09/07/31 22:17:06
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[8900] Re:[8898] [8896] [8890] [8889] [8888] [8777] [8854]プリズム的プリオン病現象?
投稿者:無明 投稿日:2009/07/31(Fri) 21:48
お久しぶりです。
私は、中西さんのおっしゃっていることは、かなり当たっていると思います。私も吉川さんには同じような印象を持っています。
今回問題になった米国からの牛肉の輸入問題ですが、リスク評価の面では、30ヶ月以下は同じという科学的結論が出ていますね。民主党の反対論の根拠が分かりません。
また、国内発生に関しては、省庁の思惑や圧力よりも、「官邸筋」「政治家」からの圧力が凄かったと聞いております。
研究予算のことですが、今の財政状況などから、起こってしまったこととアカデミックなこと(審査委員が大学人のみ)以外には予算が付かないシステムになってます。
国立大学や研究機関の独法化によって、外部資金の取れない研究は瀕死状態になっています。危機管理でもリスクを予想して研究をしたくても、予算はつきません。
あてがいぶち(毎年2%近く減ります)で細々と研究をするしかないのです。
結果、新興病アウトブレイクの時は、専門家が日本で数人と言うことになります。そこへ各省庁から予算がいきなり降ってきます(多くが暫定や補正予算)。
マスコミ対応に追われて研究する時間もない。そんな状況をずいぶんと見ています。
その後で、このテーマは金になるということで、それまで無関心だった研究者がどっと参入するという構図ですね。
ちょっと、愚痴っぽくなってしまいました。
さて、「安全と安心」について近頃考えているんですが、研究で「安全」は言えますが、「安心」は無理ですね。
しかし、「安心」にかける予算が個人的には無駄としか思えないんです(少々暴論ですが)。BSE検査がいい例ですね。
「安全」については対策するが、「安心」については各自の努力と言うような、思い切ったマニュフェストを出せるような政党ってないんでしょうね。
安全と安心を結びつける社会科学研究ってないもんですかね。