02/08/09 07:45
110や111は、学位や国際誌投稿経験はあるかな?
確かに身近な問題を解決することは、我々の重要な仕事の一つですから、
しっかりやらないといけません。しかし、それは研究とは違います。
研究とは、客観的に見た新規性があるはずで、それは第三者である学会の
審査を経た物か、特許になりうる物のはずです。
試験場には、分野や状況によりいろんな仕事があるのです。その場
限りの問題解決であれば、とにかく問題解決すればそれで良く、新規性が無くても
その人や場所にとって新技術であれば良いのです。しかしそれは技術の寄せ集め
であることは認識すべきです。もちろん大事な仕事の一部ですが、それは普及指導です。
素人は研究と普及指導を混同する傾向があります。そのため、今度は研究能力が要求
される、国補助などの研究事業などにおいて大恥をかくことになります(幸せにも本人
たちは恥をかいていることに気が付かない)。
要は、研究は論文特許、問題解決で論文にならない物は普及指導と考え、両者を
区別することが必要です。どちらか片方しかできないくせに満足している人は、
自治体研究員としては中途半端だと思います。そこの査読付き論文に載せたことない君、
ふんぞり返ってないで、向上心をもって自分の殻を破ろう。そうしないと部下になめら
れるぞ。