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296 名前:名無しのひみつ[sage] 投稿日:2007/05/01(火) 22:20:14 ID:uzPqNC7S
鳥インフル新ワクチン、北大などが開発…サルで効果確認
北海道大と滋賀医大の研究グループは、世界中に広がる、強毒型の鳥インフルエンザ
ウイルス(H5N1型)に対する新しいワクチンを作り、サルで効果を確認した。
強毒型のウイルスを用いず、弱毒型のウイルスを組み合わせて作ったもので、この手法
を使えば、鳥インフルエンザが変異して出現する新型インフルエンザ予防ワクチンの迅速
な開発につながると期待される。
強毒型ウイルスは、ワクチン開発のため培養する受精卵を殺したり、人に感染したりする
ことがあり、それがワクチン製造のネックとなっている。
喜田宏・北大教授らは、二つの弱毒性の鳥インフルエンザウイルス(H5N2型、H7N1型)
を、鶏の受精卵の中で増やした。遺伝子の混ざり合いが起こるが、その中から弱毒型の
H5N1型のウイルスを取り出し、感染力を失わせた上で、ワクチンを作った。
このワクチンをカニクイザル6頭に投与した後で、ベトナムで人に感染したH5N1型の
ウイルスを感染させたところ、症状は出なかった。一方、ワクチンを投与してない6頭の
サルでは、発熱や肺炎を起こすことを確認した。
既に人工的な遺伝子組み換えの手法で作られたH5N1型ワクチンは、国が承認に向け
審査中。
喜田教授は、「この手法でH5N1型を含めて134種類のウイルスを確保しており、新型
の発生に迅速に対応できる」と語る。
(2007年5月1日20時41分 読売新聞)
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