09/07/01 19:15:22
>>39
>電子がある時には粒になって、またある時には波になる、というのは間違い。
観測されないときに粒が波のように振舞うのか、
観測されるときに波動関数が収縮して粒のように振舞うのか、
これは歴史的にも物理学者の間で複数の見解がある。
虚心坦懐にはWave-particle dualityがあると言うべき。
ことさら、電荷、質量等を強調したりしているようだが、
そのような観測のときには、
波動関数を測定したときの固有値を与え、粒としての振舞いが顕著になる。
直接観測されていないときには、波動関数で記述され、
いわゆる「粒」のような局所性を持たない状態があるし、
1個の電子にも関わらず干渉などの現象を起こす。
つまり、波としての振舞いが顕著になる。
観測されていないときは、観測されていないが故に、
波動関数で記述されるような状態としか言いようがなく、
それ以上の「粒」としての実験的知見は存在しない。
そして、そのとき、少なくとも、いわゆる「粒」のような局所性を持たない。
いわゆるparticle-only viewだけでなく、wave-only viewも主張されており、
詳細な実験的、理論的な検討もなしに、断言するのは早計。