09/07/09 19:52:00
|ψA>は、いつ測定してもaが測定値になる固有状態かつ定常状態。
|ψB>は、いつ測定してもbが測定値になる固有状態かつ定常状態。
とする。(たとえば、位置の違いとか、経路の違いとか)
ここで、これらの状態が不確定になって、
|ψ>=c1|ψA> +c2 |ψB>
という量子状態になったとする。
測定の期待値は
<ψ|ψ> = c1^2 <ψA|ψA>+ c2^2 <ψB|ψB> +c1c2(<ψAψB><ψBψA>)
(<ψ|ψ> は|ψ|^2とも書くこともある。)
これが通常の量子力学のあつかい。
しかし、ここで、位置の違いとか、経路の違いとかで区別される状態だったので
粒子はいつでも一度に一カ所にしかいられない、と考えたとする。
つまり、いくら不確定といっても、それは人間が知らないだけで
実際の個々の実験では(c1=1, c2=0)か(c1=0, c2=1)であったと考えたとする。
ただその比率がわからないのだと。
個別には、
(c1=1, c2=0)なら、<ψ|ψ> = <ψA|ψA>
(c1=0, c2=1)なら、<ψ|ψ> = <ψB|ψB>
これを適当な割合で混ぜれば、何回も実験した時の期待値がでるはずだと....
こうすると、c1c2(<ψAψB><ψBψA>)の項(干渉項)が落ちてしまう。
つまり、不確定とは、人間の情報不足に起因する不確定ではないのだ。