07/11/04 10:23:48
農業大学校を専修学校移行へ
県は9日、県農業大学校(新潟市西蒲区)を専修学校へ移行する方針を発表した。
4年制大学に編入可能にするなどして、より多くの人材を確保するのが狙い。
県民から方針への意見を募集するなどして、来年4月からの移行を目指す。
同大学校は優秀な農業後継者や指導者の育成を目的に1979年に設置。
農業改良助長法に基づく「農業者研修教育施設」。2年制で、研究課程もある。
県によると、学校教育法で定めた専修学校への移行により、
卒業者に「専門士」の称号が与えられるほか、大学3年次への編入が可能となる。
農業大学校は44道府県で設置され、既に15校が専修学校として指定。
移行に関して現行の教育内容の変更は必要ない。
移行の背景には、少子高齢化に伴う大学全入時代を迎えることや
専門学校などとの生徒確保争いがある。
同大学校の2003年度から5年間の平均定員充足率は81%と定員割れの状態が続く。
16日から移行に関するホームページを開設。県民の意見を参考にカリキュラムを充実させる。
会見で、泉田裕彦知事は「県外からも入学したくなるような選ばれる学校を目指す」と述べた。
新潟日報2007年10月10日