09/07/06 11:14:52
観測していない場合も常に粒子は粒子だ、という視点から、
二重スリットの干渉実験
(電子の場合はバイプリズムの干渉実験。外村らのものが有名)
をどう解釈するかですね。
二重スリットに向かって粒子を一個ずつ射出し、
スリットの向こう側のスクリーンで検出する実験を
繰り返し、記録を重ねて見てみると「干渉縞」が現れている。
これは、波動関数による計算通りです。
そして、粒子なんだから、左右どちらかの穴を通過したはずです。
でも、右の穴をひらき左の穴を塞いだ実験結果と、
その逆のときの実験結果を
あとから重ね合わせても「干渉縞」は現れない。
これを波ではなく常に粒子であるという描像でどう解釈するか。
なぜ、右の穴を通過した粒子は、左の穴の有無によって振舞いをかえるのか?
これが第1の問題ですね。
次に、二重スリットの間隔が、粒子の波動関数の「波長」と
かけ離れていると、「波」同様に干渉縞が現れない。
これを常に粒子である場合に、これをどう解釈するか。
これが第2の問題ですね。
解釈をよろしくお願いします。