07/06/27 19:11:37
10年ほど前に某県職を辞め、今は開業獣医師をやっています。
下のスレを読んで驚きました。
スレリンク(nougaku板:66番)
実は県職員時代に担当地区の農家で口蹄疫と疑わしい病牛が
見つかり、家畜衛生試験場(今の動物衛生研究所)に検査を依頼
したことがあります。職員の中に海外協力隊の出身者がいまして
口蹄疫の病牛を何十頭と診断した経験があり、彼が絶対に間違い
ないというので口蹄疫の発生を99%覚悟して待機していました。
ところが検査の結果は意外にも陰性だったのです。
釈然としませんでしたが、権威ある研究機関での検査なのだからと
そのときはその結果を受け入れるしかありませんでした。
しかし上記のスレを読んで分かりました。あの時は担当室長が
前の人?で、遺伝子検査(PCR)は行われていなかったのですね。
感度が悪い方法で検査されて、口蹄疫の発生が見落とされた
可能性があると思います。口蹄疫は日本国内に1990年代から
常在していたのでは?そうでなければ、2000年に北海道と
宮崎で同時に発生するはずがないです。口蹄疫は何処から日本へ
侵入したのか?今後のためにもきちんと疫学調査が為されるべきです。