08/04/11 15:41:17
ブラウンは、水素と酸素を混合させて、「ブラウン気体」と呼ばれる気体を作り出していたのだが、現在までのところ、
科学界はその気体を完全に黙殺していると言う。だが話しによれば、この気体を燃焼させると、接し六千度と言う超高温を
発する事が出来るらしいのだ。
モンゴメリーは、トロント大学のマーシャル・マクルーハン研究プログラムのグラハム・スミスと共同で、失われた英知をテーマとするTV番組を作っていた。
この番組でブラウン気体のことを取り上げたいと考えたモンゴメリーは、オタワにあるブラウン気体発生器を見学に行った。
その所有者は、世界クリーン・エネルギー協会(PACE)のアンドルー・ミチロフスキー教授だった。
この装置はテーブルに載るほどの大きさであったが、それが発生するガスは、金属を気化することすら可能であるという。
モンゴメリーは、早速実験に立ち会うことになった。装置の小さなノズルから出るブラウン気体を溶接トーチのように発火させると、
その黄色がかった炎は瞬時に、モンゴメリーが手にしていた大きな木製スプーンに綺麗な穴をあけてしまった。
次に彼は、タングステンの棒を焼いてみた。それは見る見るうちに白熱して文字通り消滅してしまった。