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■東大医科研・河岡センター長 新型インフルは生ワクチン開発が重要
2008.01.23 日刊薬業
東京大医科学研究所の河岡義裕感染症国際研究センター長は21日、東京都内で開かれた
ワクチン開発をテーマにしたフォーラム(主催=医薬基盤研究所・日本公定書協会)で講演し、
新型インフルエンザ対策について、「抗ウイルス薬や現行の不活化ワクチンには課題がある。
生ワクチンの開発を進めることが重要」との認識を示した。
新型インフルエンザ対策の柱である抗ウイルス薬「タミフル」については、ベトナムで、H5N1
ウイルスに感染した患者に症状発現後早期に投与したにもかかわらず、耐性ウイルスが出て
死亡した症例があったとの論文が海外医学雑誌に掲載されたことを紹介した。河岡氏らが実施
した研究でも、H5N1に感染させたマウスに早期に投与しても生存できない例があるなど「非常
に悲観的なデータ」が得られたという。河岡氏は、「H5N1にどの程度効果があるか疑問。一般
に思われているほど完ぺきなものではない」と語った。
不活化ワクチンについては、症状の重篤化は効果的に予防するものの感染そのものの予防
は期待できないなど「有効性には限界がある」と指摘。その上で、今後は、生ワクチンの開発が
重要になるとの認識を示した。河岡氏らの研究グループは、H5N1の新規生ワクチン開発に向
けた研究を進めている。現状では認可された薬やワクチンがないエボラウイルスについても、
ワクチンの開発を目指した研究を行っているという。
URLリンク(espio.air-nifty.com)
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>不活化ワクチンについては、
>症状の重篤化は効果的に予防するものの
>感染そのものの予防は期待できない
【感染そのものの予防】
地震予防、津波予防、台風予防・・・(笑)