06/12/03 23:59:06
>>460 その品種名といきさつが判るようにお教え願えませんか?
463:農NAME
06/12/04 00:33:20
自動車の保有と交通事故による死亡には、相関係数0.93で正の相関があります。
464:49
06/12/07 06:34:40
>>463 誤爆?それとも禅問答?隠喩?
465:農NAME
06/12/07 22:12:32
URLリンク(www.janjan.jp)
笑うべきか悲しむべきか?
こういう国の政府発表をそのまま信じる人の頭ってどうなっているんだろう?
466:農NAME
06/12/08 16:10:09
>>462
これだろ。
遺伝子組換え生物等の第一種使用規程の承認申請案件に対する意見・情報の募集
環境省なら
URLリンク(www.env.go.jp)
農水省なら
URLリンク(www.maff.go.jp)
資料読んでみ。おかしけりゃ、パブコメで文句言うのも手だな。
467:上杉剣帝
06/12/08 16:55:52
食べてる時点で安全さ。
468:農NAME
06/12/10 03:42:31
種子が無いなら食べられないよな。
469:49
06/12/10 22:57:47
>>468 どうもありがとうございました。
URLリンク(www.maff.go.jp)
では確かに種子を持っていないという記述があり、何の目的で申請しているのか不思議ですね。
そのほか、表記で気がついたことですが、
>>B.t.菌
はB. t.菌とスペースを入れるべきで
>>グルホシネートをアセチル化してN-アセチルグルホシネートの
Nはイタリックにしなくてはならないし、
図5はイタリックにすべき遺伝子名がイタリックになっていない、その他、全体に
cmやgの前には数字×単位という意味でスペースを入れなくてはならないのに入っ
ていないなど、専門家が書いた文章なんでしょうかね。
470:49
06/12/10 22:59:01
>>468 どうもありがとうございました。
ではなく
>>466でした。失礼しました。
471:農NAME
06/12/11 12:40:55
外資系の申請なんて、どこかでコンタミして輸入されたときの補償対策に決まってるじゃない。
登録してない違法なGMOが入ったら保障で大変なことになるからね。
種子は保管されてなくても過去に栽培していたら、どこに残ってるか分かったものじゃない。
49さんって、そのあたりの事情って詳しくないのね。
モンサントに専門的なことを求めてもかわいそうだよ。
472:49
06/12/11 22:18:17
>>471 私は消費者及び研究者の立場で話をしています。消費者としては安全で安心でき
かつ安価で環境に負荷の少ない食品を希望しています。その手段の一つとして遺伝子組
換え食品に期待しています。また研究者としては、自分を含めたグループの研究がその
手助けになるとともに広く利用されることを期待しています。農水からは研究費をいた
だいたことはありますが、行政側、企業側の人間ではありません。そのため、私の知識
には偏りがあることは自覚しておりますし、そのような場合には質問したりいたします
し指摘していただいて納得できることなら取り入れることにはやぶさかではありません。
>>外資系の申請なんて、どこかでコンタミして輸入されたときの補償対策に決まってるじゃない。
>>登録してない違法なGMOが入ったら保障で大変なことになるからね。
このことについては考慮していたのですが、栽培をやめて数年を経って自然界で残って
いる植物体とその種子が検出限界以上に残っている可能性を考慮すると無視できる考え
ていました。そのため、
>>何の目的で申請しているのか不思議ですね。
と書きました。
しかし、企業側では防衛手段として必要なのでしょうね。それと、
そのような種子を栽培してわざとコンタミさせるという妨害手段があるということに気
づいて愕然としました。リスクマネージメントとしては性悪説に立つべきですね。勉強
になりました。
473:49
06/12/11 22:35:06
また、インドや中国が穀物輸入国となっており今後もその量は増えることはあっても
減ることは考えにくいでしょう。生産国の、特にアメリカの穀倉地帯の土壌流出、地
下水の過剰汲み上げによる地下水位の低下を考えるとこれからの穀物の輸入には障害
が増え、食料の戦略物資化がますます進むでしょう。そんな時、日本が輸入出来るた
めの手段の一つとして優秀な種子の確保やその技術の保持が重要だと考えています。
そのためにはそれに関係する研究を日本ももっと進めるべきだと私は考えています。
474:農NAME
06/12/14 11:52:20
耐塩性の小麦とコメがはよ出てこんものかな。
味が悪くても最貧層の食糧事情の改善には役に立つだろうに。
475:農NAME
06/12/14 17:28:44
誰か、遺伝子組み換え食品のメリットとデメリットをまとめていただけませんか?
もしくはそういうサイトを知りませんか?
476:農NAME
06/12/15 10:03:04
>>475
メリット
組み換えの目的に応じて色々。任意に設定可能
デメリット
「遺伝子組み換え」というイメージが悪い。
実デメリットは無し。
以上!!
477:49
06/12/16 06:42:56
>>475 卒論か何にかに必要なのですか?今までのスレに書かれていることを纏めて
みるか、紹介されている本を読んで自分で纏めるのも単位のうちですよ。
それと>>476で書かれているように遺伝子組換え食品には様々な種類があり、それら
のどれかを特定して質問されるのならともかく、いろいろな種類の除草剤耐性、保存
性向上、いろいろなタイプの害虫耐性、ウイルス耐性、病原菌耐性、ストレス耐性の
ものを個々に説明することは、授業で半期かけてしてはいてもここでは無理です。
もっと、限定した質問をされることです。ただ、参考サイトとして愛媛大の阿部先生
のサイトを見られると良いかも。
URLリンク(web-mcb.agr.ehime-u.ac.jp)
478:農NAME
06/12/16 11:19:11
遺伝子組み換え食品による食中毒とかアレルギーとかの事件・事故の例とかって
どこかにデータベースがありますか?あったら教えてください。
479:農NAME
06/12/16 21:03:44
>>478
遺伝子組換え食品による事故は今まで確認されておりません。以上。
480:49
06/12/16 21:26:30
そもそもそのような事例自体がありません。よくトリプトファン事件とかをあげる
ことがありますが、あれは微生物にアミノ酸であるトリプトファンの生合成量を増
大させた際に副生産物を除去するのに用いる活性炭をけちって副生産物が製品に混
入していたと言うことで遺伝子組換えが原因ではありません。
また、ブラジルナッツの蛋白質を大豆で発現させたものは上市させませんでしたか
ら事件・事故にはなっていません。更に組換えトウモロコシ飼料であるシルバーリ
ンクが混入していた事件はありましたがそれが原因でアレルギーになったという話
は寡聞にして知りません。
あと、「遺伝子組み換え食品による食中毒とかアレルギー」という表現は良くない
ですね。従来食品であれ組換え食品であれ不適切な管理や調理や体調や体質で食中
毒やアレルギーは生じます。表現されるのでしたら正確に「遺伝子組換えに起因す
る遺伝子組換え食品による・・・」としなければ、腐った遺伝子組換え食品を食べ
て食中毒になった例まで質問していることになりますよ。
481:49
06/12/16 21:29:39
書きかけで子供を寝かせ付けに言っていたら479氏が簡潔明瞭にして充分な
回答を書かれていましたね。
482:農NAME
06/12/17 21:11:10
こんなの、見つけました。 日本で初めての試みだそうです。
(食の安全通信簿)って、名前からして役に立ちそう。
↓↓↓
URLリンク(fsr.cocolog-nifty.com)
483:農NAME
06/12/21 16:11:12
URLリンク(kinpy.livedoor.biz)
馬鹿丸出し
49さん
科学者で赤旗読んでいる人います?
484:農NAME
06/12/22 14:43:40
GMOを語る上でレギュラトリーの部分を考えてないなんて素人と同じですね。
申請書も初めて見たような様子ですね。
データ部分は公表されてませんが、そりゃ卒論でも問題になるようなゲルの写真を載せていたりですよ。
これがプロのやる仕事ですかね。
アメリカとかはよくこんな資料で認可されるもんだと思いますよ。
485:農NAME
06/12/22 15:06:01
上場している製菓会社の中で遺伝子組み換え原料ゼロの方針を
打ち出しているのはブルボンだけ。
将来、遺伝子組み換えが第二のアスベストになるのを期待して
ブルボン株を買ったよ。
486:農NAME
06/12/22 16:23:22
>第二のアスベスト
無意味な投資だなw
モンサント買った方がいいぞ
487:49
06/12/22 17:35:56
>>483 ご年配の方には日本科学者会議とやらに入っている方もいらっしゃいますから
いるかも。ただ、40代から下でそちらの方面の方はほとんどいないのでは?
>>484 これは私の>>469, >>472の書き込みに対するものですか?このスレは一応GMOの
安全性に関するもので、それに沿って書き込んでいるつもりです。それと、申請書に
関しては授業で例として取り上げることはありますが、研究に関する論文などと違い
多くのものをチェックはしておりません。このことに関しては>>472において私の立場
を申し上げております。ですので行政が関与する面において「素人」と思って下さっ
て一向に構いませんし、このスレにおいて食品としての安全性を科学的な面で議論する
上では行政面での「素人」でも問題ないと思っております。
488:農NAME
06/12/25 19:50:22
これだから大学の先生は世の中とずれているんですよね。
いくら安全性が議論できても安心には結びつかないんですね。
毎月いくつも申請されてないんだから全部見なきゃ安全性は語れないのでは?
所詮は2ちゃんねらーだしね。
ざんねーーーん。
489:農NAME
06/12/25 21:52:32
「安心」が非科学に基づいていることが困ったことなんだよね
コラーゲン食べて「補給できた」と思っているレベルの人々を説得するのは
事実を根気よく説明するより有名人にテレビで言ってもらうのが一番。
友人が「電通にウン千万でも払えば一発でない?」と言っていたが・・・。
北野大先生が入門書を書いたけどテレビでもっとアピールしてもらえないかな?
490:49
06/12/27 10:12:31
>>488 >これだから大学の先生は世の中とずれているんですよね。
幼稚園入園以来、学校という組織を離れたことはないのでずれているかもしれませんね。
でも、星占いや「水からの伝言」や大気のマイナスイオンや血液型性格診断を信じてい
るような方々とはずれていても一向に気になりませんが。遺伝子組換え食品に関しては
啓蒙する必要があると感じるので、世間様が安全と安心を確信していただけるよう微力
ながら来年にも小さな集会ですが講演する予定です。
>>毎月いくつも申請されてないんだから全部見なきゃ安全性は語れないのでは?
安全性を確信している側はそんなにチェックをする必要を感じませんね。危険だと考え
ている方々でどうぞ十分に監視してください。興味深い遺伝子や組換え体でしたら申請
書が出てくる前に論文や話題になりますし、そのようなものでしたら言われなくても申
請書はチェックします。ただ、多くのものはすでに出ているものの2番煎じか組換え体
同士の交配したものですからね。審査委員でも無ければ全部チェックする必要もないで
しょう。
>>所詮は2ちゃんねらーだしね。
これを書いたら貴殿の書き込みも同様になりますよ。つまり、自家撞着ですよ。
>>480 「シルバーリンクが混入していた」は「スターリンクが混入していた」
あと申請書の間違いを指摘したけど最近は論文でも表記ミスが目立つのですよね。
<i>Hin</i>dIIIを<i>Hind</i>IIIとしたり、Southern blot hybridizationをsouthern
blot hybridizationとか、northern blotをNorthern blotとか、<i>uidA</i>を<i>GUS</i>
とか、専門家が書いて専門家がチェックしているはずなんですがね。モンサントもつまら
ないところでつっこまれたり、信用に関わるところだからしっかりしてもらいたいもので
す。
>>489 農薬学会で北野大さんを呼ぶとか呼ばないとか、話があるとちらっと聞いたことが
あります。
491:農NAME
06/12/27 23:16:51
秋田県における「クローン人間の大量養殖と食肉化・臓器化」容疑
スレリンク(soc板:169-197番)
492:農NAME
06/12/28 18:45:08
今週号のエコノミストに(毎日新聞の)未承認のgm米の流出問題が取り上げられたいました。
そこでbtタンパクがラットにアレルギー反応をもたらしたという実験があるとあったのですげ
これちゃんとした実験ですか、反対団体のいい加減な実験ですか?
493:農NAME
06/12/28 20:57:36
書いているのは
岡田 幹治
でした。
だめだこりゃ
494:49
06/12/29 05:24:52
>>493 「買ってははいけない」の週間金曜日関係の方ですか・・。岡田幹治でサーチしたら
ヒットしました。
>>492 先ず、BT蛋白質には多数の種類があります。種類によってアレルギーを引き起こす強度
が異なるわけですからその種類の明記が必要です。それとラット由来の蛋白質でなくてはラット
において基本的に免疫反応は生じるわけであり、どのような形態で投与したのか、どのような
ラットでどのような飼育環境下にあったのか、コントロールとして何を用いたのか、等が出て
いなくてはなんとでも言えますね。
495:農NAME
07/01/01 09:22:54
あけましておめでとうございます
今年がGMO元年となりますように
496:農NAME
07/01/20 10:09:03
age
497:農NAME
07/01/24 21:44:34
過去ログ倉庫に入っていたと思っていたら復活してたんだ。
498:農NAME
07/01/26 01:03:07
あまりの酷さに眩暈がするよ。
URLリンク(www.excite.co.jp)
499:49
07/01/27 09:51:28
>>498 授業ではDHMOと絡めて反対派の主張を取り上げています。でもDHMOの
場合、嘘は言っていないけど反対派の主張には嘘が紛れ込んでいますからね。
500:農NAME
07/01/29 10:49:18
★グリンピース・ジャパンによると、「遺伝子組み換え食品にはこれまでにない毒素や
タンパク質が含まれており、それによってアレルギーを引き起こすおそれがあります。
また、除草剤の影響を受けない遺伝子が組み込まれている場合には、
大量に使用された除草剤が作物に残留し、わたしたちの体に取り込まれてしまいます。
遺伝子組み換え作物が商業的に栽培されてから、まだ十年。
この技術がわたしたちの健康に長期的にどのような影響を与えるのかは、
科学的にわかっていません。最近のアスベスト被害のように、数十年経ってから
被害が明らかになったのでは遅すぎるのです」
逆効果じゃないの?
ここまでアジって。
でも、真に受ける人いるんだろうな~
ま、これでGPなんてただの環境屋、集金団体というのがよくわかる
501:49
07/01/30 09:13:03
この前、遺伝子組換え食品について小さな集会で話をしたのですが、かなりの人が
目から鱗がぼろぼろだとの感想を述べてくれました。
>>500 この引用文には遺伝子組換え食品と比較する対象を書いていませんよね。
何事も相対的なものと考える人間であれば、この文章のいかがわしさが判るので
しょうが、だまされる人もいるのでしょうね。ISAAAによると2006年の組換え体の
栽培面積が1億 haを超えたそうですし、小麦の組換え体も出てきたから彼らがいく
ら騒いでも、「犬は吠える。されど馬車は行く。」ということなのでしょうね。
ただ、私としては日本が組換え体育種という面で散々足を引っ張られていることが
残念です。
502:農NAME
07/01/30 12:43:19
2週間ほど前に札幌産総研の遺伝子組み換え「植物」によるタンパク質工場の見学会に参加しました。
作物でなく植物と言っているのではじめはちょっと違和感がありましたが、おもしろかったです。
日本では作物ではなく植物によるタンパク質製造が先行するのではないでしょうか?
503:農NAME
07/01/31 18:27:10
49さん
URLリンク(www.ffcci.jp)
の、この部分に出てくる
--------------------------
昨年5月にも白いんげん豆のダイエット番組がもとで非常に大量の中毒者を出した。
このときにもある大学教授が関係している。
食品添加物などについても、今はブームとばかりにADIの意味や、使用量と言った量の
基本的な問題も考えず、やたら危険だとあおり立て、無添加を礼賛される大学教授、
また、素人が思いこみからタウン誌に書いた、コンビニ弁当を食わせたら食品添加物で
奇形の豚が産まれたとの記事を学問的根拠があるかのようにインタビューの中で
話される大学教授、昆布のぬめり成分であるアルギン酸にマグネシウムイオンを添加した
ときにアルギン酸が凝集する実験を記者にわざわざ見せて、人工イクラが化学合成されて
いるかのような錯覚を一般人に与えている教授など、
--------------------------
教授たちの実名わかりますか?
学問の世界も広いから分野が違うと見当もつきませんか?
504:49
07/02/01 03:47:43
同じ学科に栄養化学系、食品科学系の研究室はありますからその方々に訊けば
判るかもしれませんが、私とは分野が違いすぎますね。ただ、栄養科学系の先
生たちの学会では「みの もんた」さんという方があまりにもでたらめを言っ
て、そのくせ影響力があるので学会として申し入れをしなくちゃとと言う話が
あると懇談の席で聴いた後すぐの事件でした。私にも「所さんの目がテン」と
言うところの下請けの会社?から、組換え食品ではないのですが植物成分に関
して問い合わせが何回かメールで来たことはあります。私もこのスレで文章が
ながすぎとか、もっと簡潔にとか書かれたことがありますが研究者側は限定条
件下ならこうなる可能性が高い、他の可能性も考えられるとか、言う傾向が強
いんですが、結論だけ欲しがる方々から文章なりインタビューなりを切り貼り
されたら言いたいこととは別のことになってしまいます。更に、今回のように
捏造されたら目も当てられません。昔、組換え食品に関して週刊誌に本の批評
を書いたらすぐにあるテレビ局から取材の申し込みがあり今更ながら断って良
かったです。
505:農NAME
07/02/04 20:32:01
最近「あるある」のねつ造を指摘していた本と著者が注目を浴びているようです
しかし、この人のGMO知識はこの程度
URLリンク(www.geocities.jp)
この人が変なGMO批判をしないか不安です。
上記の文を書いてからかなり時間がたっているからもう考え、認識が変わっていることを
期待したい
506:農NAME
07/02/04 23:52:19
>>505
「組み換え」か「組み替え」かはっきりしろと
507:九州の某帝国大学
07/02/12 08:32:38
“危険”(デンジャラス)なわけないだろ。
508:農NAME
07/02/17 11:46:44
生物濃縮なんかの方がよっぽど脅威だろ。
頭悪すぎ。
509:農NAME
07/02/20 01:19:11
>508
今のところはね。
ただ、利便性を求めて生物の遺伝子を組み替える事は昔からしてきたことではあるけれども
果たして異種族間にまで手を加えて良いのだろうかという不安を私は持っている。
技術は様々な分野で役に立つけれども自分の子供や孫に別の生物の遺伝子を組み込む
時代は来てほしくないと思っている。
スレの趣旨とは違うが上記の理由から「危険な技術」に一票入れる。
(↑ちなみに車と生物は別物だと思う)
(しかし、微動植物と人間は生命を持っているので同一だと思う)
510:農NAME
07/02/20 07:13:57
住化農業資材はパワハラの巣窟
511:49
07/02/20 22:51:08
>>509
>>果たして異種族間にまで手を加えて良いのだろうかという不安を私は持っている。
この異種族間の異種族とは生物学的な種という意味で使っているのですか?
種間での遺伝子の水平移動があることは知られておりますが。
>>自分の子供や孫に別の生物の遺伝子を組み込む時代は来てほしくないと思っている。
私の子供には私とは別の生物である嫁さんの遺伝子が組込まれているという現実はあ
ります。この「別の生物」を「別の種」と解釈しなくても、子供や孫が遺伝子治療を
受けなくてならないような重篤な状態にある時、正常なヒトの遺伝子を導入すること
ができても拒否されますか?私ならそれで子供や孫の命が助かるなら大喜びしますが。
現在の技術水準で将来の可能性を云々してもしても仕方ないでしょう。所詮、我々は
その時々の科学技術、社会状況の影響を受けるのですから。エジソンやアインシュタ
インも石器時代に生まれていれば、電灯や蓄音機、相対性理論とは無縁でしょう。
512:農NAME
07/02/22 00:29:26
北海道は19日、遺伝子組み換え(GM)作物の交雑防止に関する専門部会を開いた。
昨年1月に全国に先駆け施行したGM条例で盛り込んだ、交雑防止距離の有効性を検証した。
試験では想定より高い交雑率が出たが、引き続き試験を重ね、2年後のGM条例見直し時に最終判断する方針だ。
国も基準を変更せざる負えないね。
513:農NAME
07/02/22 15:51:20
>>49
>>この異種族間の異種族とは生物学的な種という意味で使っているのですか?
>>種間での遺伝子の水平移動があることは知られておりますが。
そのつもりでしたが、水平移動は初耳でした。
よくよく進化の過程や細胞の吸収等を考えれば当然の事ですね。
水平移動はどの程度の頻度であるのでしょうか?
>>子供や孫が遺伝子治療を
>>受けなくてならないような重篤な状態にある時、正常なヒトの遺伝子を導入すること
>>ができても拒否されますか?
返答に迷うところです。自分の人生を全うして悔いがないのなら自らにのみ拒否することは
しますが、子供や孫本人が望むなら遺伝子治療をするかもしれません。ただ、
>>所詮、我々は その時々の科学技術、社会状況の影響を受けるのですから。エジソンやアインシュタ
>>インも石器時代に生まれていれば、電灯や蓄音機、相対性理論とは無縁でしょう。
に関しては同意できません。正論ですが、我々はよりよい未来へ向かうために最善の技術を選択し
自分の生活環境にも気を使って生きるべきだと思うからです。
GM作物は今のところ、当初の目的であった世界的飢餓の救済に有効でなく、かえって
その商品性から貧困者の破産、バイオマスへの転用、非GMとの差別化でアマゾンなどの
資源の減損に大きな影響をもたらしていると思えませんか。
一過性の利益を得て後世のことは知りませんというのは、些か無責任ではないでしょうか。
514:農NAME
07/02/22 16:36:19
>>513
>遺伝子の水平伝播
つ「トランスポゾン」
515:農NAME
07/02/23 00:02:49
>>514
ありがとうございます。
トランスポゾンは至極日常的なもののようですね。
髪の天然パーマが年齢とともに和らぐとか、蒙古班が大人になると消えるとか
赤いカボチャから黄色いカボチャができる等でしょうか。
よく聞く「遺伝子組換えは品種交配と変わらない」というフレーズにも納得できます。
516:農NAME
07/02/23 00:46:13
>>514>>515
もまえら二人まとめてトランスポゾンの意味を誤解しちゃいないかね。
URLリンク(ja.wikipedia.org)
517:49
07/02/23 05:58:12
>>水平移動はどの程度の頻度であるのでしょうか?
これは条件によっていくらでも変わります。バクテリアの間では広宿主域のプラスミドや
ファージを通じて異種間で遺伝子の交流があります。例えば、赤痢菌のベロ毒素の遺伝子
が大腸菌にファージによって移ってO157ができたと考えられている例やRプラスミドを通じ
た薬剤耐性菌の広がりなど。植物では<i>Nicotiana</i>属で約半数の種にはRiプラスミド
のT-DNA由来と考えられる配列が存在するとか、細かくあげれば多数の例が出てくるでしょ
う。遺伝子操作とは合目的にかつ高頻度に人為的に引き起こされた遺伝子の水平移動であ
ると言えます。
518:49
07/02/23 05:58:49
>>その商品性から貧困者の破産、バイオマスへの転用、非GMとの差別化でアマゾンなどの
>>資源の減損に大きな影響をもたらしていると思えませんか。
同意できません。この問題は遺伝子組換え作物特有の問題ではないからです。遺伝子組換え
作物でなくてもF1種子による種子の囲い込み、人口増加や肉食の増加や石油資源の枯渇に
よって生じることと、組換え作物の問題を混同されていませんか?かつて緑の革命というも
のがありました。単位面積あたりの収量が大幅に増え、そのおかげで現在の人口を養えるよ
うになったわけです。もし現在、その品種群が使えなくなれば貧困者を主体として多くの人々
が餓死するでしょう。一方、緑の革命に対して批判的な方々もいます。その方々と議論すると
一つのもので社会的な問題を含む全てが解決できる魔法の作物があるかのように思っているの
ではないかと勘ぐってしまいます。
>>一過性の利益を得て後世のことは知りませんというのは、些か無責任ではないでしょうか。
これは特に有機栽培とか自然栽培などに言えることではないでしょうか?収量が低く、同じ量
を収穫するにはより多くの農地を必要とするため環境に対する影響が大きいでしょう。更に
使える農薬も少ないため有害微生物汚染による毒素含量の増加、有害微生物に対して作物の作
るヒトにとっても有害な抗菌物質の増加、保存性の減少によるロス、などを考えれば現時点で
は慣行農法に組換え品種を組み合わせるのが良いと考えています。
519:農NAME
07/02/24 02:25:29
>>遺伝子操作とは合目的にかつ高頻度に人為的に引き起こされた遺伝子の水平移動であると言えます。
簡潔明快な御回答ありがとうざいます。
>>組換え作物の問題を混同されていませんか?
はい、混同してました。
>>一つのもので社会的な問題を含む全てが解決できる魔法の作物があるかのように思っているの
>>ではないかと勘ぐってしまいます。
確かにそういう認識のされかたはありますね。けれど、農業資材等の広告文や県の推奨品種等の
パンフレットを見ていると何が作用して植物がどういう状態になるのか・どういった環境に弱いのか
等、専門的なところは不明瞭です。一般人が不勉強なせいですかね?
>>これは特に有機栽培とか自然栽培などに言えることではないでしょうか?
確かに有機栽培や自然農法は49氏が仰ったデメリットを持っています。
有害微生物による毒素というと、りんごのパツリンや落花生のアフラトキシンを思い浮かべますが
これらは主に検疫でハネられているのを厚労省のHPで見かけるので農法よりも取扱いに問題がある
のではありませんか?(特に海外)
アレルギー様物質に関しては病原菌や食害防衛の為に植物が自己防衛で行うものとよく聞きます。
無論、病食害を受けた作物は加工にすら利用されない事も既知の通りです。
上記から保存性のロスは農法より作物の性質と取扱いに左右されると思いますが、如何でしょうか。
また、国内ではポジティブリスト制の施工も手伝って減農薬傾向にあるのですが
それに関してはどの様にお考えでしょうか。
私は農薬が少なければ生産者と消費者の健康面・価格面に関してお互い有益であり
また魚毒性の面からも環境への負荷も軽減されるので、少ないに越した事はないと思います。
健常な大地と水を維持することが重要だと思うのですが、慣行栽培と遺伝子組換えはそれを
阻害するものではありませんか?
520:49
07/02/24 14:09:38
>>農法よりも取扱いに問題があるのではありませんか?(特に海外)
取り扱いも重要ですが、マイコトキシン含量がBt組換えトウモロコシの方が慣行農法のものより
大幅に減少しているという報告があります。
Fred S. Betz, Bruce G. Hammond, and Roy L. Fuchs, Safety and Advantages of
Bacillus thuringiensis-Protected Plants to Control Insect Pests,
Regulatory Toxicology and Pharmacology 32, 156? (2000)
また、麦角などについても注意が必要でしょう。
>>アレルギー様物質に関しては病原菌や食害防衛の為に植物が自己防衛で行うものとよく聞きます。
アレルゲンではなく農薬を使わなかった場合、植物が蓄積する物質による被害も問題になり
農薬によるリスクと植物の毒素とのリスクトレードを考える必要があります。例えば、病害虫に強い
セロリを育種したら光増感作用の強いフロクマリン類が数倍増えてしまい、作業中に触れると炎症を
起こしてしまったという報告があります。農薬を使う量を減らせても別のリスクが増えてしまったと
言うことですね。BN Ames, M Profet and LS Gold, Nature's Chemicals and Synthetic Chemicals:
Comparative Toxicology, PNAS, Vol. 87, 7782-7786, (1990)これはもちろん在来育種で作られた
ものですが。取り扱いに関して言えば、糸状菌に冒されたセロリの部分にはフロクマリンの一成分が
正常の200倍以上蓄積して、そこに1分間触れて紫外線を浴びると6週間治癒にかかるそうです。
Ashwood-Smith MJ, Ceska O, Chaudhary SK. Mechanism of photosensitivity reactions to diseased
celery. Br Med J (Clin Res Ed). 1985 April 27; 290(6477): 1249.
>>上記から保存性のロスは農法より作物の性質と取扱いに左右されると思いますが、如何でしょうか。
ほとんど無意味な仮定かも知れませんが、「作物の性質と取扱い」がほぼ同じとすれば(農法によって
も性質や取り扱いが変わるから意味がないかも)農法の影響が出てくるでしょう。病害が出そうと言う
ときに早めに防除するか、有機栽培にこだわって一部の病害が出ていないと思われるもので、有害物質
の含量はリスクトレードという点から見ても、早期防除したものがよいと考えます。
521:49
07/02/24 14:27:15
>>また、国内ではポジティブリスト制の施工も手伝って減農薬傾向にあるのですが
>>それに関してはどの様にお考えでしょうか。
使わなくても良い農薬はできるだけ使わない。しかし、使った方がリスクトレードの面で利点が
大きいと判断すれば、使うべきでしょうね。ただ、農家経営の面で無農薬の方がロスがあっても
有利であると考えられた場合はご自由に、と考えます。
>>私は農薬が少なければ生産者と消費者の健康面・価格面に関してお互い有益であり
そう単純ではないと思います。農薬が少なくてロスの発生、有害物質の蓄積があれば、健康面で
も価格の面でも有益ではないと思います。
>>また魚毒性の面からも環境への負荷も軽減されるので、少ないに越した事はないと思います。
少なくできるなら少ない方がよいでしょう。しかし、病害虫の発生から減らせないということも
あります。魚毒性という点で言えば、有機栽培で認められている農薬のデリスには魚毒性があり
ますね。
>>健常な大地と水を維持することが重要だと思うのですが、慣行栽培と遺伝子組換えはそれを
>>阻害するものではありませんか?
対立するものと考えておりません。遺伝子組換え作物の導入により、農薬の有効成分の使用量は
大幅に低減されるでしょう。(農薬の使用量というと最終産物であるいろいろな添加物や増量剤
を含んだものになってしまうので有効成分とした。)慣行農法によって、単位面積あたりの収量
が増え、その分、耕作地が減らせるわけだから農業による環境破壊が減らせるという考えもあり
ます。つまり、視点を変えれば組換え作物や慣行農法が「健常な大地と水を維持すること」につ
ながっていると考えられます。
522:農NAME
07/02/27 00:52:08
なるほど。49氏の言う通りになればよいのですが。
遺伝子組換え作物の栽培面積は相当広大だとよく耳にしますが、その一方で
オーストラリアの大干ばつによる凶作・ラウンドアップ耐性作物の畑での雑草の耐性化が
問題になり、結局複数の農薬を使わざるを得ないという問題も聞きます。
また使用量が減るはずの農薬が横ばいで減らないという事も聞きますが、この辺の真実は
どうなのでしょう?
日本の農村は、少なくとも私が小学生の頃は下校時間に畑で農薬を捲いていて嫌な気分を味わいました。
中学生の頃は茶色に枯れ果てた田の畔と緑の美しい絨毯の様な稲を見て残念だと思いました。
高校生の頃はコンクリートジャングルと画一的な農学しか語らない本に疑問を感じ、
その次の学校では外食での野菜料理の貧弱さと一年近く口を開けたままでも虫の湧かない薄力粉を見て
これは望ましい食生活ではないと感じました。
就職してからは田舎の土産物屋で中国産の山菜に奇抜な色を付けて販売している商品にげんなりしました。
某県のうどんにしても然り、です。
我が国の代表的な輸入品に大豆と小麦がありますが、小麦はまだ遺伝子組換え品が作付されて
いないと思います。もし、このまま小麦が非GMであり続けたら小麦の生産高は下がるのでしょうか?
523:49
07/02/27 05:48:57
>>遺伝子組換え作物の栽培面積は相当広大だとよく耳にしますが
2006年では1億120万haで、ちなみに日本の総耕地面積は470万haだそうです。
>>オーストラリアの大干ばつによる凶作
ストレス耐性の組換え作物はまだ商品化されていませんので、在来育種の品種
にちなむ問題ですが、どんな品種でも劣悪な環境ではまともに育たないでしょう。
オーストラリアの干ばつは組換え作物特有の問題ではありません。
>>ラウンドアップ耐性作物の畑での雑草の耐性化が 問題になり、
どんな除草剤にも耐性雑草は出現します。別の種類の除草剤耐性作物との定期的な
輪作が望まれますね。
>>結局複数の農薬を使わざるを得ないという問題も聞きます。
除草剤耐性作物を利用しなかった場合のラウンドアップを含む複数の農薬の使用量
を考慮して、比較されるべきかと。「結局複数の農薬を使わざるを得ない」と書か
れてもどのような農薬をどれだけ使ったかというデータが無くては比較できないで
しょう。
>>また使用量が減るはずの農薬が横ばいで減らないという事も聞きますが、この辺の真実は
>>どうなのでしょう?
農薬というものは有効成分に増量剤や展着剤を加えた最終産物の量です。ですから有効成分
が異なり、有効成分含量の異なる農薬をもって農薬の使用量が多いとか少ないとか言うのは
ナンセンスです。また、「農薬の使用量」と言うのは単一面積あたりの数値なのか、その地
域なのかで異なります。特定の圃場の使用量なら年による病害虫の発生による変動を除けば
意味があるでしょう。特定の地域の単一面積での比較だと圃場の面積の増減によって、環境
の良いところ悪いところを含めた数値になります。ですから、大豆を増産しようとして雑草
が生い茂っている荒地を耕地化すれば農薬の使用量が増え、全体の平均値を押し上げます。
特定の地域全体の農薬の使用量というなら、圃場面積の増減でいくらでも変動します。です
から、「使用量が減るはずの農薬が横ばいで減らない」とはどのような薬剤がどの地域のど
の圃場でいつからいつまで使われたかというデーターなのかという条件がついていなくては
意味のあるものではありません。
524:49
07/02/27 06:18:12
>>日本の農村は、少なくとも私が小学生の頃は下校時間に畑で農薬を捲いていて嫌な気分を味わいました。
私も小学生の頃は通学路に茶畑があり、農薬の散布を直撃され帰宅すると着替えさせられました。
>>中学生の頃は茶色に枯れ果てた田の畔と緑の美しい絨毯の様な稲を見て残念だと思いました。
最近では畦の維持のために除草するよりも成長を抑える抑草剤が使われているようです。
>>高校生の頃はコンクリートジャングルと画一的な農学しか語らない本に疑問を感じ、
作物学とか園芸学には素人なのですが、ほんとに画一的ですか?
>>その次の学校では外食での野菜料理の貧弱さと一年近く口を開けたままでも虫の湧かない薄力粉を見て
>>これは望ましい食生活ではないと感じました。
よく「コンビニ弁当でもなかなか腐らないから殺菌剤がたくさん入っていて体に悪い。」とか言う言説を
聴きますが、無菌的環境下で加熱・調理・加工・詰め込み作業すれば、含まれる雑菌の量が大幅に減少し
て保存性が増している。更に弁当の蓋のシートにはエタノールを含むサイクロデキストリンが塗布されて
いるのだから、殺菌剤はエタノールでたいしたことはない。と考えるかですね。缶詰や瓶詰めでは加熱殺
菌して保存性を増していることと同じでしょうと言うことです。何が言いたいかというと、「一年近く口
を開けたままでも虫の湧かない薄力粉」と言われても虫の少ない環境で収納された棚などの構造が判らな
いので評価のしようがありません。
525:49
07/02/27 06:20:07
>>我が国の代表的な輸入品に大豆と小麦がありますが、小麦はまだ遺伝子組換え品が作付されて
>>いないと思います。もし、このまま小麦が非GMであり続けたら小麦の生産高は下がるのでしょうか?
世界の可耕地面積の変動、アメリカ中西部の地下水の水位の低下、地球環境変化による小麦の適作地の移動、
気候変動による病害虫の発生、エネルギー資源・小麦の値段、人口変化によっていくらでも変化することだ
と思います。そのようなことは私の手には余りますが、我々の分野では環境ストレスに強い組換え小麦の開
発の論文は時々見ます。それなりの備えは必要でしょう。小麦は遺伝子を導入した後、植物個体まで再生さ
せるシステムが困難だったのですが、いろいろと培養条件の知見がたまり組換え個体ができるようになりま
した。個人的には楽しみにしており、それが日本での組換えイネの栽培の緩和へと繋がることを願ってやみ
ません。
526:農NAME
07/02/27 12:55:07
>>522
>>525
横レスで失礼します。
>このまま小麦が非GMであり続けたら小麦の生産高は下がるのでしょうか?
これは、反収以前の問題により(米国)小麦の生産高は下がります。
自分の畑に何を作付けるかは農家のオプションですから、
GM導入により作業が楽で安全かつ生産性の良い大豆やトウモロコシ栽培に、
小麦栽培からのシフトが起きています。
特にエタノール需要からトウモロコシ作付けが増え、大豆さえ圧迫されてきています。
従って、小麦業界もGM導入を真剣に再考する、という記事です。
↓
URLリンク(gmfoodwatch.tribe.net)
527:49
07/02/27 22:35:23
>>526 貴重な情報ありがとうございます。研究室にこもっていると論文はチェックしても
現場の情報が判らないことがよくあるので助かります。
528:農NAME
07/03/01 03:07:26
>一年近く口を開けたままでも虫の湧かない薄力粉
食品業界に身を置いているので豆腐やレトルトなどの衛生管理による
品質保持性については理解しているつもりです。菌が少なくする事が腐敗の低減に繋がります。
乾物棚で、隣に置いたマカロニ・シチュールゥ(やはり開封済)※私の管轄下ではない人の台所です。
には小さな虫がたかっていましたのでどう考慮しても疑わずにはいられません。
それ故、北海道の小麦粉を見つけてからは冷凍して利用しています。
>作物学とか園芸学には素人なのですが、ほんとに画一的ですか?
3時間程度の専攻のせいかもしれませんが、『植物はチッソ・リンサン・カリウムを吸収して成長する』
が初頭にありました。確かにメインはそうかもしれませんがアミノ酸を吸収する事は世間に広まっておりますし
某教授が『細胞壁はザル同様、細胞膜も大きい分子を取り込める』と言っていました。
農学と作物学のレベルはかなり違うと考えてよいのではないでしょうか。
>「使用量が減るはずの農薬が横ばいで減らない」とはどのような薬剤がどの地域のど
>の圃場でいつからいつまで使われたかというデーターなのかという条件がついていなくては
>意味のあるものではありません。
もっともです。そういったデータは、やはり現地に赴かねばないのでしょうか。
それと、質問がたくさんあって申し訳ないのですが既存種ともについてはどの程度研究が進んでいるのでしょう。
隔離は相当難しいのですか?
529:49
07/03/01 06:24:33
>>3時間程度の専攻のせいかもしれませんが、『植物はチッソ・リンサン・カリウムを吸収して成長する』
>>が初頭にありました。確かにメインはそうかもしれませんがアミノ酸を吸収する事は世間に広まっておりますし
アミノ酸や糖を一部の高分子を吸収することはかなり昔から知られておりました。「窒素、リン酸、カリウム」と
いうのは肥料の3要素と言うことであって、それしか吸収しないとは『植物はチッソ・リンサン・カリウムを吸収
して成長する』にも書いてないと思いますが。肥料として糖やアミノ酸を使えば土壌中の微生物と植物が競合して
窒素飢餓を生じることは簡単に推測されます。そこでC/Nを下げる必要があり、堆肥などでも熟成させるのはC/Nを
上げるという意味もあります。(酸化還元電位や有害ガスも絡んできますけど)
>>某教授が『細胞壁はザル同様、細胞膜も大きい分子を取り込める』と言っていました。
細胞壁でも1次壁、2次壁、分化のステージによっても異なります。また、細胞壁を通過できても、細胞膜を通過
できるかどうかは別です。ですから、細胞壁を通過できても細胞内に入れるかどうかはトランスポーターがあるか
どうか、分子の疎水性親水性、構造に関わってきます。
530:49
07/03/01 06:25:42
>>農学と作物学のレベルはかなり違うと考えてよいのではないでしょうか。
あの、農学というものは総合学問であって私のように農芸化学出身者にとっては農業経済や農業工学は理解の範疇
を超えている、農学とはバリエーションに富んでいる、という意味で、「画一的な農学」に対して使いました。で
すので環境に関する分野や私のような植物の遺伝子工学分野、畜産獣医まで含めて「画一的」とは思えません。
>>そういったデータは、やはり現地に赴かねばないのでしょうか。
そのようなデーターは文献検索でも出てくると思いますし、モンサントに問い合わせればすぐに教えてくれるので
はないでしょうか?
>>既存種ともについてはどの程度研究が進んでいるのでしょう。
どの種の、どのような形質に関してという限定条件がないと講義資料全てをアップすることになってしまいます。
>>隔離は相当難しいのですか?
別に隔離しなくてもプラスチドに遺伝子導入したものは、花粉を媒介して広がりませんから、隔離が必要と考え
るもの、必要ないものと分けて考えられませんか?その他、栄養繁殖系のものとかありますし。
531:49
07/03/01 14:56:46
>>529 堆肥などでも熟成させるのはC/Nを上げるという
これは逆でした。「堆肥などでも熟成させるのはC/Nを下げるという」が正しいです。
532:農NAME
07/03/26 10:39:26
URLリンク(www.kochinews.co.jp)
533:農NAME
07/03/28 19:49:47
米米
URLリンク(news.ameba.jp)
534:農NAME
07/05/04 22:56:55
書き込み全然無いね~w
ところで49さん
11日は夜何か予定ありますか?
マスコミ関係者やGM関係者と交流会(飲み会)を行うのですが?
535:49
07/05/11 15:50:19
最近、書き込みがないので、この所、覗いていませんでした。今気づきました。今日
は学科会議の後、嫁さんの帰りが仕事で遅くなるのでシッターさんと引継ぎです。申
し訳ありません。
536:農NAME
07/05/16 03:13:38
これは安全だよね?
【社会】「食べても健康に影響はない」 パセリから使用不可の農薬検出、農協が自主回収…浜松
スレリンク(newsplus板)
537:農NAME
07/05/23 23:21:28
URLリンク(www.joaa.net)
↑このサイト宗教じみてるな。
わかろうとしない、理解しようとしない。
最初から決め付けのオンパレード
538:農NAME
07/07/18 07:26:14
2.食品衛生法を強化し、食品衛生監視員を増員します。食品への放射線照射に反対します。
遺伝子組み換え作物の生産を禁止、食品の表示対象を拡大します。食農教育、地産地消を進めます。
さすが社民党!頭が痛いぜw
539:49
07/07/18 22:55:48
このところ、広報関係の委員を押しつけられていて、高校に出張授業をしに行っています。
有機栽培や自然栽培された食品のリスクのデータはあっても、安全性を証明するデータはな
い。それらと比較して、組換え食品の話をしています。リスクとベネフィットの交換という
観点で意見の相違は仕方がないが、科学的な判断をすること、安全とか危険とかは相対的な
ものでしかないと訴えています。
>>食品衛生法を強化し、食品衛生監視員を増員します。
このこと自体は良いのですが、その後の公約は???ですね。
「食品への放射線照射に反対」・・・では、それに代わる手段として何を提示しているのか?
そのメリットとデメリットは?まさか、放射能と放射線を混同しているとは思えないし・・・
「地産地消」・・・言葉は美しいですね。フードマイレージという概念もありますからね。
しかし、選択肢を狭めて高価な地元農産物を消費者に買わせる政策とも言えますね。また、
日本での消費量を自給できる作物は限定されますね。足りない分をどうしていくのか、その分
の輸入に関しては将来的にどうするのか?具体性はこれだけでは判りません。それと「地産地消」
の「地」の範囲を書かないと国内ならOKなのか、都道府県内なのか、はたまた「地球」だったり。
遺伝子組換え作物に反対する本当の理由は何なのでしょうね。これ以上は選挙期間中ですから
書きませんけど。
540:農NAME
07/07/19 22:11:41
放射線照射で作られた品種も多いよね。
でも法律的には「遺伝子組み換えではない」
541:農NAME
07/07/20 01:28:38
>>しかし、選択肢を狭めて高価な地元農産物を消費者に買わせる政策とも言えますね。
直売所では野菜はスーパーよりも安い事が多いですよ?
私は有機や自然が素晴らしいというよりは、自分の食べたい作物を近所で作って貰って
身体的に悪影響のある農薬は使わないで欲しいと思います。
また、近年は資材や技術の向上で有機や無農薬が必ずしも虫による食害を受けていたり病斑がある訳では
ありません。第一、食害や病気にかかった農産物を販売してるのを見たことがありません。
なので >有機栽培や自然栽培された食品のリスク とはどんな事があるのか気になるのですが…。
542:農NAME
07/07/20 08:32:52
>身体的に悪影響のある農薬は使わないで欲しいと思います。
そんなもんねーよ
厳密に言うとあらゆる農薬が危険かどうかは用量、用法しだいだが。
543:49
07/07/20 21:27:29
>直売所では野菜はスーパーよりも安い事が多いですよ?
微視的にはそういうことがあるかもしれませんが、何故、食品が他の地域から移入、
輸入されているかと考えれば自ずから答えは出てくるでしょう。それと、私は「選択
肢を狭めて」とあえて付けております。「自給自足」を言い換えると「自分の作った
物しか自分で利用できない。」と同じで、「地産地消」の現在の用法「地域で作った
物を地域で消費する。」を強く押し進めると「適地適作」や不適作土壌や物流の進歩
を無視したことになります。あくまで合理的な範囲内で行わなければならないでしょ
う。特に、「因果応報」という仏教用語である「身土不二」とかけ離れた、有機農業
関係者の用いる「身土不二」と結びついて「地産地消」が公約で用いられているとし
たら問題ですね。
>近年は資材や技術の向上で有機や無農薬が必ずしも虫による食害を受けていたり病斑
>がある訳ではありません。
肉眼で判別できる物ばかりではありません。「有機 寄生虫」、「有機栽培 微生物
汚染」、「有機農産物 微生物汚染」、「有機農産物 アレルゲン」等でサーチして
ください。
>第一、食害や病気にかかった農産物を販売してるのを見たことがありません。
当然でしょう。商品価値がない物を販売するわけがありません。しかし、私の例です
と完全有機栽培とうたった米(当然もらい物ですが)からコクゾウムシとおぼしきも
のがわらわら出てきたことがあります。ところで、見た目がきれいな物を出荷するた
めに出荷できない物がどれだけあるのでしょうか?慣行農法に比べその割合は?私も
このデーターは持っていませんので推定しかできませんが。また、有機農法は慣行農
法に比べまだまだ少数派です。他の全員が結核のワクチンを打っている国で結核のワ
クチンを受けていない極少数派が結核のワクチンを打っていなくても結核にならない
ので、「結核のワクチンを打つ必要はない。」と言うのと同じかもしれませんよ。
544:49
07/07/20 21:30:53
>身体的に悪影響のある農薬は使わないで欲しいと思います。
有機栽培は無農薬栽培を意味しません。有機栽培で使用できる農薬として
URLリンク(www.maff.go.jp)に
硫酸銅が認められておりますが、どう思われますか?銅イオンは体に害がない
のですか?足尾鉱毒とか田中正造とか聞いたことがありませんか?その他、
「有機栽培 木酢液」でサーチするとたくさんヒットします。木酢液は有機栽
培では大量に使われているのでしょう。農薬検査所 登録・失効農薬情報
URLリンク(www.acis.famic.go.jp)によると木酢液は
かつて農薬として登録され現在は失効していますから、木酢液を農薬として
使用することはできません。事実、突然変異原の固まりのような代物で、
農薬登録すら現在では不可能でしょう。農薬とは農薬として登録されたもの
のみですから、木酢液をすでに農薬ではないとして、例えば土壌改良材とか
いう名目で(一種の詭弁ですね)使われている現状をどう思われますか?
木酢液は現在農薬ではない、だから使用しても無農薬であるという理屈は、
かつて殺虫剤として利用されたBHCを現在使用しても既に失効して農薬で
なくなっているから無農薬であるといっているのと同じですね。サーチして
ヒットしたHPには、害虫防除や植物体の殺菌目的で木酢液を使っていると
堂々と書いているものがあります。有機農産物の安全性を疑問視するデーター
はたくさんありますが、慣行農産物に比べて有機農産物が安全というデーター
を私は知りません。ご存じでしたらお教え下さい。
545:農NAME
07/07/21 00:08:41
ボルドー液の銅は土壌へ蓄積されるようですね。少々の検索で蒟蒻畑の例がありました。
試料を分析しないと何とも言えませんが多用するのはやめた方が良さそうですね。
(大概は年に2回散布するかどうかですが。)
因みに田中正造は幼少から尊敬する人物です。是非とも足尾銅山に行きたいです。
どうやら木酢液に対して大分疑問視されているようですね。
しかし私は木酢液に詳しくないのでお答えできません。因みに木酢が良いとも思っておりません。
趣味で唐辛子をエタノールに浸けて食酢でわった液を虫除けにしています。(+αでニンニク等入れてます。)
慣行が悪いと言っている訳ではありませんが >身体的に悪影響のある農薬は~
と書いたのはあくまでも従事者の事を考慮しての理由です。
例えば「果樹は年20回近く農薬を使うことは珍しくないが冬は病院通い」という話はよく耳にします。
使用は仕方ないとはいえ少ないに越した事はないのではありませんか?
研究室での薬品の取り扱いと違い、農薬は従事者が広範囲で恒常的かつ複合的に暴露されます。
不調になることを承知で無防備な取扱をする事には愚かさを感じますが我々喫食者だけでなく
生産者の健康も渇望しているので私は農薬の使用に懸念を持っています。
有機農産物はどの点から危険なのでしょうか。
546:49
07/07/21 11:45:19
>>有機農産物はどの点から危険なのでしょうか。
>>544において
>有機 寄生虫」、「有機栽培 微生物 汚染」、「有機農産物 微生物汚染」、「有機農産物 アレルゲン」
>等でサーチして ください。
と書きましたが、サーチしていただけたらお判りいただけるはずです。その他、有機農法は環境に対する負荷
が大きい農法であるとある観点からは断言できます。農業自体が環境に負荷を与えるものであり、そのような
観点からは農地自体を少なくした方がよい。有機農法は収量が低くかつロスも多い。また、消費者に対して寄
生虫、病原菌、アレルゲン、作物の生産する毒素が多い等、様々なマイナス面を持っている。また、完熟して
いない堆肥を用いなければガス障害、窒素飢餓、作物の悪臭等様々な問題を含んでいる。堆肥は産業廃棄物の
なれの果て(農産廃棄物、畜産廃棄物、林産廃棄物、水産廃棄物など)であるという面から物質循環という観
点から、土壌の物理性、化学性の改善という面で否定しているわけではありませんが、肥効の制御や組成等で
使いにくい側面があります。特に、都市では生ゴミ処理機由来の堆肥(ろくに微生物分解させずに乾燥させた
もの)など問題外のものがありますね。
>>例えば「果樹は年20回近く農薬を使うことは珍しくないが冬は病院通い」という話はよく耳にします。
因果関係は証明されているのですか?せめて疫学的なデーターを示していただかないと議論になりません。
>>生産者の健康も渇望しているので私は農薬の使用に懸念を持っています。
農薬というものは農薬登録されているものです。十把一絡げにできるものではありません。
>>趣味で唐辛子をエタノールに浸けて食酢でわった液を虫除けにしています。
食酢は農薬登録されております。URLリンク(www.maff.go.jp)
に出ております。農薬である食酢を自ら使われているにもかかわらず、「農薬の使用に懸念」を持っている
とは矛盾しませんか?せめて、どのような農薬とか示してください。
547:農NAME
07/07/22 00:10:52
微生物に関しては米国のO-157が出ました。処理が不十分だったのですかね。
農業自体が環境への負荷が高いと仰るのならば貴氏はどの様にして食糧を確保するのがよいと思いますか。
寄生虫は人糞や畜糞を適切に処理しないから起こったことです。
少なくとも今の現場で人糞を使うという話は聞いたことがありません。
病原菌に関しては病原菌に冒された資材で肥料を作らないことと、十分な発酵が不可欠です。
微生物の成育温度帯に関してはご存じですよね?
アレルゲンに関しては植物が外敵から自己防衛するために分泌する物だとうかがいます。
病害食害に遭った作物は販売しないので廃棄品と販売品を比較して危険性を主張するのはどうかと思います。
毒素とは、どの様な物があるのですか?某国のトウモロコシ・ワタ・ディフェンシンイネ位なら想像がつきますが。
完熟していない堆肥を使うのは大学で筆記用具を持たずに講義を受けるような物です。
つまり農業として問題外です。堆肥の元は、確かによく選んだ方が良いと思います。
因果関係に関するデータは生憎持ち合わせておりません。従事者に話を聞いているとそういう話が多いだけです。
URLリンク(ja.wikipedia.org) 参考までに
食酢は特定農薬です。日常的に摂取する食品でもあり、カプサイシンとエタノールを合わせた刺激性・揮発性を考慮して
使用すれば問題ないと思います。
懸念を持つ農薬の範囲は特定農薬以外の農薬とします。
後、私は議論をしたいのではなく自分が知らないことを教えて頂きたいだけです。
もう少し肩の力をぬいても良いのではありませんか。
548:農NAME
07/07/22 08:47:46
>>農業自体が環境への負荷が高いと仰るのならば貴氏はどの様にして食糧を確保するのがよいと思いますか。
だからこそ、少ない面積で多収穫を期待できる農法が好ましいとは思われませんか?その観点からは、有機
栽培は収量を上げることができるようになってからでしょう。
>>寄生虫は人糞や畜糞を適切に処理しないから起こったことです。
そうですね。でも、実例がある以上注意が必要ですね。寄生虫キムチとか聞いたことがないですか?
>>微生物の成育温度帯に関してはご存じですよね?
勿論。微生物といっても高熱性細菌とか冷蔵庫レベルでも充分に生育できるものとか様々なものがお
ることを存じております。適した生育温度と芽胞の死滅温度とか様々なものがあり、堆肥の発酵温度
で病原菌が全て死滅するなどとは期待しておりません。
>>病害食害に遭った作物は販売しないので廃棄品と販売品を比較して危険性を主張するのはどうかと
>>思います。
販売された有機農産物ですら様々な被害をもたらす確率が慣行農法よりも高いと推定しております。
>>某国のトウモロコシ・ワタ・ディフェンシンイネ位なら想像がつきますが。
まさか、スターリンクとか言っているわけではないでしょうね?トウモロコシに内在性のアレルゲン
よりも遙かにアレルゲン量が少ないのですが。それに飼料であって食料ではありません。また、ドン
トコイにディフェンシンを導入したイネこそ農薬の使用量を減少させることができ有機栽培を主張さ
れる方々が随喜の涙を流されて上市されることを望まれるものと愚考しますが。日本では組換え体が
有機農産物にならないことを知ってはいますが、海外では別の基準もありますので。
>>食酢は特定農薬です。日常的に摂取する食品でもあり、カプサイシンとエタノールを合わせた刺激
>>性・揮発性を考慮して 使用すれば問題ないと思います。
理解しました。以後、貴殿の言われる農薬とは特定農薬を除外した農薬と解釈します。
>>もう少し肩の力をぬいても良いのではありませんか。
それは失礼しました。
549:農NAME
07/07/22 22:42:18
>>その観点からは、有機栽培は収量を上げることができるようになってからでしょう。
なるほど。確かにまだ発展途上の様なので技術が向上するのを待つのが良さそうですね。
研究熱心な方は慣行をも凌ぐほど収量を上げているケースもあるようです。
>>まさか、スターリンクとか言っているわけではないでしょうね?
芋虫かマウスが死んだ事件でしたでしょうか。いえ、その事件の事ではなく作物の毒素には
どんな物があるのが知らないので、もしかしたらGM関連の事なのかなと推測しました。
>>トウモロコシに内在性のアレルゲンよりも遙かにアレルゲン量が少ないのですが。それに飼料であって食料ではありません。
そうなのですか、初めて知りました。ありがとうございます。そういえば、農業系の雑誌にこんな記事がありました。
トウモロコシにアレルギーを持つ母親がトウモロコシを除去した食事を与えても症状が出て困っていて、
偶々、卵を除去したら症状が出なかったそうです。試しに鶏を自家用に飼って青草で育てた鶏の卵を食べさせたら症状が出なかったそうです。
飼料由来でもアレルギーが起こるのかと代謝の奥深さを感じた記事でした。アレルゲンとは何なのか、興味が深まります。
>>また、ドントコイにディフェンシンを導入したイネこそ農薬の使用量を減少させることができ有機栽培を主張さ
>>れる方々が随喜の涙を流されて上市されることを望まれるものと愚考しますが。
その点に関してはご心配に及びません。確かに大規模な面積で収益を第一に考えている方は栽培してみたいと思うようですが
その件で反対運動をしていた方々は「土と共に生き」「子や孫もこの美味しい野菜が食べられるように田畑を続けていこう」
といった考えで行動しておられるからです。
550:農NAME
07/07/23 18:16:30
遺伝子組み換えは危険だスレだぞ。農薬スレに行け!
551:49
07/07/23 21:43:43
>>550 ですのでスターリンクとかディフェンシン・イネとか絡めて有機栽培などより
組換え体の方が安全・安心であると書いていたつもりですが、一部脱線していましたね。
>>549 研究熱心な方は慣行をも凌ぐほど収量を上げているケースもあるようです。
そのような方は慣行であれ、有機であれキット素晴らしい農産物を作られる方でしょうね。
>>トウモロコシにアレルギーを持つ母親がトウモロコシを除去した食事を与えても症状が
>>出て困っていて、
母親がアレルギーがあるのか、その子供にアレルギーがあるのか不明です。更に、子供の
場合であれば月齢・年齢により腸管免疫系・消化能力などに大きな差があり、自然治癒す
ることがありますのでコントロールをとるなり、疫学的調査がないと一奨励だけでは何と
も言えません。特に、健康食品などの紹介本を読むとそのような何かをしたらこうなった
という話ばかりで実際の因果関係を証明した話はほとんどありません。
>>550 この話はこれで終わりにします。失礼しました。
552:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 06:31:04
この遺伝子組み換え作物の問題がまさにそうだけど、受精卵クローンの牛の肉が市場に出回っただけで大騒ぎする、基礎的科学知識の無いメディアや人間が多すぎることも問題だな。
受精卵クローンの牛肉なんかとんでもないとか言ってた知人達に、"クローンの作物なんかとっくの昔に出回ってるよ"と言ったら、すごく驚いてやがったよ。
553:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 09:31:49
クローンの作物?
初めて聞いたぞ!
554:農NAME
07/07/31 19:45:03
組織培養をクローンと勘違いしているのでは。
555:49
07/08/01 22:08:10
栄養繁殖の作物はクローンで間違いないと思うのですが、何か?クローンとは本来は
枝というギリシャ語から来た、つまり挿し穂という意味ですから、挿し木や挿し芽、
株分け、ムカゴや芋で増やしたものは全てクローンです。生物学的には単一の細胞に
由来する細胞集団という意味ですからクローンの作物は芋や接ぎ木で増やしている
果樹、ランナーで増やしているイチゴなどいくらでもあります。
556:農NAME
07/08/11 17:00:34
>>548
終わらせた話題ですが質問させてください。
>日本では組換え体が 有機農産物にならないことを知ってはいますが、
海外では別の基準もありますので。
ということですが、日本の有機JASは、海外の有機認証制度をそのまま
導入したと聞いています。
組換え体作物でも有機農産物とみなされる海外の基準とは、どの国の
(アメリカの場合はどの州の)基準なのでしょうか?お教えください。
557:552
07/08/12 04:40:18
>>555
そう!その通り。
558:49
07/08/13 04:45:58
>>556 googleでサーチして下さい。それと、「海外では別の基準もありますので。」と
書きましたが、許可されているとは書いてはいません。
例えば、URLリンク(www.organic-mlt.com)
では
>>さらに、オーガニック生産物の中の遺伝子操作をした物質の存在について、それをオー
>>ガニック認証違反とは必ずしもしていない。
英語ではもっとありますが、日本語での一例です。あと、有機と組換えの共存によって、
ある程度の混入を認めております。「有機 遺伝子 共存」でサーチして下さい。
ちなみに今週はネット環境から離れます。
559:農NAME
07/08/14 18:15:03
49さん
夏休み明けからいきなりなんですが・・・・。
これ去年の話なんですが、今月号のクーリエ?とかいう講談社の本に
遺伝子組換えの危険性という話で載っています。
URLリンク(www.mhlw.go.jp)
やっぱりこういう事ってこれからも起きちゃうんでしょうか?
反対派が思いっきり利用しそうな事件なんですが、
開発の際にはリスクはあるが、その後のベネフィットを考え、GMは推進すべきと
言って反論するくらいしか思い浮かばないんですが、なんかいい方法ありますかね?
560:49
07/08/20 23:24:23
現在の技術による検出感度は極めて高いため、ごく微量でも検出してしまうわけです。
組換え食品以外でも他品種がいろいろコンタミしているのでしょう。開き直って、ある
程度以下のコンタミを許容するしかないと言うのですかね。>>558で書いた。「有機
遺伝子 共存」でサーチするとある程度のコンタミを許容するのがトレンドですね。
561:農NAME
07/08/25 05:46:39
『トゥルーフード・ガイド』
「遺伝子組み換えではありません」という表示を見て、「これは安心!」と買い物をしていませんか?
実は、その表示があっても遺伝子組み換え原料を使用した商品があるのです。
この『トゥルーフード・ガイド』は日本の大手食品会社を中心に遺伝子組み換え原料を使用しているかどうかのアンケートを行った結果をまとめたものです。
推薦人:坂本龍一、大貫妙子
URLリンク(www.greenpeace.or.jp)
562:農NAME
07/08/25 09:16:52
緑豆さん
突然変異育種も『トゥルーフード・ガイド』に加えてくださいw
563:農NAME
07/09/14 22:46:00
49さんて土門さん?
564:49
07/09/17 21:48:28
>>563 土門さんとはどちらの大学の方ですか?申し訳ないですが知人ではありませんし、
別人です。
565:農NAME
07/09/18 09:40:37
URLリンク(domon.air-nifty.com)
違いましたかw
566:49
07/09/19 06:04:33
この方の経歴を拝見すると、農業生物とか農学科の育種関連のご出身の様ですね。
私は農芸化学の出身の根っからの遺伝子屋で植物にも手を広げたタイプです。育種学
会にも参加しておりますが、メインの学会ではありません。ただ、共通の知人は多そ
うですね。
567:農NAME
07/09/19 22:04:44
農芸化学って千葉大?
URLリンク(www.2004-mirai.co.jp) この人と知り合いなら友達の友達だw
568:49
07/09/19 23:23:58
いいえ。ただ、植物工場の会社で千葉大と関係があるなら、古在豊樹先生と関係があるのでは?
古在先生とならプロジェクトでご一緒させていただいたことがあります。古在先生は足尾鉱毒で有
名な古在由直先生のお孫さんですね。ご本人に直接、古在由直先生との関係を御尋ねしてしまった
ことがあります。学生時代には古在由直先生の話を土壌学の初回の講義で聞かされました。古在豊
樹先生のところの糖を添加しない植物の組織培養に関しては、目から鱗でした。
569:農NAME
07/09/20 08:34:12
6/26付、スイスの政府系研究所の発表。
Futtermittel: Maiskleber aus dem Verkehr gezogen (ドイツ語)
スイスで、中国由来の偽装汚染コーングルテンが見つかったとあります。
アメリカでの濃縮ライスプロテインのときと同様の手口で、メラミンもシアヌール酸も検出されています。
URLリンク(www.blw.admin.ch)
期間 5/1-31
国名 ギリシャ ポーランド
品名 濃縮米タンパク コーングルテン
混入物 メラミン 関連化合物
輸出国 中国
URLリンク(ec.europa.eu)
期間 6/1-30
国名 ベルギー ギリシャ スイス フランス
品名 premixture 濃縮米タンパク コーングルテン
混入物 メラミン 関連化合物
輸出国 米国 中国
7月は、まだ27日までの分しか発表されていないのですが、こんなにあります!
期間 7/1-27
国名 ベルギー イギリス スペイン ポーランド ギリシャ フランス
品名 濃縮米タンパク コーングルテン
混入物 メラミン 関連化合物
輸出国 中国 中国(ドイツ経由) 不明
8月1日、ハンガリーで「スペイン製濃縮プロテイン」からメラミンが検出されました。
URLリンク(ec.europa.eu)
570:農NAME
07/09/20 08:35:06
URLリンク(www.blw.admin.ch)
中国から輸入されたとうもろこし穀類副産物に、つなぎとして尿素が混入されたことが確認された。
尿素の派生物が米国で問題になったメラミンとシアヌル酸であり、この尿素がいくつかのサンプルで発見された。
ALPの発表によると、63袋サンプル抽出された中で、11袋は尿素を含んでいなかったとのこと。
尿素を含有する・しない袋はあるにせよ、一番の懸念は小麦から作られる副産物に大量といえる量の尿素が含有されていた事実だ。
我が国で使用する80%のとうもろこしグルテンが中国製
とうもろこしグルテンはタンパク質の高い製品で、その約60%がタンパク質でできており、動物飼料や家禽飼料に大変よく使われる成分である。
スイスでは生産されていない。以前は、我が国のとうもろこしグルテンは主に米国からの輸入だった。
しかし米国でのGVO(遺伝子組み換え)使用問題から我がスイスは輸入相手を別に求めた。
そして今、中国が我々の主要供給国となり、我が国で使用するとうもろこしグルテンの80%、50000トンを頼るようになった。
尿素は動物関連飼料にタンパク質を上げるために添加されるとみられる。
しかし豚飼料や家禽飼料に尿素を添加してしまうと、腎不全の原因になると言われている。
昨今のニュースで、多くの国が、とうもろこしグルテンのみならず、小麦グルテン、米タンパクなどへの添加物を懸念している。
スイス以外の国で、中国製汚染添加物の被害を大量にこうむってしまったのは、米国、および南アフリカだ。
571:&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&①②
07/09/21 02:34:07
遺伝子組み換え実験
572:農NAME
07/09/26 00:03:04
今日の虎ノ門パストラルの「大規模コミュニケーション会合」いった人いる?
北野大さんが来る以外、何一つ次第が公表されてないから、何やったのかわかんないんだよね。
情報を共有しないのにコミュニケーションもないものだとは思っているが。
573:農NAME
07/09/29 09:11:27
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
49さん
このnaritaさんてその世界では有名な人ですか?
574:49
07/09/29 20:46:13
>>573 申し訳ありません。私は植物の遺伝子工学が専門で研究室に籠もっていることが
多く実務の方が疎いと思っています。研究者関係でしたら直接は面識がなくても何らか
のつながりがある場合が多いのですが、この方の経歴がわからないとよくわかりません。
リンク先からは経歴もわかりませんし、リンク先でかかれている情報もいわゆる論文か
らの引用でもなく、私の直接の専門ではない公衆衛生に関わる情報が多いので私の知る
かたではありません。
575:農NAME
07/09/30 00:36:56
失礼しました。uneyamaさんや唐木先生や松永和紀さん等だ~れも知らないというし。
謎のすごいblogですね。
576:農NAME
07/09/30 06:25:36
遺伝子組み換えは人の~~部分に影響があるかという研究は
したことがあるのか、もししてないならそういった研究をしてくれないか、
という質問や意見ってどこに言えばいいんですか?
577:農NAME
07/09/30 07:18:32
>>572
コミュニケーションでもなんでもないいつもの説明会だよ。
反対派に会場から質問させてあなたがたの意見も聞いてますよっていういつもの茶番だよ。
北野さんが単なる仕切り役になっていた。
578:農NAME
07/09/30 10:25:51
勇んで乗り込んできたバカな反対派を北野先生を初め科学者が論破するようなのを期待していたのに
579:農NAME
07/10/01 21:12:24
ああいう会合のどこがコミュニケーションなんだ?
いつも質問してるような一部の奴がいつものパネリストと会話してただけじゃないか。
会場からの意見をちゃんと出せる時間を取れ。
さもなくは事前に意見を出す機会を設けろ。
580:農NAME
07/10/20 22:21:07
581:農NAME
07/10/26 12:32:57
582:農NAME
07/10/28 06:31:49
URLリンク(ja.wikipedia.org)
これ下の方おかしくないですか?
ネガティブキャンペーンに踊らされてる?って項目は偏りすぎなんでwikiの趣旨には・・。
583:49
07/10/30 00:18:41
>>582 wikiを久し振りに見ました。遺伝子置換によるイネのbispyribac耐性と
イネの任意の遺伝子破壊法について最近の情報を加えておきました。
584:49
07/10/30 23:14:35
>>582 この項目を書いたのは私ではありませんが、wikiの趣旨とどう抵触するのですか?
タイトルは少々情緒的かもしれませんが、書かれている内容は至極もっともなんですが。
遺伝子組換え食品反対派の少なくとも科学的な反対論というのや危険と認めるべきデータの
提示がないわけです。反対するに値する論拠に基づき、反論なり添削するなりされれば宜し
いのでは?論文を引用されるなり、リンク先を示して反対論を書かれればすむことです。
585:農NAME
07/11/02 00:34:51
百科事典の趣旨から考えると、一方が正しいと主張する憶測を書いているように見えますけどね。
反対派を賛成に近づけたいならばデータの整合を図るより反対する根元を探る方が近道だと思いますよ。
586:農NAME
07/11/02 00:52:01
反対している奴らは科学などどうでもいいんだよ
売名やうちのものは遺伝子組換え使ってませんて商売したいだけ
587:49
07/11/03 06:59:04
>>585 >反対派を賛成に近づけたいならばデータの整合を図るより
貴殿または貴女は、安全性データーを賛成派が提示しないで組換え食品を推進したら、
反対派がそこを問題にしないとでも考えていらっしゃるのですか?現時点では、安全性
データーが蓄積して、安全性審査を受けていない非組換え食品と同等もしくは一部の組
換え食品の方が安全性が高く、安心して食べられると主張できますから。
>反対する根元を探る方が近道だと思いますよ。
その結果が、Wikiに書かれていた内容なのでは?私が推測している反対理由は、
・研究者、育種者、企業側の啓蒙不足。
・センセーショナルなことを取り上げたがるマスコミの通弊で、危険かもという可能性
が出ると充分に検証せずにニュースとして垂れ流し、否定されてもろくに訂正しない
マスメディア。
・遺伝子組換え作物が危険と宣伝して利益を得ている個人や団体。
商品の差別化。つまり、商品を高く売るためには、商品の品質を高めるか、他の商品を
誹謗し評価を下げること。嘘一つ言わずとも偏った情報を与え、比較対象を与えなけれ
ば、印象操作は容易。
・それらを見抜く、消費者の科学リテラシーが少ない。
Wikiとか私の推測が違うと考えられるのでしたら是非、反対される理由をお教えくださ
い。お願いいたします。
588:農NAME
07/11/03 08:13:06
49さん
来月毎日の小島さんといっしょに飲もうよ
589:49
07/11/03 23:34:45
>>588 かつての109氏ですか?今まで2回ほどお誘いしていただいて行けなかったので
今回はできるだけ行きたいと思います。ただ、嫁さんの仕事が遅い日は私が子供たちの
世話をしなくてはならないので早めに予定をお知らせください。
>>毎日の小島さんといっしょに
毎日新聞の小島正美記者ですか?サーチしたところその方がヒットしました。
590:農NAME
07/11/04 00:46:48
ズバリそうです。12月はあの長沼の宮井さんも来る予定です。
でもどうやってあなたに連絡取ればいいか?
それが問題です。
591:49
07/11/04 21:11:13
私はオフ会というものに参加したことがないのでわからないのですが、皆さん
どうなされているのでしょうか?場所としては23区内の主要駅に近くてそれほど
高めでないお店と日時を調整していただければ、何とかなりますが。
毎日新聞には子供の友人の親や従妹が記者で家庭部?関連にいるので怖いのです
けど。
592:農NAME
07/11/05 23:41:20
反対しているわけでもないのですが、まず利益や名声を抜きに考えてください。
49氏はGM作物を通じて何を行いたいのですか?
またGM作物に取りかかる契機となった事は何ですか?
593:49
07/11/06 08:40:39
>>まず利益や名声を抜きに考えてください。
そのつもりですが。
>>49氏はGM作物を通じて何を行いたいのですか?
安全で安心できる農作物を安価に入手したい、さらに持続的生産可能なシステムを子孫に残したい。
>>またGM作物に取りかかる契機となった事は何ですか?
まず、卒論で遺伝子工学を中心とした研究室に配属されてから二十数年遺伝子工学を学び続けていると
いうバックグラウンドがある。無農薬栽培とか有機栽培、自然栽培等という欺瞞に満ちあふれた農作物
の実態を知り、それよりも遙かに現時点で安全で安心できるシステムである遺伝子組換え作物に現時点
では希望を見いだしたから。遺伝子組換え作物よりも安全で安心できて収量の確保と環境に対する負荷
の少ない作物の栽培・作成法が見いだされるのなら乗り換えることに躊躇はありませんが。そのような
目的のための一手段としての遺伝子組換え作物があるのであり、それ自体が目的ではありません。
594:農NAME
07/11/06 21:09:16
安全と安心は別物なんだが、それを並べると非常に胡散臭くなる・・・。
595:49
07/11/06 21:55:54
>>594 そうですね。ただし、無関係でもありませんが。安全性を調べられたものは、調べられていないものよりも
私は安心できますから。安全性審査を受けた組換え作物の方が無審査の品種名もわからないものより安心できるの
ではないでしょうか?
596:農NAME
07/11/07 19:18:09
いつも毎日新聞のビル パレスサイドビルでやってます。
割り勘で5000円くらいですかね。
その毎日の従兄弟さんにでも小島さんに連絡取ってもらうわけにいきませんか?
それがダメなら何か連絡方法を考えないと
597:49
07/11/08 04:20:25
>>596 従妹といっても祖母の葬式で会って以来、18年間、年賀状もやりとりしてませんからね。
毎日新聞に入社したという話を聞いているぐらいですし。それより、農水なり大学関係者で参加
される方はいませんか?知人がいるかもしれません。
598:農NAME
07/11/08 06:58:04
調べた物だから安心なのですね。
では、今市場に流通している作物の方が不安全と認識している訳ですか。
DNAは条件によって非常に多様な働きをするという事を聞いている身としては
安全審査は安心の材料として不十分だと思うのですが。
ラットで良いので今後も何百世代に於いて審査を重ねて頂きたいと思います。
599:農NAME
07/11/08 08:30:49
あんたのリスク感覚がわからん。
3世代(東京都)や4世代(サウスタコダ大学、ノースだったかな)で十分でしょ?
そこまで言うならどうして突然変異育種には平然としていられるのだろう?
俺なんてDNA配列がどう変化したかわからんし、人類が未だ口の中に入れた
事もないアミノ酸配列やタンパク質を含んでいるかもしれないのに
何も安全性審査していない方が不安だけど。
世の「ショウヒシャダンタイ」と言われる人は物事を比較して考えるという発想が
ないのだろうか?
600:農NAME
07/11/08 19:37:07
従来育種ってのは、DNAを発ガン剤でバラバラにして殆どを殺して、たまたま
生き残った奇形を選んで育て、そのDNAをまた発ガン剤でバラバラにして殆ど
を殺して、たまたま生き残った奇形を選んで作ってるんだぜ。
当然ながらDNAはボロボロで、何がどうなってるやら全く判らない。そんな
DNAこそ、君の危惧するところの「条件によって非常に多様な働きをする」
のかもしれない。なのに、これらの作物は野放しなんだな。
601:49
07/11/08 22:50:50
>>調べた物だから安心なのですね。
>>では、今市場に流通している作物の方が不安全と認識している訳ですか。
私は安全と安心を分けて書いております。「今市場に流通している作物の方が
不安全と認識している訳」ではありません。今市場に流通している作物のほと
んどが組換え作物の受けているような安全性審査を受けていないわけです。で
すから、安全とも危険ともいえないわけですので「不安全と認識している訳」
など言えないわけです。そのため、組換え作物のように「安心」して「私は」今、
出回っている作物を消費できないだけです。安全と安心は関連はあるけど別の
概念です。安全性はある程度、客観性がありますが、安心は主観ですから。
602:49
07/11/08 23:12:56
>>DNAは条件によって非常に多様な働きをするという事を聞いている身としては
?? 勘違いされていませんか?DNAの働きは情報の複製と転写による伝達です。
ヒストンとくっついてヌクレオソームを作ったり、メチル化を受けたりはしますが
それはDNAの働きと普通いいませんし、転写効率が変わったり、組換えを生じること
はDNAの働きというより様々なRNAや蛋白質の働きです。
>>ラットで良いので今後も何百世代に於いて審査を重ねて頂きたいと思います。
これは下手すると百年かかるような、実質、禁止することと同じですね。反対派の
手口として授業で紹介している内容と将に同じです。その内容は、
・安全性を100%証明することは不可能である。多くの場合、合理的と考えられる範囲
内の事項を検定して問題なければ安全であるとしている。そこで、反対しようとす
れば、そこにつけ込みもっと多くのことを検定しなくてはならないと永久に主張で
きる。
・一方、危険性の証明は、危険である事例を一例さえ挙げれば事足りる訳で、安全性
を証明することに比べ遙かに簡単である。
・つまり、本当に危険だと考えて反対するのであるならば、危険である事例を一例さ
え挙げればよい。
>>598が>>592であるならば>>592で「反対しているわけでもないのですが、」と書いて
いることと「ラットで良いので今後も何百世代に於いて審査を重ねて頂きたいと思い
ます。」ということは明らかに矛盾しているがわかりませんか?
安全性とか安心感というものは相対的なものであり、組換え作物の比較対象は現在
市販されている作物であって、それらと比較して安全性が同程度なら良いと思いませ
んか?先に市販されているものはほとんど安全性審査を受けていないと書いています
が組換え作物の母本はコントロールとして用いられていることは付け加えておきます。
603:農NAME
07/11/09 14:11:44
URLリンク(www.riken.go.jp)
GMOには遺伝子汚染と騒ぐ連中がこんなのには無頓着とはこれいかに?
突然変異育種へは無知故の安心
GMOには無知故の不安
604:農NAME
07/11/09 16:02:14
生態系を乱す要素のない遺伝子組み換え作物だったらいいんじゃないかな
どう見ても遺伝子操作された野菜よりも農薬塗れの野菜のが危険でしょ
605:49
07/11/09 21:59:46
>>604 人間の活動自体が生態系を乱すので、生態系を乱さない農作物自体存在しない
ということは置いておいて、生態系への負荷の少ない組換え作物というものはあり
ますよ。ただし、評価項目の何に重点を置くかということで評価が変わるということ
でもありますが。例えば、除草剤耐性大豆は不耕起農法に用いられているから土壌流
出を大幅に減らすことができる。Btコーンは殺虫剤散布を減らすので害虫以外の昆虫
に対する影響を減らしている。これらは事実ですが、別の側面もあるわけで、評価項
目は何種類でどのようなものか、それが妥当か、総合評価の方法は、その妥当性は、
など単純に言えないところがあるのが現実です。
>>どう見ても遺伝子操作された野菜よりも農薬塗れの野菜のが危険でしょ
私もそう思いますが、農薬といっても多数あり残留濃度も違うので単純にはなかなか
言い切れないところもあります。
606:農NAME
07/11/10 06:57:00
>603
そうだ、近くのイチゴに怪しい遺伝子の花粉が入ったらどうすんだ!!
可能性はゼロではないんだぞ。(笑)
607:農NAME
07/12/02 18:45:30
49さん
今月の21日当たり交流会を検討しています。詳しくは後ほど。
608:49
07/12/02 21:12:29
>>607 21日は嫁さんの出張が入っているのでその前後になりませんか?
609:農NAME
07/12/03 00:34:15
う~ん、最終決定権は私でなく小島さんにあるから何とも言えません・・・・。
また、後ほど
610:農NAME
07/12/05 21:35:58
小島会21日予定です
49さん無理ですか?
611:49
07/12/06 22:57:57
>>610 19日は大学院の集中講義を頼んだ非常勤講師との旧交を温める飲み会、20日は
ラボの飲み会兼新卒論の歓迎会(これは早めなら日程変更可)、21日は子供のお迎え
なのです。109氏は北海道から上京されるのですよね。21日は17時程度までなら山手線
の内側またはその近傍でしたら時間をとることが可能です。22,23,24日は年賀状、大
掃除などで時間をとられてついでに子供のクリスマス会の相手をしなくてはなりません。
どこかのホテルに泊まられるのでしたらそのホテルのロビーなり、近所の喫茶店なりで
21日の午後にお会いすることは可能だと思います。
612:農NAME
07/12/09 11:28:01
21日に6時半から毎日新聞社のビルの中で飲み会を始める予定です。
22日は北海道の農家の人と筑波に行って田部井さんと会う予定です。
その農家の人が高田馬場のホテルに泊まるそうなので(まだどこのホテルかは聞いて
ないけど)そこにしますか?
613:49
07/12/09 21:10:44
>>612 田部井さんでしたら数年前に日野明寛さんに紹介していただいたことがあります。プロジェクトでは
お世話になりました。21日でしたら高田馬場は通勤経路の途中ですから便利ですね。でも、高田馬場には土
地勘がないのでわかりやすいところが助かります。
614:農NAME
07/12/12 22:29:47
49さん
URLリンク(www.mcdonalds.co.jp)
URLリンク(www.mapion.co.jp)
マックかエクセルシオーレでどうですか?時間は何時頃がいいですか?
615:農NAME
07/12/12 22:55:53
高田馬場駅中のスターバックスでもいいですね
616:49
07/12/13 22:25:35
109さん、いろいろご配慮いただきありがとうございます。どれもわかりやすいところなので、
場所はお任せいたします。時間でしたら15時くらいからなら何とかなりますが、17時過ぎには
失礼させていただきます。後、待ち合わせですがお互いにどう認識すれば良いのでしょう?
109氏は何人かでおいでですか?マクドナルドだったら中年親父が2時間近くもだべっていたら
不気味なので途中で河岸をかえましょう。授業で使っているパワーポイントのファイルをお渡し
しても良いので必要でしたらUSBメモリーなりCD-ROMなりお持ちください。
617:農NAME
07/12/15 21:29:41
16時に馬場駅内のスターバックスと言うことにしましょう。
東京は変化が早く、突然工事とか店の閉鎖移転という可能性もあるので
そうなったら、URLリンク(www.mapion.co.jp)
ビッグボックス店にしましょう。
この日、これにURLリンク(www.farm-biz.co.jp)
この人URLリンク(www.farm-biz.co.jp)
が参加し、その後例の飲み会に行くんですよ。
テーブルの上に毎日新聞ポンと置いて、早川文庫のスタートレック読んでますよw
618:49
07/12/17 00:27:31
了解しました。目が悪いのでわかりやすくお願いいたします。
619:農NAME
07/12/22 19:41:53
毎日新聞の小島正美って、7-8年前までは市民団体の主張にどっぷりはまってて、
組換えに関わらず様々な方面の研究者から散々批判されてたんだよね。
ところがその後ずいぶんと考え方が変わったみたいで、
今では科学や食のことをよくわかっているマスコミ人として一目置かれるまでになってる。
最近の小島氏が遺伝子組換えに対してどんな考えをもっているのかは興味があるな。
620:農NAME
07/12/26 18:21:04
もちろん積極推進の立場だよ
攘夷から開国への転換のごとし
賢人は誤りを改める
621:農NAME
08/01/01 11:45:26
今年はGMO元年だ!
622:農NAME
08/01/10 16:49:51
蛍光緑に光る遺伝子操作ブタ、生まれた子ブタも蛍光性
URLリンク(www.afpbb.com)
【1月9日 AFP】
中国北部で蛍光色を発するよう遺伝子操作されたブタが、同じく「蛍光性の」子ブタを出産し、
遺伝子操作による特質がさらに遺伝されうることが証明された。
623:49
08/02/10 23:22:35
最近、編集が少なかったwikiの
「遺伝子組み換え作物」
URLリンク(ja.wikipedia.org)
「ラウンドアップ」
URLリンク(ja.wikipedia.org)
が、盛り上がっていますね。履歴のGosh01氏の編集の前と後ではGosh01氏の編集の特徴がよく現れています。
遺伝子組換え食品反対派の方々はこのような行動にどうお考えでしょうか?反対するにもそれなりの論理と
真摯な態度、自らの意見に対する批判に対しては理知的にかつ誠実に反論する態度こそ説得力を持つと思う
のですが。それとも、ここまでしなければいけないほどの危機意識を反対派は持っているのでしょうか?単な
る一個人の態度で全体を判断するのは誤りですが、最近の組換え作物の栽培面積が急激に拡大していること
に反対派はどのように対応しようとしているのでしょうか?
624:農NAME
08/02/10 23:27:54
>>623
そのヒトは別の板で「農薬電波」と呼ばれているヒトだと思いますよ。
625:49
08/02/10 23:48:15
私は直接実務には携わっていないので、あちらの板にはいかなかったのですが、今回
関わることになりました。独特のキーワードでサーチしたところそのスレがヒットして、
そちらの某スレの439として書き込みました。こちらの方がよりアカデミックかと思い
まして、諸兄らのご意見をお伺いしようと思いました。
626:49
08/02/10 23:58:25
「農薬電波」でサーチしたらいろいろなものがヒットしました。少し見ましたら
私がとやかく言う必要もないようですね。>>623-625は忘れてください。失礼しま
した。
627:624
08/02/11 00:34:29
>>625
もしかして、とは思ったがw
あっちのスレでも似たようなレス付けたよw
628:農NAME
08/02/15 21:22:44
629:農NAME
08/02/18 00:56:12
遺伝子組み替えは危ないのかな?結局のところ
630:農NAME
08/02/18 13:14:47
突然変異育種が一番危なく
次は伝統育種
遺伝子組換えが一番安全
631:49
08/02/18 22:21:28
>>629 遺伝子組み替えは危ないのかな?
危険とか安全とかは相対的なものですから。また、意図的にいわゆる危険なものも
安全なものも作り出せますね。つまり、自然に起きる遺伝子組換え自体にも配偶子
形成や抗体などの産生に必要なものがあるし、それによっって自己免疫疾患や先天
性異常が生じることもある。また、人為的に危険とされるようなものも作ることが
できるし、安全性に於いて在来の品種と同等なものやより安全なものも作ることが
できる。遺伝子操作とは単なる技術で、善悪や危険とか安全とかは使い方次第です。
632:農NAME
08/02/25 03:37:46
>>631
仰ってる事は正論なんですけど、なんだか昨年末のドラマ「ガリレオ」の最終話を
彷彿とさせますね。
633:49
08/02/27 00:20:04
>>632 昨年末のドラマ「ガリレオ」の最終話を彷彿とさせますね。
何の話か調べてみたのですが、放射線がらみの話だったようです、内容はよく分か
りません。。当方、普段は子どもの相手にスカパー!のアニメぐらいしかテレビを
見ないものですから、話について行けなくて申し訳ありません。
634:農NAME
08/02/28 15:00:48
私も放送が終わってからビデオを見たのですが内容は、
教授が放射線を利用した兵器を開発して離職された後、医療器具販売会社を装って
開発を続け、助手から引き抜いた社員を自らの手を汚さずに殺害し、事件の解明に
着手した刑事を人質にし通称「ガリレオ」の助教授に解除してみろと立ち去るものでした。
要は最悪の事態を想定しどんな状況でも丸投げをしないで責任を持って研究しなさい、という趣旨です。
新しい技術はその本来の目的よりも、利益優先に利用される事があるので困ったものですよね。
635:49
08/03/01 12:11:13
>>新しい技術はその本来の目的よりも、利益優先に利用される事があるので困ったものですよね。
新しい古いは関係ないと思いますが。100万年前から人類は火を使っていますが、未だに失火とか、
放火とか、いろいろ問題があります。「そもそも本来の目的」とは何のことでしょうか?状況が変わ
れば使える技術は応用することは当然です。本来の目的などということに意味があるのでしょうか?
その時々に応じて、目的は変わり、それに応じて最適の対応をするものでしょう?「利益優先で利用さ
れる」とか、立場に応じて、また期間の長さに応じて、何が利益になるのかならないのか変わるもの
を一般化できないと思います。私は、私の基準で現時点では遺伝子組換え食品を推進しているだけで
す。
636:農NAME
08/03/21 13:15:20
明治製菓の甘味料の製造に使われる酵素が、遺伝子組み換え技術による微生物から作られていたことがわかり、明治製菓は製品の自主回収を行う方向で検討を始めました。
保健所などによりますと、問題の商品は明治製菓の甘味料「GF2」で、製造過程で使われる酵素が遺伝子組み替え技術による微生物から作られていたことが、明治製菓の調査で判明したということです。
この酵素は遺伝子組み換え技術について定めた国の安全審査を受けていないため、食品衛生法に触れる可能性があり、明治製菓は商品の自主回収を行う方向で検討を始めました。
明治製菓はすでに厚生労働省や保健所にも事実を報告し、相談を行っていますが、この甘味料が使われている商品は飲み物など明治製菓以外の会社のものも含め十数点に上るため、回収の方法などについて保健所も指導を行うとしています。
(TBS3月19日)
637:農NAME
08/03/22 08:19:53
>安全審査を受けていないため
受ける→問題なし→使用再開
それだけだ
638:農NAME
08/03/22 13:31:04
ロッテも遺伝子組み換え使ってなかったっけ?
カカオだかなんかに
639:49
08/03/23 12:04:02
GF2ということはβ-fructofranosidaseですね。Aspergillus niger由来の酵素で
sucrose(GF)からGF2,GF3,GF4というようにフラクトオリゴ糖を作っていきます。
副産物はグルコースです。オリゴ糖としてはGF2が最もsucroseと物性が近く、
また、生産効率からいってもGF2が好まれます。そこで、β-fructofranosidase
の遺伝子を操作してGF2を生産できるが、それ以上は重合しないように改変された
酵素が開発されました。それが今回のものではないかと推察します。sucroseを
入れたタンクで酵素と反応させて、反応生成物を精製してから製品化している
わけですから、組換え微生物のコンタミはないでしょう。
640:農NAME
08/04/02 14:18:20
納豆のススメうめええww
641:農NAME
08/04/03 00:35:14
遺伝子組換えがどうして悪だと決め付けるんだ?
無→農薬→遺伝子組換え
と、農業の方法が変わってきているだけに思われるのだが
それに、危険性を指摘するやつが多いけど、今使われてる農薬はどうなんだ?
もっとやばいのがあるだろ?
特に中国のなんて・・・・・・・・
642:農NAME
08/04/03 14:25:28
単に商売だよ
643:49
08/04/04 22:23:23
>>641 それに、危険性を指摘するやつが多いけど、
少なくとも、研究者ではそのような方は極少数派ですね。そうするとそのような方を
担ぎ上げる個人や集団が存在します。
644:農NAME
08/04/11 01:30:49
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
>クローン技術とは異なるが、遺伝子組み換え食品も「消費者の拒否反応が強いため」(輸入業者)、日本ではほとんど流通していない。
今時こんな認識かよ!情けないぞ産経。誰も記事チェックしてないのか!
645:農NAME
08/05/21 04:58:24
中国野菜は沢山買うくせにねえ
646:農NAME
08/06/14 20:19:55
おまいらBS1観てっか?
647:農NAME
08/06/14 20:37:57
みてるお。モンサント社悪魔だね
648:農NAME
08/06/16 09:36:51
モンサントに問題があると思うならなおのこと日本独自の遺伝子組換えが必要と思うだろ
649:農NAME
08/06/17 19:58:13
消費者の自己責任って形で、どんどん日本でも作っちゃえよ
そのうちみんな組み替えかどうかなんて気にしなくなる
650:農NAME
08/06/18 21:52:51
その通りなんだけどさ
651:農NAME
08/06/18 23:18:34
農水省も現行農業に金注ぎ込む余裕があるなら
こういう先端分野にドカンと一兆円くらいぶち込んだ方が
よっぽど有意義だろうに
652:農NAME
08/06/19 03:00:48
論証責任がある科学では100%安全なんて言えない。
これはGM作物でも従来作物でも同じこと。
従来の育種の過程でも染色体異常や代謝変異は起こってるし、一切変異を利用しない育種は有り得ない。
GM作物にしろ従来品種にしろ100%安全とは言えないけど予測しうる危険性を検証して排除することはできる。
というか科学では想定した危険性しか排除出来ない。
それで受容するか否かは思想や情勢の問題だと思う。
そういう意味で、未知への不安や市場支配への懸念から、GM作物に反対するという意見は正当だと思う。
だけど、科学をかじってる身としては不安を煽るために根拠不明・反証不能なニセ科学を利用するのだけはやめて欲しい。
653:49
08/06/19 22:49:26
>>そういう意味で、未知への不安や市場支配への懸念から、GM作物に反対するという意見は正当だと思う。
私は正当とは思いませんが、そのような反対意見を理解できます。ただ、遺伝子組換え作物を評価する際
の対照としての伝統的育種品種の評価基準が、あまりにも遺伝子組換え品種に比べ甘すぎると思っています。
>>不安を煽るために根拠不明・反証不能なニセ科学を利用するのだけはやめて欲しい。
これには強く同意いたします。
654:農NAME
08/06/21 22:31:44
評価基準の差は科学的側面からだけでは語れない問題だと思います。
農作物も商品ですから消費者の感情を最優先するのは当然でしょう。
消費者が不安に思い否定的になっている現状では
少しでも異変が生じれば
責任問題に発展すると同時にGM作物市場の芽を摘んでしまうことになりかねません。
国としても企業としても表立って推奨するインセンティブがリスクに比して大きくないですから
GM作物の評価基準がきつくなっているのはしょうがないのではないでしょうか。
655:農NAME
08/06/22 10:48:47
>>649
そんな事したら遺伝子組み換え食品を『これは遺伝子組み換え食品ではありません』って偽表示して、高額な値段で売って儲ける業者が出てくるよ。その食品が科学的に安全なら流通上も問題ないと思ってるなら違うと思うが。
656:49
08/06/22 11:14:59
>>654 GM作物の評価基準がきつくなっているのはしょうがないのではないでしょうか。
おっしゃることはよく理解できます。ただ、従来の育種法でもいろいろ問題が生じて
いる訳ですから、そちらに関しては殆ど報道されませんよね。そのあたりに矛盾を感じ
ているのです。菜種油はカノーラが開発されるまでに東アジアでは食用にされていた
り、耐病性のセロリを開発したらフロクマリン類が多量に含まれていたりで栽培に支障
が出るほどだったりとか、残留農薬よりも植物の作る抗菌物質の方が害が強かったりと
か、いろいろありますよね。
PNAS, Vol. 87, 7782-7786, (1990) "Nature's Chemicals and Synthetic Chemicals:
Comparative Toxicology", BN Ames, M Profet and LS Gold かの有名なエームズ・
テストのAmes先生の論文兼総説ですが、When a major grower introduced a new variety
of highly insect-resistant celery into commerce, a flurry of complaints were
made to the Centers of Disease Control from all over the country because people
who handled the celery developed rashes and burns when they were subsequently
exposed to sunlight. Some detective work found that the pest-resistant celery
contained 6200 ppb of carcinogenic (and mutagenic) psoralens instead of the 800
ppb present in normal celery.
こういうものをどう思われますか?殺菌剤が少なくてすむものを育種したら(ある意味、
有機栽培や無農薬栽培に適した品種ですが)変異原を多量に含んでいたということで、
作物の評価はできるだけ科学的側面を感情面より重視するように誘導していくことが
重要と私は思っております。
657:49
08/06/22 22:39:03
失礼、病害耐性ではなく害虫抵抗性でしたね。それと、読み直してみて、私は在来育種の評価基準が
甘すぎると言っているのに対して、>>654は、「GM作物の評価基準がきつくなっているのはしょうが
ないのではないでしょうか。」と言っているわけで論点がずれていましたね。
658:農NAME
08/06/23 04:34:49
スレタイを見て、ここはGM作物について語るとこだと思っていたので
「GM育種に比べて在来育種の評価基準が甘すぎる」を
「在来育種に比べてGM育種の評価基準がきつい」
と主体をGMの方に読み変えていました。
安易なレスをお詫びします。
659:49
08/06/23 20:12:59
>>658 いえいえ、普段の私の書き込みからそう判断されても無理はありません。
「GM作物の評価基準がきつくなっているのはしょうが ないのではないでしょうか。」と
いうことに対しては、消極的な賛成です。もう少し基準をゆるめても良いのではと思いま
すが、安全性を担保してアピールできることだと無理矢理ポジティブに考えています。
だんだんと基準も変わっていくとは期待してはおります。
でも、遺伝子組換えに比べ、細胞融合は遙かに大量の異種DNAが導入されているのに規制が
ないとは・・・ブチブチといじけています。
660:農NAME
08/06/24 00:24:03
群馬県が作ったパンフレット買いました
URLリンク(www.pref.gunma.jp)
ああ、それに比べ道庁のやっていることいえば・・・・・・。
661:農NAME
08/06/24 03:18:06
「遺伝子組換えでない」のネガティブ表示をしてもよいと決めたときが
日本における遺伝子組換え農作物の栽培受け入れ拒否決定のその時だな。
割高な日本製品はあまねく「遺伝子組換えでない」でなければ許されなくなった。
あれは抹殺命令に等しい。
662:農NAME
08/07/03 23:36:11
WBSで、遺伝子組み換え不使用との表示の市販の豆腐5製品のサンプル調査のうち、
2製品が遺伝子組み換えの陽性反応がでましたとさ~
663:農NAME
08/07/04 08:06:26
俺も見た
生活倶楽部ってもうカルト化しているなw
664:農NAME
08/07/05 16:57:01
しかし品種改良したのとどう違うんだ?
665:農NAME
08/07/05 21:26:40
大きく違うのは、従来の品種改良では主に生殖だけを用いて育種するけど、遺伝子組換えでは細菌の働きや化学反応によるDNA分子の繋ぎかえを意図的に用いていること。
生殖の過程でもDNA分子の繋ぎかえや交換は行われているけど、遺伝子組換えでは生殖とは別の操作で特定の部分を狙ってDNA分子を繋ぎかえてる。
DNA分子を生殖以外の方法で繋ぎかえることで想定外の事が起きてるかもしれないことや、繋ぎかえたDNA分子に未知の働きがあることが、遺伝子組換えを食品に用いるときに懸念されてる。
悪魔の証明は不可能だけど分からないことがあるのは怖い。
生殖もよく分かってないのは同じだけど、長い間繰り返されているだけになんとなく安心感がある。
666:農NAME
08/07/05 21:48:00
ありがと 人生で初めて食べるものより、腹壊さなければ食べ慣れた食品の遺伝子組換え物のほうが
よっぽど体には優しいとおもうんだがなぁ マスゴミがなぜ不安を煽ってるのかわからないねぇ
667:農NAME
08/07/08 19:42:52
へんな事聞いていい?
食うための作物でなければ遺伝子組み換え作物作ってもいいの?環境配慮で却下?
668:49
08/07/09 12:48:29
>>667 ものによります。認可されているもの、条例による規制もありますから、ケースバイケースです。
ちなみに我が家のベランダでは今、青いカーネーション・ムーンダストが咲いております。市販の切り花
を挿し芽したものです。
669:農NAME
08/07/19 10:00:19
今日の朝日の記事はよかった
そろそろ天笠当たりは別商売ネタ探し始めるだろうな
原発 電磁波 GMO 次は何かな?
670:49
08/07/19 14:38:34
>>669 beの3面ですね。最後の”確かなのは「どこまで解明され、未解明なのか」といった
科学的な議論を含め消費者への情報提供がないまま、非組み換えにこだわる日本の外堀が埋
められていると言うことだ。”と言う文章が気にかかりますね。全体としては現状分析で
あまり文句はないのですが、朝日新聞としては傍観者として書いているだけに見えます。では、
どうしていくべきか?、かつて「ひと」欄にパズタイ博士を英雄のごとく堂々と載せていたこと
にたいする総括は?などに対する言及はどうするといった言いたいことはたくさんあります。
今までこうなると判っていたのに、反対派の意見に対する反論や推進派の意見をどれだけ採り
上げてきたのでしょうか?人口増加、化石燃料の枯渇、地球温暖化、食糧不足、穀倉地帯の水不足
散々言い古されてきたことで、そのような前提に立って組換え作物を推進しようとしてきた方々を
冷遇してきたことは朝日新聞はないのでしょうか?
「今日の朝日の記事はよかった」というよりは現状追認へ朝日の一部が動いたと見るべきかも
しれません。世間一般には組換え作物の方が経済的に有利でありアメリカの農民もそのように
認識しているから組換え作物栽培を志向しているということを明らかにしていますが、反対派は
別の価値観にたっているからそちらに対するアンチテーゼも欲しかったです。まあ、求めすぎ
かもしれませんが。新聞社の立ち位置がこっそりと動いた見るか、後日の言い訳と見るか、興味
はあります。