08/03/12 15:45:06
粘膜ワクチン(笑)
【鼻に噴射、新ワクチン開発 新型インフルで厚労省研究班】
2008年03月12日 朝日新聞
URLリンク(www.asahi.com)
>世界的な流行と大被害が予想される新型インフルエンザに、
すばやく対応できる新ワクチンを厚生労働省研究班が開発した。
新ワクチンは鼻に吹きつけるだけなので、注射器などがいらず、
途上国でも使いやすい。マウスとサルで効果を立証した。
人での治験を2010年から始める予定だ。
>研究班長の長谷川秀樹・国立感染症研究所感染病理部第二室長らは、
ベトナムで04年に高病原性鳥インフルエンザH5N1に感染した患者から得たウイルスを使い、
病原性をなくす処理をした。これに、粘膜の免疫を刺激する補助剤をまぜて新ワクチンをつくった。
>新ワクチンは粘膜を刺激し、粘膜の外に抗体を分泌する免疫反応を起こさせる。
鼻腔(びくう)に入ったウイルスが粘膜にくっつく前に、この抗体が撃破する。
従来の抗体と働き方が違うため、遺伝子の細かな違いにかかわらず防御効果を発揮するのが特長だ。
新型ウイルス登場前に製造でき、発生直後からすばやく対応できる。
>研究班は、このワクチンをマウスの鼻に1カ月間に2回吹きつけ、
2週間後にウイルスにさらし、ワクチンの効果を調べた。
その結果、新ワクチンを吹きつけたマウス5匹はすべて生き残ったが、
吹きつけなかったマウスは12日以内にすべて死んだ。
>また、同じH5N1型でも遺伝子の一部が異なる株への効果をみるため、
97年の香港株と05年のインドネシア株でも調べ、同様に死亡を防ぐことを確かめた。
H5N1型なら、流行年や地域による遺伝子の違いを超えて高い効果があった。