07/03/02 12:49:32
議論の焦点を意識していないと無意味な楽観論や悲観論が乱立して話が発散する。
環境問題の議論はあくまで人類の文明生活に対する悪影響の回避が目的だろう。
闇雲に自然環境を有るがままに維持することが環境保護であるかのような論調もよく見掛けるが、
そのような発想が根底にあると、たとえば
・100万年スケールではもっと過酷な環境変化を経験している
↓
・人為的活動の自然への影響なんて誤差範囲
↓
・無問題
となるが、自然変化だろうと人為的影響だろうとその変化に
人類文明が対処できるのか、という点にはなんの回答も与えない。
現状、自分の人生を生きるのに精一杯の人が大半の我々が
千年万年スケールでの文明存続という全体意思を持てるものかどうかは分からないが、
それを目指すならば、場当り的対処ではない環境制御技術の獲得であるとか
制御できないならすくなくとも、過去の履歴から予測でき今後も起こり得る環境変化
くらいには適応できるだけの技術が必須だろう。
8億年前には赤道付近まで氷河が覆う氷の惑星だったという。
億年スケールではそんな心配までせねばならない。
しかしとりあえずは子や孫の代くらいまでは文明が破綻しないように
考えることから始めようではないか。