08/04/27 20:52:43
>>36
現場で使えない科学的研究は意味がないよ。
それが応用性のある基礎研究ならまだいいんだが、農学部は学部自体が応用のための
学部であって、理学部のように基礎研究をする場所ではない。
だから、いつのまにか本当は役に立たないことを役に立つとこじつけて研究するようになる。
林学の研究が安定供給を可能にしているわけじゃない。
もともと日本は木材を自給していたが、今は逆に自給率は2割程度だ。
研究でどうにかなる問題ではない。
道路にしても、国民の大半はこれ以上の建設は不要だと思っている。だから暫定税率廃止に賛成の人が圧倒的に多い。
新自由主義は必要性から生まれたものであって、信じるとか信じないとかの問題じゃない。
アメリカでもヨーロッパでも一時期社民主義が強くなって、公的部門が膨らんでいったけど、行き詰ったんだよ。
学生、特に国立大学の学生は実社会を知らないから、理想論で、政府が上から計画的に動かせばすべてうまく行くと思っている人が多いけど、
人間は政府が計画したとおりには動かない。基本的には自分の利害で動く。
だから市場が大事になってくる。市場が必要としていれば、大学が研究しなくても
民間の研究所や時には個人が新しいものを生み出す。
理学のような基礎研究はそうはいかないが、農学なんて元々応用分野の上に、農業自体、そう高度な技術で成り立つわけではないから、
民間で十分できるんだよ。
逆に言えば、農学部の研究ごっこは大半が無駄。だから、専門を生かした就職は難しいわけだ。