09/04/05 17:53:41
>>596
>自分でつまらないと分かっていて論文を出版して何が悪い?
全く悪くないと思う。あなたは正しい。つまらないかどうかは読者が判断する
事であり、あなた自身が判断する事ではないだろう。自分で自ら「本当に面白くて
重要」と判断すれば、どんな弱小雑誌に出版しても(例えばセルバーグの論文)
誰にも恥じる事は無い筈で、ペレルマンのケースでさえ参考になるだろう。
フリードマンやドナルドソンの昔の論文もアナルズではなくてJDGに出版されている。
>自分の論文がMathSciNetのCitationでかなり多いカウントのものなんかでも、
>主定理を使ってくれているのではなくて、準備的命題を使ってもらっていることもある。
>数学というものは本人の意図とは違う展開をすることもある。
全くその通りだろう。そもそも主定理だろうと準備的命題だろうと「何をどう使っても良い」
のが「自由な数学」というもので、各人それぞれが自分が使い易いものを好きな様に使う
のが数学と言うものであろう。
その一方で、それよりも自分の論文の主定理(と言うかメイン・アイデア)だけを使う
論文はより価値が少ないという判断も当然あるだろう。
結果の強弱ではなくて「参考文献に何も引用しない論文」(例えばミルナーの昔の論文)
は最高にオリジナリティーが高いものの一つという見方もあるだろう。
>数学の方向性とかについて薀蓄をたれる教授がいる(いた)けど・・・
>その方向性とやらは大概はずれている 小平さんでさえ、はずしていることがある
それは当然で、大物の発言から外れている方が数学の進歩としては健全であろう。
それこそ「小平先生の方向性を外す」事こそが数学での独創性と言うものであり、
それでこそ小平先生はお喜びになられる事だろう。
偉い人の言う事を鵜呑みにするのが数学にとっては一番危険だからだ。