09/07/27 23:07:25
産総研の型の中には、「国Ⅰ」「サヨ系」「勝ち組」といったレッテルを貼るのが
お好きな方がいるのですね。レッテル貼りは、意図を持ったキャンペーンなどで、
「敵を作る」ために使われる古典的手法ですね。日本でも「非国民」なんていう
レッテル貼りが幅を利かせた時代があったそうですね。
まあ、それはそれとして、「産総研ビジョン」や「第3期中期計画」の中心と
なっているのは、40代で、新しい昇格基準に基づいて4級や5級に昇格している
人だったりしないかな。新しい昇格基準では「論文だけで評価する」とは書い
ていないので、そうした人たちが「結局論文を書かずに4級以上に昇格」した
のかどうかはわかりませんし、ましておや、国家公務員試験を受験したのか、
「公募採用」(選考採用)なのか、「試験採用」なのか、はたまた博士号を
もっているのかどうかさえわかりません。民間企業化からの中途採用の人も
折られるんじゃないかな。
すばらしい研究成果を論文として発表するのが一番よい方法であれば、
論文として発表するのがいいですよね。でも、企業とかの共同研究などで
先方が論文にすることに関心がなくて、どれぐらいの利益につながるか
に関心を持っておられるときには、なにもわざわざ、興味のない人に
論文の話をすることはないようにおもいます。企業との共同研究の場合、
権利関係などの都合で論文発表できない場合もあると聞いています。でも
それは仕方がないですよね。その研究予算を出してくださったのは先方の
企業なのですから。
「自分達が出来もしないことをいけしゃあしゃあとのたまいやがる」のは、
工業技術院時代からの悪しき伝統だと思います。と同時に霞ヶ関のお役人さまの
常套手段でもあります。もし、国の予算書や各省庁の政策評価書にかかれている
ことが実現していれば、こんな日本になってないようにおもいますね。
極論ではありますが、科学技術のある分野については、もうやることがないぐらい
過去のいろんなことができていたはずなんですがね。