09/07/15 09:52:15
>>219
だけどねえ。>187みたいに
>観測する直前でも粒子として(≒質点、点電荷として)a近傍にいないと相対論に反する。
>これは「物理」。
といってしまうと、質点、点電荷はいいとして、位置(a近傍)までも観測前に但一つとして
強調している。
これは危険な表現であって、そのまま
直前の直前...と考えると粒子の飛跡が一意に決まっていたかのような印象を与える。
量子力学において、一粒子の飛跡が一意に決まっていたと考えるのは、
それこそ何回もでてくるボーム先生の解釈くらいだろう。
ボームのように考えない限りは、一粒子の飛跡が一意に決まっていたと考えると
2重スリットとかだと、干渉項がでる理由がわからなくなるばかりか、
Aの穴を通った粒子とBの穴との遠隔相互作用を暗黙に仮定していることに
なりかねない。遠隔相互作用は相対論的にはよろしくない。
とりあえず一粒子の飛跡が決まっている状態が、重ね合わせられてると考えて回避しているんだな。
波といっても、誰も質量や電荷の波のような古典的な波ではなく、
観測したときにある状態になる確率の平方根を振幅とする量子的な波なんだよなあ。