09/08/03 22:53:42
>>589
ちゃんと目を通したのは5ページなのであれこれ言うのは早いかもしれないけど、p.5 の多様体間の可微分写像
Φ:M1 → M2
の定義に、写像Φの連続性が陽に含まれていない.良く読むと、この本では多様体のアトラスは常に極大である事を
仮定する旨書いてあるから、そこから連続性は従うんだけど.松島や森田みたいな可微分写像の定義に慣れている
自分にはすごく違和感があり、この本で採用されている可微分写像の定義はもしかして他の本とは違うんじゃないかと
か考えてしまった.
他にも多様体を構成する写像の向きが普通の本と逆だったり、ハウスドルフ性や第二可算性の話が p.29 まで先延ばしにされてたり
していて、その辺の習慣になじみにくい.
こういった違和感のせいで、読んでいて不安を感じるみたい.
正直、極小曲面などで有名な学者の本だと思わなかったら真面目に読む気がしなかった.
色々悪口っぽい事を書いたけど、本自体はとても丁寧に、良く書かれていると思う.まだ30ページくらいざっと目を通しただけでの感想だけどね.