08/03/04 00:53:00
(1)↑a + ↑b をθ回転したベクトルは,↑aと↑bのそれぞれをθ回転したベクトルの和である(図形的に考えて)
(2) k↑a をθ回転したベクトルは,↑a θ回転したベクトルのk倍である(図形的に考えて)
(3)従ってθ回転を表す変換fは一次変換である
(4)従ってfは2次正方行列{{a,b},{c,d}}で表せる。
(5)一般に,一次変換によって,点(1,0)が(a,c)に,点(0,1)が(b,d)に移るならば,その一次変換を表す行列は{{a,b},{c,d}}である。
(6)θ回転変換fによって,(1,0)は(cosθ,sinθ),(0,1)は(-sinθ,cosθ)に移る(図形的に考えて)
(7) (4)~(6)より,θ回転変換 f を表す行列は{{cosθ,-sinθ},{sinθ,cosθ}}である。
(8) 一般に,一次変換fとgの合成f・gは,それぞれを表す行列の積ABとして表せる(一次変換の一般論より。)
(9) θ回転変換 f とφ回転変換g の合成 f・g はθ+φ回転変換である(図形的に考えて)
(10) (8)(9)を両方適用して,成分比較すると,三角関数の加法定理が得られる
循環論法だと主張する人は,(1)~(9)のうちのどこに加法定理が使われているのか,具体的に番号で指摘してくれませんか?