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くっ多楽湖22年にも不凍湖に 温暖化で
北海道白老町のくっ多楽湖が早ければ2022年にも、冬でも結氷しない
不凍湖になるとみられることが5日までに、北海道大大学院の知北和久
准教授の研究で分かった。湖付近の気温が上昇しており、知北准教授は
「地球温暖化の影響だ。湖の水質や生態系にも影響が出る」と指摘している。
くっ多楽湖は広さ約4・7平方キロメートル、水深約148メートルのカルデラ湖。
水質が良く、環境省がまとめた05年度の水質測定では日本一になっている。
道内では洞爺湖や支笏湖は不凍湖だが、くっ多楽湖は冬に全面結氷し、
湖に張った氷が盛り上がる「御神渡り」もたびたび観測されている。
知北准教授によると、同湖は、近くの観測点で1~2月の平均気温が氷点下
3度を上回ると、結氷しないことが確認されている。1999年以降の記録では、
同平均気温は1年に約0・09度ずつ上昇しており、このペースが続けば
2022年にも不凍湖になる見通し。不凍湖だと周囲から湖への水分の流入量が
増加し水質などへの影響が予想されるという。
2010/01/05 08:04 【共同通信】
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