギー値は波の「腹」が一つの定在波として
箱の大きさによって決まるのは説明できますが、
常に何処か一カ所にしかない粒子の場合には、
反対方向から来た自分自身と干渉するのは変です。