04/03/02 22:04
>>80
まだ専門家じゃないけど、私の知る範囲を書くとですね・・・
まず家禽ペストは感染力が非常に強く、同じ鶏舎に飼われていた鳥はほぼ間違いなく抗体価が上がってます。
そして、そのこたちはかなり高率で死亡するため、キャリアを摘発淘汰することによる防疫が現実的です。
それから一般論として、非常在感染症について、抗体を持つ個体を生かしておくことは、
今後当該感染症が発生したときに、過去の発生によって抗体を獲得した個体と、そのときの発生によって
抗体を獲得した個体を鑑別できなくなるということが考えられるため、抗体価のある個体は摘発淘汰することが
防疫上有利です。
たとえば、現在豚コレラについては国内での摘発の段階はほぼ終了し、
現在ワクチン接種は都道府県知事の許可が必要になっています。(かつては生ワクチンを接種していた)
こうして国内の豚がほぼ豚コレラに対してフリーになると、万が一豚コレラが入ってきたときに、
抗体価が発生の目安になったりします。
その他、伝貧などは発生は確認されてはいないものの、抗体陽性馬は見つかっており、このことによって
完全には撲滅できていないことの根拠になったりしています。