09/04/21 15:45:13
>>954
砂川の方は理論が式変形で展開されていて,どうやってこの式が出てきたのかが分かり易い.
でも,理論的なことだけで,演習とかはほとんど無いので,この本を読み終わったとしても,
問題が解けるようにはならないと思う.
ファインマンの方は割と式変形が少ないけど,文章での説明が多いと思う.砂川の方と比較すれば
演習も多く入っている.ただ,逆に言うと文章が多いから読むのが大変になる.
扱っている範囲はどっちもおなじぐらい.
数学が得意で式変形が苦じゃないなら砂川を,本式的な意味を文章で知りたいならファインマンでいいと思う.
あとは,本の大きさとかぐらいかな.テキストシリーズは小さいから持ち運びやすいけど,ファインマンは大きいよ.
個人的には砂川の方がオススメです.たぶん理学部だと思うけど,工学部なら工学向けの方を選んだ方が良いよ.
ベクトル解析がどうしても理解できなければ,コロナ社の石井良博の電気磁気学とか工学部向けの,
ベクトル解析使わない本で物理的な意味をよく理解してから,物理向けの本できちんと勉強し直すのがいいと思う.