07/08/26 19:40:35
>>241
たとえていえば、人間のABO式血液型分類みたいなもの。
血液型ひとつとっても、類型分類方法は、それだけでは不十分で、
それで分類できたからといっても全く現場では使えることにはならない。
白血球の分類も必要だし、そのほかの特性も分類する必要がある。
それが生命体を分類することの発想のベースと限界。
ウイルスとて同じ。
それで、A型インフルエンザウイルス(の存在のすべて)を分類できるつもりになれるのなら、
よっぽどのシアワセ脳だね。
しかも、自然界から分離同定できたのは(H1-15、N1-9、計135通り)、49種類だけ。
他の56通りは実験室内で作出したという(果たしてそれは「科学的な事実」だろうか?)。
残り30種類は、まだ未確認。そんなライブラリーが、はたしてライブラリーと言えるのだろうか?
自然科学として、自然(とその中の存在)を理解する、解明する手法・学問として、
その知識知見は、「科学的」な姿勢に基づいているだろうか?
ゆえに、HA(ヘマグルチニン)&NA(ノイラミニダーゼ)で、A型インフルエンザウイルスを分類する手法は、
A型インフルエンザウイルスのこの世の存在を分類するツールとしては、非常にご都合で恣意的な
ものであり、目の前の自然の現実を把握し、「事実」と認識するためには、「不正確」と
言わざるをえないのである。
【自然科学や技術の世界は、価値の観点からは中立である。】
スレリンク(rikei板:77番)