07/06/25 00:14:52
並べ替えの不等式について質問です。
n!個の式のうち一番大きくなるは正順で、一番小さくなるのが逆順ですが
残りの中間の不等式で大小関係がはっきりつくグループは何個なんでしょうか?
n=3 のときは中間の3!-2=4個の式が2個のグループに分けられるみたいですが。
94:132人目の素数さん
07/07/01 13:14:08
>>93
面白いね、これって論文1本書ける問題じゃないのかな
専門家のコメント希望
95:132人目の素数さん
07/07/01 13:31:10
>>93
n=4 のときにやってみたらハッセ図?みたいのが出来たけど、、
96:132人目の素数さん
07/07/01 13:56:25
(*゚∀゚)=3
97:132人目の素数さん
07/07/01 14:54:06
〔問題〕
a>0 とする。
関数f(x)は上に凸な連続関数で、f(0)=a, f(a)=0 を満たすとする。
また、関数g(x)は、0≦g(x)≦a を満たす連続関数とする。
このとき次の不等式が成り立つことを示せ(下記不等式中にある積分は全て区間[0,a]の定積分とする)。
∫f(g(x))dx + ∫g(x)dx + a^2 ≦ 2∫f(x)dx.
* f(x)の微分可能性は保証されていません。
スレリンク(math板:58-61番)
東大入試作問者スレ9
98:132人目の素数さん
07/07/01 15:02:42
>97
∫f(g(x))dx + ∫g(x)dx ≦ 2∫f(x)dx.
(略解)
max_[0≦y≦a] {f(y)+y} = M とおくと
(右辺) ≦ ∫_[0,a] M dx = Ma,
題意により、f(x)+x は上に凸な連続関数。よって、折れ線 (0,f(0))-(h,M)-(a,0) より上側にある。
(左辺) = 2∫_[0,h] {f(x)+x}dx + 2∫_[h,a] {f(x)+x}dx - 2∫_[0,a] xdx ≧ {f(0)+M}h + (M+a)(a-h) -a^2 = Ma.
99:98
07/07/01 15:13:30
>98の訂正, スマソ
>97
(略解)
max_[0≦y≦a] {f(y)+y} = M とおくと
(左辺) ≦ ∫_[0,a] M dx = Ma,
題意により、f(x)+x は上に凸な連続関数。よって、y=f(x)+x のグラフは 折れ線 (0,f(0))-(h,M)-(a,a) より上側にある。
(右辺) = 2∫_[0,h] {f(x)+x}dx + 2∫_[h,a] {f(x)+x}dx - 2∫_[0,a] xdx ≧ {f(0)+M}h + (M+a)(a-h) -a^2 = Ma.
100:132人目の素数さん
07/07/07 00:26:28
URLリンク(messages.yahoo.co.jp) より。
n≧1, m≧2とするとき、
Σ{k=1,n}( (1/k)^((m-1)/m) ) < m n^(1/m)
101:132人目の素数さん
07/07/07 04:27:54
>100
左辺に
(1/k)^{(m-1)/m} < ∫[k-1,k] (1/x)^{(m-1)/m} dx
を代入するらしいお…
102:132人目の素数さん
07/07/12 11:14:54
x,y,z is possible. Prove
{(xy^2+1)^(1/3)+(yz^2+1)^(1/3)+(zx^2+1)^(1/3)}^3≧xyz+1
103:132人目の素数さん
07/07/13 03:23:30
>>102
URLリンク(wiki.livedoor.jp)
に3通りの解答を載せておきました。
104:102
07/07/13 04:23:56
>>103
ありがとう!
105:102
07/07/13 09:35:05
>>104 どちらさま?
>>103ありがとうございますっ
っってどうみても>>102には右辺の定数倍が欠けてるっっorz
右辺を3倍いやむしろ27倍してもたぶん成立するという事実
102自体も問題としてはなりたっているが…
103様、もしよろしければ解き直して、wikiのほうも追加してもらえませんか?
申し訳ない
106:132人目の素数さん
07/07/13 10:45:35
| |
| ∥ ノノノノ -__ 勘違いするなよ!
|>>102 (゚∈゚ ) ─_____ ___
|∧ 从ノ (ミ_ (⌒\ヽ _ ___
( (≡ ̄ ̄ ̄ ̄三\⌒ノ ノ )
|(つWつ  ̄ ̄\ ⌒彡) ノ =_
| \つ つ \,___,ノノ
| | ) / / ≡=
| | / ノ __________
| | /ノ _─ (´⌒(´
| | ミ/= (´⌒(´⌒;;
| ''''""'''"'''"""''"""'''''"'"''''""''"''''"""''"'''""''"''"'''"''
107:132人目の素数さん
07/07/14 05:35:41
>102
(xy^2)^(1/3) =Z, (yz^2)^(1/3) =X, (zx^2)^(1/3) =Y とおくと
(X+Y+Z)/3 ≧ XYZ = xyz,
g(t) = (t^n +1)^(1/n) とおくと
g'(t) = t^(n-1) /(t^n +1)^(1 -1/n) >0, (単調増加)
g"(t) = (n-1)t^(n-2) / (t^n +1)^(2 -1/n) >0, (下に凸)
(左辺)^3 = {g(X) + g(Y) + g(Z)}/3 ≧ g((X+Y+Z)/3) ≧ g((XYZ)^(1/3)) = g((xyz)^(1/3)) = (右辺)^3,
108:107
07/07/14 08:01:35
>102 いつもの事だが訂正
(X+Y+Z)/3 ≧ (XYZ)^(1/3) = (xyz)^(1/3),
n>1
(左辺)^(1/3) = …… = (右辺)^(1/3).
109:132人目の素数さん
07/07/14 12:41:49
102は、f(e^x)がxについて凸な関数のときに、(x>0)
Jensen不等式の相乗平均verが成り立つことを
問題にしたかっただけなんだ。
迷惑かけて申し訳ない。お詫びとして
a,b,cは正の実数。このとき常に次の式が成り立つような最大のαを求めよ
a^b+b^c+c^a>α
110:132人目の素数さん
07/07/14 23:23:13
>109
c=a^(1/a) のとき、
(左辺) = a^b + b^c + a,
a→0 のとき c⇒0 なので,
lim[a→0] (左辺) = 0^b + b^0 + 0 = 1,
α = 1.
111:132人目の素数さん
07/07/16 13:40:04
>110
Q. ほんとに1以下にならない??
A.
(1) a,b,c の1つでも1以上なら おk,
(2) 0<a,b,c<1 のとき
f(x) = (1/a)^x は下に凸だから、
(1/a)^b < (1-b) + b/a = (a+b-ab)/a … ベルヌーイの不等式
a^b > a/(a+b-ab) > a/(a+b+c),
辺々たす。
URLリンク(www.nikonet.or.jp)
112:132人目の素数さん
07/07/21 08:13:14
( ゚∀゚)つ>>87の改良版
a,b,c>0 のとき,
(2/3)(a^2/(b+c)+b^2/(c+a)+c^2/(a+b)) ≧ ((a^3+b^3+c^3)/3)^(1/3)
が成立することを示せ。
113:132人目の素数さん
07/08/02 11:33:35
Polyaの不等式のH.Alzerによる拡張
f,g,h は [a,b] 上の実数値関数で,f は単調増加,g,h はC^1級で,
g(a)=h(a),g(b)=h(b) を満たすものとするとき,
(∫_[a,b] f(x)g'(x)dx) (∫_[a,b] f(x)h'(x)dx)≦(∫_[a,b] f(x)√[(g(x)h(x))']dx)^2
114:132人目の素数さん
07/08/16 02:18:39
〔問題〕
x+y+z=1, x,y,z ≧0 のとき f(x,y,z) = (x-y)(y-z)(z-x) ≦ 1/(6√3) を示せ。
スレリンク(math板:56番)
分かスレ279
115:132人目の素数さん
07/08/16 02:32:44
>114
f(x,y,z)>0 となるのは 0≦x<y<z またはその cyclic の場合。
そこで、x<y<z の場合を考える。(他の場合も同様)
f(x,y,z) = (y-x)(z-y)(z-x)
は zについて単調増加、xについて単調減少。
f(x,y,z) ≦ f(0,y,z+x) = f(0,y,1-y) = y(1-y)(1-2y)
= 1/(6√3) - 2{y -(1/2) +(1/2√3)}^2・{y +(1/2) +(1/√3)} ≦ 1/(6√3),
等号成立は x=0, y=(1/2)-1/(2√3), z=(1/2)+1/(2√3) のとき。
116:132人目の素数さん
07/08/16 08:23:31
数蝉の最新号に、不等式が載っていたなはぁはぁ…せdfrtgyふじこlp
117:132人目の素数さん
07/08/16 22:37:32
★東大入試作問者になったつもりのスレ★ 第九問
スレリンク(math板:634-番)
【問題】
3辺の長さがa,b,cである三角形の内接円の半径をrとする.
このとき,不等式
(a + b + c)/r ≧6√3
が成り立つことを示せ.
118:132人目の素数さん
07/08/16 23:54:59
>117
a/r = cot(B/2) + cot(C/2), …, …
を左辺に代入し、cotθは下に凸, A+B+C=π を使う。
119:132人目の素数さん
07/08/17 22:37:24
【問題】
3辺の長さがa,b,cである三角形の外接円の半径をRとする.
このとき,不等式
(a + b + c)/R ≦ 3√3
が成り立つことを示せ.
120:132人目の素数さん
07/08/17 22:43:31
>119
だから
a/R = 2sin(A), …, …
を左辺に代入し、sinθ は上に凸, A+B+C=π を使うだお。
〔系〕R ≧ 2r.
スレリンク(math板:638-639番)
121:132人目の素数さん
07/08/17 23:10:15
〔系〕R ≧ 2r.
これは、球殻不等式というんだお。 (・3・)
122:132人目の素数さん
07/08/18 18:00:49
>121
㌧クス.
△の3辺の中点を通る円の半径 = R/2. この円は△の3辺を切るから、半径 ≧r. (清水多門氏)
[前スレ.496-499,660,974] 文献[3] p.8 (絶版)
123:132人目の素数さん
07/08/18 20:10:08
【問題】
3辺の長さがa,b,cである三角形の内接円の半径をr, 外接円の半径をR とする.
このとき, 不等式
(a + b + c - 4R) /r ≦ 6√3 -8 = 2.39230484…,
が成り立つことを示せ.
等号は正3角形のとき,
直角3角形のとき 左辺は2.
スレリンク(math板:674番)
東大入試作問者スレ9
124:132人目の素数さん
07/08/21 00:06:01
>123
このスレの解答は↓になるだろうな。ちっともエレガントぢゃねぇが…
a,b,cが3角形の辺をなすとき、次の附帯条件(3角不等式)がある。
s-a >0, s-b >0, s-c >0, s=(a+b+c)/2
そこで s-a, s-b, s-c を独立変数と見れば、附帯条件は無くなる。基本対称式を
(s-a) + (s-b) + (s-c) = s,
(s-a)(s-b) + (s-b)(s-c) + (s-c)(s-a) = t,
(s-a)(s-b)(s-c) = u,
とおくと abc = st-u,
⊿ = √{s(s-a)(s-b)(s-c)} = √(su),
r = ⊿/s = √(u/s),
R = abc/(4⊿) = (st-u) / {4√(su)},
(左辺) = {2s - (st-u)/√(su)} / √(u/s) = 2(s^1.5)/√u - (st/u) +1,
示すべき式は
{(st/u) +(右辺-1)}^2 - 4(s^3)/u = (1/t^2)H(s,t,u) ≧0,
H(s,t,u) = {st + 2(右辺-1)u}sF_(-2) + 27(7-4√3)uF_(-1) + 3(16√3 -27)sG ,
ここに F_n はSchurの不等式のF_nで,
F_(-2) = (t^3 -4stu +9u^2)/(u^2) ≧0,
F_(-1) = (t^2 -3su)/u ≧0,
F_0 = s^2 -3t ≧0,
G(s,t,u) = st-9u ≧0,
これより、
H(s,t,u) ≧0,
ぬるぽ
125:124
07/08/21 00:22:21
(補足)
3角形の面積を⊿とおくと、
⊿ = √{s(s-a)(s-b)(s-c)} = √(su), …… ヘロンの公式
126:132人目の素数さん
07/08/21 11:18:25
グッジョブ! (*゚∀゚)
127:132人目の素数さん
07/08/23 05:27:52
【類題】
3辺の長さがa,b,cである鈍角*三角形の内接円の半径をr, 外接円の半径をR とする.
このとき, 不等式
(a + b + c - 4R) /r ≦ 2,
が成り立つことを示せ。 (*直角3角形も含める)
等号は直角3角形のとき.
128:132人目の素数さん
07/08/25 10:43:13
>127
r=⊿/s, R=abc/(4⊿) より,
(4R+r)r = {(⊿^2)/s + abc}/s = s^2 + (ab+bc+ca) = (2ab+2bc+2ca-a^2-b^2-c^2)/4 (=t),
(4R+2r)^2 - (a+b+c)^2 = 16R^2 +4(4R+r)r - (a+b+c)^2
= 16R^2 + (2ab+2bc+2ca-a^2-b^2-c^2) - (a+b+c)^2
= 2(8R^2 -a^2 -b^2 -c^2),
= -16R^2 cos(A)cos(B)cos(C), (← 補題)
〔補題〕
(a^2 +b^2 +c^2) -8R^2 = (a^2 +b^2 -c^2) - 2(4R^2 -c^2)
= 2abcos(C) - 2(4R^2 -c^2) (← 第2余弦定理)
= 8R^2 {sin(A)sin(B)-cos(C)}cos(C) (← 正弦定理)
= 8R^2 {sin(A)sin(B)+cos(A+B)}cos(C) (← A+B+C=π)
= 8R^2 cos(A)cos(B)cos(C),
これは、鋭角・直角・鈍角に従って 正・0・負。(終)
(数セミ, 2007/09)
ぬるぽ
129:132人目の素数さん
07/08/26 13:25:45
〔問題〕
a,b,c は abc=G^3 を満たす正の実数である. 0≦p≦q のとき次の不等式が成り立つことを示せ.
{a^p + b^p + c^p}*G^(q-p) ≦ a^q + b^q + c^q.
スレリンク(math板:753-754番) を改作
東大入試作問者スレ9
130:132人目の素数さん
07/08/26 14:54:55
>>129
URLリンク(wiki.livedoor.jp)
131:132人目の素数さん
07/08/26 15:37:41
>129 相加・相乗平均 と 乱順序積≦同順序積 より 左辺 ≦ (a^p+b^p+c^p)*{a^(q-p)+b^(q-p)+c^(q-p)}/3 ≦ 右辺.
スレリンク(math板:766番),771
132:132人目の素数さん
07/08/26 16:54:33
>129 は q≦p≦0 のときも成立.
q-p = d とおくと >131 より
(左辺) ≦ (a^p + b^p + c^p)(a^d + b^d + c^d)/3 = (右辺) + {(a^p -b^p)(a^d -b^d) + (b^p -c^p)(b^d -c^d) + (c^p -a^p)(c^d -a^d)}/3 ≧ (右辺).
133:132人目の素数さん
07/08/27 11:14:33
>>132
確かに>>130の証明も,q≦p≦0のときにも成り立っていますね。
>>130の証明を追記しておきました。
134:132人目の素数さん
07/09/10 22:34:38
IMO longlisted problem 1987
θ[1],θ[2],θ[3]・・・,θ[n]を実数とし、sinθ[1]+sinθ[2]+・・・sinθ[n]=0とするとき次の不等式を示せ。
|sinθ[1]+2sinθ[2]+・・・+nsinθ[n]|≦[n^2/4 ]
The IMO compendium P209 より
この本って問題は豊富なんだけど解答がその半分もないんですね
135:132人目の素数さん
07/09/11 00:01:21
あっさりオイラー使えよ
136:132人目の素数さん
07/09/11 06:43:58
nt-t+(n-1)t-2t...=tn(n+1)/2-2t(n/2)(n-2+1)/2=
137:132人目の素数さん
07/09/11 06:48:20
tn(n+1)/2-2t(n/2)(n/2+1)/2= f
df/dt=n(n+1)/2-n(n+2)/4=0
nn/4=0
t=1->n^2/4
138:132人目の素数さん
07/09/11 06:55:08
>134
a[k] = sinθ[k+1] + sinθ[k+2] + …… + sinθ[n],
とおく。題意より
a[0] = a[n] = 0,
また
|a[k-1] - a[k]| = |sinθ[k]| ≦ 1,
よって
|a[k]| ≦ k (k=0,1,2,…,[n/2])
|a[k]| ≦ n-k (k=[n/2]+1,・・・,n-1,n)
与式 = | Σ[k=1,n-1] a[k] | ≦ Σ[k=1,n-1] |a[k]| ≦ ・・・
あっさり。
139:132人目の素数さん
07/09/12 16:23:24
>>138 あっさりでしたか。
問題仕入れてきました。1988年/大学への数学「宿題」らしいです。
実数x[1],,x[2],・・・,x[n]が
x[1]+x[2]+・・・+x[n]=0
(x[1])^2+(x[2])^2+・・+(x[n])^2=1
を満たしながら動くとき次の不等式を示せ。ただしnは3以上の整数とする。
(x[1])^3+(x[2])^3+・・・+(x[n])^3≦(n-2)/√(n^2-n)
140:132人目の素数さん
07/09/12 20:02:15
xk=-xn-k+1=t
nt^2=1
t^3=n^-3/2
nt^3=n^-1/2
141:132人目の素数さん
07/09/14 12:07:31
>>139
[略解]
ラグランジュ乗数法で停留点条件を調べると,
x[1],x[2],……,x[n] たちは2種類の値のみをとることが必要と分かる。
そこで x[1] から x[n] のうちで p 個が a という値をとり,(n-p)個が b という値をとるとする。
ただし x[1]=……=x[n] とはなりえないので a<b,1≦p≦n-1 としてよい。
2本の束縛条件の式に代入して解くと, a, b を p の式で表せる。
すると (x[1])^3 + …… + (x[n])^3 が p の関数として表せる。
この関数は p について単調増加なので,p=n-1 のときが最大値。
その最大値は (n-2)/√(n^2-n) となる。
142:132人目の素数さん
07/09/19 12:38:04
★東大入試作問者になったつもりのスレ★ 第十問
スレリンク(math板:622-番)
より転載。
622 :132人目の素数さん:2007/09/19(水) 11:28:28
0<x<eのとき,
(e+x)^(e-x)>(e-x)^(e+x)
が成り立つことを示せ。ただし e は自然対数の底である。
ちなみにこれに続く>>624の解答は間違い。
143:132人目の素数さん
07/09/23 08:22:51
>142
f(x) = (e-x)log(e+x) - (e+x)log(e-x) とおく。
f(0) =0,
f '(x) = (e-x)/(e+x) + (e+x)/(e-x) -log(e+x) -log(e-x)
= 4(x^2)/(e^2 -x^2) +2 -log(e^2 -x^2)
= 4(x^2)/(e^2 -x^2) - log{1-(x/e)^2} >0,
∴ 0<x<e ⇒ f(x) >0.
144:132人目の素数さん
07/10/03 21:44:32
〔問題〕
nは自然数、x>0として、(1+x)(1-x)x^n の最大値を、
「微分積分も 相加相乗平均も コーシーの不等式も 因数定理も 判別式も 平方完成も 使わずに」求めよ。
スレリンク(math板:272番), 293
東大入試作問者スレ11
145:132人目の素数さん
07/10/03 21:52:36
>144
最大値は M = {2/(n+2)}{n/(n+2)}^(n/2) の辺りなので、差をとってみよう。
x・√{(n+2)/n} ≡ y とおくと、
M - (1+x)(1-x)x^n = M - {1-(n/(n+2))y^2}・{n/(n+2)}^(n/2)・y^n
= M{1 -(1/2)(n+2)y^n +(n/2)y^(n+2)}
= M(1-y){1 +y +y^2 +・・・+y^(n-1) -(n/2)(1+y)y^n}
= M(1-y)^2・{1 +2y +3y^2 +・・・+ny^(n-1) +(n/2)y^n} ≧ 0,
等号成立は y=1 のとき。
もっとも、x≧1 のときは (左辺)≦0 から明らかだが・・・
146:132人目の素数さん
07/10/03 22:23:52
さすがに後付けにもほどがあるな
147:132人目の素数さん
07/10/03 22:51:55
これは、「最大値を求めた」のではなく、最大値を取る付近で適当な変数を取って関数を展開しただけのこと。
微分方程式等、動きが判らない関数の性質を調べるときなど、よく使われる手法。お疲れ様
148:132人目の素数さん
07/10/06 01:13:14
任意の三角形の三辺a,b,cに対して常に
a^(2n)+b^(2n)+c^(2n)<2(a^nb^n+b^nc^n+c^na^n)
が成り立つような正の整数nを全て求めよ。
スレリンク(math板:352番)
まず必要条件を求めるため,xを0<x<1なる実数として,
a=2,b=1,c=1+x という三角形を考える。
このとき,題意を満たす n が存在するとすると,
2^(n+1) + 2(1+x)^n + 2^(n+1)(1+x)^n > 2^(2n) + 1 + (1+x)^(2n)
が成り立つ。
これが0<x<1なる任意のxに対して成立するので,両辺 x→+0 として,
2^(n+2) ≧ 2^(2n)
∴ 4≧2^n
∴ n≦2
よって n≦2 が必要。
n=1のとき,
2(ab+bc+ca)-(a^2+b^2+c^2)=(b+c-a)(c+a-b)+(c+a-b)(a+b-c)+(a+b-c)(b+c-a) > 0
より成立。
n=2のとき,
2(a^2b^2+b^2c^2+c^2a^2)-(a^4+b^4+c^4)
=(a+b-c)^2(b+c-a)(c+a-b)+(a+b-c)(b+c-a)^2(c+a-b)+(a+b-c)(b+c-a)(c+a-b)^2 > 0
より成立。
以上より n=1,2
149:132人目の素数さん
07/10/13 22:17:13
〔問題〕
n を自然数として定積分 I(n) を
I(n) = ∫[0,π/2] {x・sin(x)}^n dx
で定める。このとき、すべての自然数n に対して I(n+1) > I(n) が成り立つことを示せ。
スレリンク(math板:174番)
東大入試作問者スレ11
150:132人目の素数さん
07/10/13 22:21:20
>149
(略解)
・n = 1 のとき
I(1) = ∫[0,π/2] x・sin(x) dx = [ sin(x) - x・cos(x) ](x=0,π/2) = 1,
I(2) = ∫[0,π/2] {x・sin(x)}^2 dx = π/8 + (π^3)/48 = 1.038663・・・,
ゆえ n=1 のとき成立。
・n> 1 のとき
u = ∫[0,x] x'・sin(x') dx' = sin(x) - x・cos(x) はxについて狭義の単調増加。
xの替わりにuを独立変数と考え、x・sin(x) = s(u) とおく。x・sin(x)dx = du から
I(n) ≡ ∫[0,π/2] {x・sin(x)}^n dx = ∫[0,1] s(u)^(n-1) du,
ここで ヘルダーの不等式 により
{∫[0,1] s(u)^n du}^((n-1)/n)・{∫[0,1] 1^n du}^(1/n) ≧ ∫[0,1] s(u)^(n-1) du,
I(n+1)^(1/n) > I(n)^(1/(n-1)),
I(n) > I(2)^(n-1) > 1,
から
I(n+1) > I(n),
n> 1 のときも成立。
スレリンク(math板:637番)
東大入試作問者スレ11
151:132人目の素数さん
07/10/15 15:39:52
〔問題〕
α、β、γ は 0 < α,β,γ< π/2 、(sinα)^3 + (sinβ)^3 +(sinγ)^3 =1 を満たす。このとき、以下の不等式が成り立つことを証明せよ。
(tanα)^2 + (tanβ)^2 + (tanγ)^2 ≧ (3√3)/2
〔略解〕
(sinθ)^3 / (tanθ)^2 = (sinθ)(cosθ)^2 = (sinθ){1-(sinθ)^2}
= 2/(3√3) - {(2/√3) + sinθ}{(1/√3) - sinθ}^2 ≦ 2/(3√3),
∴(tanθ)^2 ≧ {(3√3)/2}(sinθ)^3
θ=α,β,γを代入して辺々足せば得られる。
スレリンク(math板:438-462番)
東大入試作問者スレ11
152:132人目の素数さん
07/10/15 15:43:15
任意の実数 x[1],……,x[n] に対して
∑[k=1,n](x[k])^2・cosπ/n ≧ ∑[k=1,n-1]x[k]x[k+1]-x[n]x[1]
が成り立つことを示せ。
スレリンク(math板:656番)
東大作問者スレ11
153:132人目の素数さん
07/10/18 03:27:58
>152
2次形式なので行列で表す。半正値であることを使う。
スレリンク(math板:196-202番)
線形代数/線型代数4
154:132人目の素数さん
07/10/26 21:18:01
[問題]
f:[0,1] → R は f(0)=f(1)=0を満たす滑らかな関数とするとき、次を示せ.
∫^1_0 |f'(x) x|^2 dx < 2 ∫^1_0 |f(x)|^2 dx
155:132人目の素数さん
07/10/27 07:39:25
>>154
f(x)=sin(2πx) のとき,f(0)=f(1)=0 で,
2∫_[0,1] |f(x)|^2 dx = 1
∫_[0,1] |x f'(x)|^2 dx = (2π^2)/3 + 1/4 = 6.82……
よって不成立。
156:132人目の素数さん
07/10/27 09:27:36
>>154
f(x)=sin(nπx)のとき,
∫_[0,1] |f(x)|^2 dx = 1/2
∫_[0,1] |x f'(x)|^2 dx = (n^2π^2)/6 + 1/4
なので,>>154の命題は係数2をいかに大きくしても不成立。
157:132人目の素数さん
07/10/28 11:31:45
>>154
成り立たないのですか!
[3] 不等式への招待,大関信雄・大関清太,近代科学社,1987年(絶版)
の本の最後のページにこの手の不等式があって、幾つか自分でやったんですけど、
これだけはどうしても出来なかったが、間違っていたとは思わなかった orz
お騒がせしました。
しかし、直ぐに成り立たないと反例を挙げるその才能に驚きました。
158:132人目の素数さん
07/10/28 18:57:34
〔問題〕
こんな問題が流れてきた。カッコ良く解いて呉れってよ。
x+y+z =s, x≧0, y≧0, z≧0 のとき、
w(x,y,z) = (y^2+yz+z^2)(z^2+zx+x^2)(x^2+xy+y^2) の最大値は?
スレリンク(math板:59番)
分かスレ280
159:132人目の素数さん
07/10/28 19:03:47
>158
いつものように 基本対称式を x+y+z =s, yz+zx+xy =t, xyz =u とおく。
y^2 +yz +z^2 = s^2 -t -sx,
z^2 +zx +x^2 = s^2 -t -sy,
x^2 +xy +y^2 = s^2 -t -sz,
よって
w(x,y,z) = (s^2 -t -sx)(s^2 -t -sy)(s^2 -t -sz)
= (s^2 -t)^3 -(s^2 -t)^2・s^2 +(s^2 -t)ts^2 -us^3
= (s^2 -t)t^2 -us^3
≦ (s^2 -t)t^2 + min{0, -(s^3)(4st-s^3)/9}, (← s^3 -4st ≧ -9u)
ここで t/s^2 =τ, w/s^6 =ω とおくと 0≦τ≦1/3,
ω ≦ τ^2 - τ^3 + min{0, -(4τ-1)/9},
ω(τ) の増減表から、ωは 0≦τ<1/4 で増加し、1/4<τ≦1/3 では減少する。
ゆえに τ=1/4 で最大値 3/64 をとる。
等号成立は τ =t/s^2 =1/4, u=0 のとき、すなわち
(x,y,z) = (a,a,0), (0,b,b), (c,0,c).
ぬるぽ
160:132人目の素数さん
07/10/28 20:46:19
問題を投下した者です。ちょっとこのスレ的ではない解ですが…
ω=exp(2πi/3) を用いて問題の関数は
w(x,y,z)=|(yω-z)(zω-x)(xω-y)|^2
と表せる。そこで p=x+yω+zω^2 という変数を考えるとpは複素平面上で
1,ω,ω^2 を頂点とする三角形の内部または周上 (Tとする) を動く。ここで
p-1=(x+yω+zω^2)-(x+y+z)=(1-ω^2)(yω-z)
p-ω=(x+yω+zω^2)-(x+y+z)ω=(ω-1)(zω-x)
p-ω^2=(x+yω+zω^2)-(x+y+z)ω^2=(ω^2-ω)(xω-y)
であるから
w=(1/27)|p^3-1|^2
である。この式の形とTの形状から、pの動く範囲はTのうちの
2π/3≦arg(p)≦4π/3 に制限してもよいことがわかる。このとき
p^3の動く範囲(Dとする)を描いてみればわかるように、max(w)
を与えるpはTの周上のどこかになる。そこで
p = (-1+it√3)/2 (-1≦t≦1)と置いてwを計算してみると
p^3-1 = (3√3/8)(t^2-1)(√3+it)
|p^3-1|^2 = (27/64)(t^2-1)^2(3+t^2)
w = (1/64)(t^2-1)^2(3+t^2)
あとは u=t^2 (0≦u≦1) の3次関数の問題で、u=0で最大となる
ことがわかり、max(w)=3/64 である。最大を与えるpは p=-1/2
のときと p^3の位置が同じp、すなわち p=-1/2,-ω/2,-ω^2/2 である。
161:132人目の素数さん
07/10/28 22:11:57
>>160 は >>158 の解でございます。
162:132人目の素数さん
07/10/28 22:17:41
おっと >>158 は x+y+z=s になってますね。元の問題は x+y+z=1 です。
163:132人目の素数さん
07/10/29 00:47:04
イパーン化してしまうのが不等式ヲタのSA・GA
164:156
07/10/29 13:38:52
>>157
>>157
確かにその本にはそう書いてありますね。
しかし,前後の文脈を読むと,おそらく著者が言いたかったのは
「f:[0,1] → R は f(0)=f(1)=0 を満たす C^1級の関数で,かつ恒等的に0でないものとする。
このとき,
∫_[0,1] |x f'(x)|^2 dx > (1/4) ∫_[0,1] |f(x)|^2 dx
が成立する。」
ではないかと思われます。
おそらく著者は,
URLリンク(links.jstor.org)
から引用したものだと思われますが,引用元のこの論文において既に同じミスをしています。
この修正版の不等式は,次のようにして示せます。
g(x) = √(x) f(x)$ とおくと,g(0)=g(1)=0 を満たし,かつg'(x)は[0,1]上で恒等的に0ではない。
また,f(x)=x^(-1/2)g(x)なので
{xf'(x)}^2=(1/4)x^(-1){g(x)}^2 - g'(x)g(x) + x{g'(x)}^2 = (1/4){f(x)}^2 - g'(x)g(x) + x{g'(x)}^2
よって,
∫_[0,1] {xf'(x)}^2 dx
=(1/4)∫_[0,1] \{f(x)\}^2dx - (1/2)[{g(x)}^2]_0^1 + ∫_[0,1] x\{g'(x)\}^2 dx
> (1/4)∫_[0,1] {f(x)}^2dx (∵g(0)=g(1)=0, x\{g'(x)\}^2≧0で恒等的に0でない)
この係数1/4の最良性は言えそうで言えない……
165:132人目の素数さん
07/10/29 14:40:59
>>164
ご丁寧な解答ありがとうございます。
逆向きの不等号ならば、本に書いてある方法でできますね。
ちなみに、積分区間は [0,1] となっていますが、これは任意の区間 [a,b]
(ただし,0<a, b< ∞)でも大丈夫ですね。
私も少し調べたのですが、大体関数 f の積分を f やそれらの微分を
使って上から押さえるタイプのが多いようです。
しかし、逆タイプ、つまり、f の微分を f で押さえるというタイプの
式が見つからなかったので、案の定、間違っていたのですね。
そもそも、一般にこの逆向きの不等式は無理なのでしょうかね?
166:156
07/10/29 15:55:37
>>165
おっと,
URLリンク(links.jstor.org)
をよく読むと,
∫_[0,1] |x f'(x)|^2 dx < 2∫_[0,1] |f(x)|^2 dx
については,「そういうf(x)が存在する」と主張しているだけでした。
存在を示すだけなら折れ線だけで大丈夫です。
つまり,この論文は間違っておらず,この論文を「不等式への招待」に転載したときに
著者が「存在」を「任意」だと取り違えてしまった,というのが実情でしょう。
>そもそも、一般にこの逆向きの不等式は無理なのでしょうかね?
難しいと思いますね。
直観的に言うと,|f(x)|がいかに小さく抑えられていたとしても,
その小さな幅の中で激しく振動しまくれば,|f'(x)|はいくらでも大きくすることができてしまいます。
逆に,|f'(x)|がある程度小さく抑えられていれば,f(x)の変動が小さいわけですから,
|f(x)|もある程度の幅しか動けなくなります。
また,[0,1]上の関数f(x)を周期1の周期関数と見てexp(2πinx)によって
フーリエ級数展開したときのフーリエ係数をc_nとすると,パーセバルの等式から
∫_[0,1] |f(x)|^2 dx = Σ_[n=-∞,∞] |c_n|^2
∫_[0,1] |f'(x)|^2 dx = (2π)^2Σ_[n=-∞,∞] n^2|c_n|^2
です。Σ|c_n|^2 と Σn^2|c_n|^2 の収束性の善し悪しを比較しても,
|f'(x)|を|f(x)|で評価することの困難さが分かると思います。
167:132人目の素数さん
07/10/30 22:30:48
>>166
>∫_[0,1] |x f'(x)|^2 dx < 2∫_[0,1] |f(x)|^2 dx
>については,「そういうf(x)が存在する」と主張しているだけでした。
>存在を示すだけなら折れ線だけで大丈夫です。
ご丁寧にありがとうございます。それなら、納得です。
(ところで、JSTORってフリーじゃないですね。)
このタイプの不等式、つまり、微分を評価するのは、偏微分方程式の解の
評価とかで非常に重要で、また、いろいろと応用が多いのですが、
さすがにこれだけの条件では無理ですね。
ただ、不等式の形が特殊なのでいけるのかな?と思ったんですけど、おっしゃる
ように関数が激しく振動してしまうと無理ですよね。
積分型の不等式で何か良い本がございましたら、教えてください。
(洋書でも構いません)
168:156
07/10/31 01:14:28
>>167
今手元にあるわけではなく,以前図書館でパラパラ見たときの記憶ですが,
URLリンク(amazon.com)
には積分型の不等式が大量に載っていたように思います。
お探しのタイプの不等式が載っているかどうかは分かりませんが。
169:132人目の素数さん
07/11/12 06:25:55
多変数が良いな。L^p, p\neq 2 に関する不等式はないか?
小平-Spencer-NirenbergのL^4 ぐらいで。
170:132人目の素数さん
07/11/12 18:01:36
>>169
お前の負けだな。
171:132人目の素数さん
07/11/12 18:04:38
リクエスト
「二次式」だけで、ごっつい不等式
172:132人目の素数さん
07/11/12 21:02:13
>>171
[問題(激難)]
実数 a_i > 0 (i=1,,,n) のとき、
a_1/(a_2 + a_3) + a_2/(a_3 + a_4) + … + a_{n-1}/(a_{n} + a_1) + a_n /(a_1 + a_2) >= n/2
が成り立つような、n の範囲を求めよ。
173:132人目の素数さん
07/11/12 22:45:09
>172
n≦13 および n(奇数)≦23 については成り立つらしいお。
URLリンク(mathworld.wolfram.com)
大関, 「不等式への招待」 近代科学社 (1987) 絶版
n=3~6 については
過去スレのミイラ置場の 不等式スレ2.html の >889
n≦13 については
H.S.Shapiro: "Problem 4603." Amer. Math. Monthly, 61, p.571 (1954).
〔余談〕
(左辺) > n/3 ならば、3以上の自然数について成り立つらしい。
過去スレのミイラ置場の 不等式スレ1.html の >501
174:132人目の素数さん
07/11/12 23:25:12
>>173
>>171
激難というか、未解決問題じゃねえかよ!
Shapiro の巡回不等式だな。
まあ、答えが直ぐに出る問題もいいが、こんな不等式でも未解決である
ということは不思議だよな。(n によって真偽が異なるし)
これを解いたら、かなりいい雑誌に論文として載るだろうから、挑戦
する価値は十分にあるだろう。
175:132人目の素数さん
07/11/12 23:40:49
不等式に未解決問題があるとは驚いた。
176:171
07/11/12 23:50:29
>>172 どうもです。
>>173 なるほど。
干からびるにはもっていこいということですね。
177:132人目の素数さん
07/11/13 03:22:28
Shapiro's Cyclic Inequality (google)
URLリンク(www.google.co.jp)
J. Ineq. Appl.
Shapiro’s cyclic inequality for even n (by P. J. Bushell and J. B. Mcleod)
URLリンク(www.hindawi.com)
In 1954 H. S. Shapiro proposed an inequality for a cyclic sum in n
variables. All the numerical evidence indicates that the inequality
is true for even n≤12 and for odd n≤23.
We give an analytic proof for the case n=12, which implies the former
result. The remaining case n=23 remains an open problem.
2002年の時点ではまだ未解決。
178:132人目の素数さん
07/11/14 00:46:05
>177
グッジョブ!
Full-text PDF もDLして読んでまつ・・・・
179:132人目の素数さん
07/11/14 03:11:28
>>178
他にも Shapiroの巡回不等式関係の論文は山ほどあるから、最新のを探して
から読んだほうがいいよ。
漏れも今どこまで分かっているのか知らないから、もし分かったら教えてちょ。
しかし、Journal of Inequality なんて雑誌があるんだ。
不等式は奥が深いぞ!
やべ~、はまりそうだ
180:132人目の素数さん
07/11/14 04:48:46
『古田の不等式』は既出?
181:132人目の素数さん
07/11/14 07:30:27
>>180
スレリンク(math板:95番)
182:132人目の素数さん
07/11/14 08:55:34
古田って前に新聞に出ていたけど、この不等式がよほどいい仕事だと
勘違いしているようだねw
かなり痛い男だw
183:132人目の素数さん
07/11/14 08:57:15
95 :132人目の素数さん:03/02/19 11:18
古田の不等式。
作った本人に聞けばそれが載ってる数学辞典やら他
様々な文献を見せ付けられることでしょう。
96 :132人目の素数さん:03/02/19 11:28
ワロタ
184:132人目の素数さん
07/11/14 20:47:18
問題 次の不等式を証明せよ。ただし0<=x<=1とする。
1/2 <= 1/1+√x <= 1/1+x二乗
どうしても分かりません;;;誰か解いてください!!;;;;
185:132人目の素数さん
07/11/14 20:51:44
858 名前:132人目の素数さん :2007/11/14(水) 20:41:47
藤川英華っておばはん顔じゃんw
ブスだな
186:132人目の素数さん
07/11/14 21:11:15
>>182
いや、ホンマに凄いことなんやで!
世界的数学者
古田の不等式
URLリンク(www.zaikai21.co.jp)
187:132人目の素数さん
07/11/14 21:14:59
国際的に権威のある「数学百科全書」に名前が掲載されている日本人数学者はわずかしか存在しない。
数学百科全書ってなに?
Springerからでている Encyclopaedia of Mathematical Science?
188:132人目の素数さん
07/11/14 21:29:28
ディドロ&ダランベール
189:132人目の素数さん
07/11/15 00:23:04
>>183
すごいな
四年も粘着してるのか
どんな私怨があるんだろ?
190:132人目の素数さん
07/11/15 00:41:41
>>189
どこにいる?
191:132人目の素数さん
07/11/15 10:00:55
おまえのこと?
192:132人目の素数さん
07/11/15 11:14:35
Shapiroの巡回不等式って、
本当に>>172のような単純な形をしているのか?
元の原型はもっと複雑な形をしているんじゃないのか?
不等式の未解決問題にしては妙に単純な形だ。
「不等式への招待」に現れる不等式の中には
何らかの理論の中に現れるものが結構あるのだが。
193:132人目の素数さん
07/11/17 10:15:46
【問題】
f: [0,1] ---> R を C^2 級関数で f(0)=f(1)=0 をみたせば,
次の不等式が常に成立することを示せ:
max_{x ∈ [0,1]} |f(x)| ≦ 1/8 max_{x ∈ [0,1]} |f^{(2)}(x)|.
194:132人目の素数さん
07/11/17 15:15:42
>193
(左辺) = |f(ξ)| とする。(ξ∈[a,b])
X>ξ でも X<ξ でも f(X)≦f(ξ) だから f'(ξ)≧0 かつ f'(ξ)≦0,
∴ f'(ξ) = 0,
|f'(X)-f'(ξ)| = |(X-ξ)f"(η)| ≦ |X-ξ|・max{|f"(x)|;x∈[a,b]|},
|f (X)-f (ξ)| ≦ (1/2)(X-ξ)^2・max{|f"(x)|;x∈[a,b]},
題意より f(a)=f(b)=0 だから,
(左辺) = |f(ξ)| ≦ (1/2){min(ξ-a,b-ξ)}^2・max{|f"|} ≦ (1/8)(b-a)^2・max{|f"|} = (右辺),
注) ξ∈[a,b] ⇒ min{ξ-a,b-ξ} ≦ |b-a|/2 を使った。
195:132人目の素数さん
07/11/18 03:42:56
>180-189
「ある作用素不等式のやさしい証明」
数学(岩波), Vol.40, p.354 (1988)
URLリンク(wwwsoc.nii.ac.jp)
「それはスペルミスの手紙から始まった/フルタの不等式の成立をめぐって」
数セミ, Vol.32, No.10, 通巻385, p.68-71 (1993.10)
URLリンク(www.nippyo.co.jp)
196:132人目の素数さん
07/11/18 14:41:48
>>192
そうだよ。
どうしてこの不等式が出てきたのかは知らないが、まだ未解決らしい。
もっとも、問題が簡単な形をしているから易しい、というのは完全な誤解。
それは、フェルマー予想やポアンカレ予想のことを思えば納得行くだろう。
しかし、Shapiro の巡回不等式の場合、n=14, 20 で反例があることは分かっている。
16≦n の場合を大型計算機ででチェックぐらいはすれば、ある程度は分かると思う。
なお、n が十分大きければ、不成立であることも分かっている。
197:132人目の素数さん
07/11/19 20:00:37
Shapiro の巡回不等式は本当にあの形をしているのか!
むしろ、今まで多くの人に知られずにいたのが不思議なくらいだ。
フェルマー予想のように有名な問題であってよかった筈だが。
198:132人目の素数さん
07/11/23 04:38:52
92 名前:MASUDA ◆5cS5qOgH3M [] 投稿日:2007/11/22(木) 21:22:50
a,bは正の実数,tは正の実数とする.このとき,いかなるa,bに対しても以下の不等式が成り立つようなtの最小値を求めよ.
log√(ab)≦{(a+b)/2}^t
93 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2007/11/22(木) 22:15:42
>>92
a=b=e^eとすれば、(左辺)=e,(右辺)=e^(et) となるので、与不等式が成立するためには
et≧1、すなわちt≧1/eでなければならない。
次に、t=1/eで不等式が成立することを示す。
y=logx上の点(e,1)での接線がy=x/eであり、y=logxのグラフが上に凸なので
x/e≧logxが言え、この式からx≧log(x^e)が導かれる。
このときx^e=zとすることでz^(1/e)≧logzとなる……①
また相加相乗平均の不等式から{(a+b)/2}^(1/e)≧(√ab)^(1/e)となる……②
①でz=√abとして②と組み合わせることで{(a+b)/2}^(1/e)≧log√abが示される。
以上から、求めるtの最小値は1/e。
問題文の左辺をloga+logbとした方が解きづらい問題になりそう。
94 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2007/11/22(木) 22:46:51
>92
相加相乗平均より、(左辺) ≦ log((a+b)/2) = log(A),
>84 の式で y=(1/e)A^t とおく。
t*log(A) ≦ (1/e)A^t,
与式成立条件は、t≧1/e,
199:132人目の素数さん
07/11/28 05:10:35
高校質問スレで質問したところ、こちらを勧められたので質問させて頂きます。
|a|,|b|,|c|<1のとき、(1)ab+1>a+b(2)abc+2>a+b+cを証明せよ。
という問題があり、この2つはゴリ押しで何とか解けたのですが
4文字以上の場合に繋がるような証明法がどうしても思いつきません。
|a1|,|a2|,・・・,|an|<1のとき、a1・a2・・・an+(n-1)>a1+a2+・・・+an
成り立つかどうかもわからないのですが、わかる方いましたらよろしくお願いします。
200:132人目の素数さん
07/11/28 10:00:00
a(bc)+2>a+bc+1>a+b+c.
201:132人目の素数さん
07/11/28 23:07:42
ありがとうございました。
202:132人目の素数さん
07/12/31 21:24:01
あげ
203:132人目の素数さん
07/12/31 21:40:16
>177
Shapiro’s cyclic inequality for even n
を保存しようとした時、何か変なメッセージ
(Acrobat 8 がどうのこうのと言う)
が出た。そんな物持ってないのに普通に保存出来たが、問題あったかな?
204: 【吉】 【371円】
08/01/01 17:31:46
今年こそは Shapiroの巡回不等式予想を解くぞ!
って、まだ本当に未解決なのか?
205:132人目の素数さん
08/01/01 18:16:28
ふふ…
206:132人目の素数さん
08/01/03 17:26:12
ただの 乱順序積 ≦ 同順序積 (積分版)だが…
〔FKG不等式〕
f(x),g(x) を[a,b]上の単調増加(減少)な関数とすると
∫[a,b] f(x)dx・∫[a,b] g(y)dy ≦ (b-a)∫[a,b] f(x)g(x)dx,
FKG は C.Fortuin, P.Kasteleyn, J.Ginibre の頭文字らしい…
URLリンク(elis.sigmath.es.osaka-u.ac.jp)
207:132人目の素数さん
08/01/05 19:20:50
(∬_D f (x, y) dxdy)*(∬_D h (x, y) dxdy) ≦ ∬_D f (x, y)*g (x, y) dxdy
208:132人目の素数さん
08/01/05 20:13:19
官軍の同志諸君、ならびに賊軍のあほんだれwに告ぐ:-
御大は、無事、日本に帰られた。飛行機を使われなかったことは確かだ。
ハイテク筏かどうかは不明!
決戦の場は、sci.logic や sci.math だ!!!!
語学力(英語で充分)を磨こう!
目標は、7万語の語彙だ。
"Word Power Made Easy"URLリンク(www.amazon.co.jp) などを読んでおけ!
尚、同書がきつい者(読みこなせない)者は「試験に出る英単語」を
もう一度とりだして、「完全に」マスターすることから始めよ!
某スレで恩大は、こうおっしゃっているので引用しる:-
Yo(余) ni dekita koto ga soch-tachi ni dekinai wake ga
arouka?!!!!
Onaji mana kutte doko tsugau(違う)!!!!
209:132人目の素数さん
08/01/06 10:32:49
任意の実数x,y,z,nに対して不等式
(x-y)(x-z)x^n + (y-z)(y-x)y^n + (z-x)(z-y)z^n ≧ 0
を証明せよ
これがわかりません
210:132人目の素数さん
08/01/06 10:50:21
あきらか
211:132人目の素数さん
08/01/06 14:07:38
>>209
問題設定おかしくね?
212:132人目の素数さん
08/01/06 18:44:40
>>206 ただの 乱順序積 ≦ 同順序積 (積分版)だが…
それを、普通はチェビシェフの不等式と言う。
積分版も同じ。
FKGかなんかしらんが、チェビシェフの不等式のパクリ。
213:132人目の素数さん
08/01/06 19:11:46
数学の世界で「パクリ」という言葉を初めて聞いた気がする
214:132人目の素数さん
08/01/06 19:40:39
或る人が書いた数学本の中には、
不等式の本といってよいものが存在する。
215:132人目の素数さん
08/01/06 19:49:52
どこの存在定理ですか?
216:132人目の素数さん
08/01/06 20:01:48
>>213
でも定理の系や簡単な応用なのに名前をつけるのは、どうかと思う。
最初にやった人の功績は重要だが、それを統一化された現在では、
変てこな名前を言われるより、「チェビシェフの不等式」と言って
くれた方が十分通じるし、理解も早い。
217:132人目の素数さん
08/01/06 21:47:55
同時期に独立に出したのなら、パクリではないが、
最近は論文数を増やす為のパクリも多い。
218:132人目の素数さん
08/01/16 16:41:27
Shapiro's Cyclic Sum Constant
URLリンク(mathworld.wolfram.com)
Shapiro's Cyclic Inequality is ture for all even n ≦ 12 and
odd n ≦ 23 (Mitrinovic et al. 1993).
219:132人目の素数さん
08/01/16 16:46:14
Journal of Inequalities and Applications
URLリンク(www.hindawi.com)
220:132人目の素数さん
08/01/16 16:53:26
P. J. Bushell and J. B. Mcleod
"Shapiro’s cyclic inequality for even n",
Journal of Inequalities and Applications Volume 7 (2002),
Issue 3, Pages 331-348
URLリンク(www.hindawi.com)
Abstract
In 1954 H. S. Shapiro proposed an inequality for a cyclic sum in n variables.
All the numerical evidence indicates that the inequality is true for even n≤12
and for odd n≤23. We give an analytic proof for the case n=12, which implies
the former result. The remaining case n=23 remains an open problem.
221:132人目の素数さん
08/01/26 23:22:02
〔問題〕
a,b,c は 0≦a,b,c<1 をみたす実数とする.また,
S = 3(a+b+c+abc)/(1+ab+bc+ca),
A = (3+a^2)a/(1+3a^2),
B = (3+b^2)b/(1+3b^2),
C = (3+c^2)c/(1+3c^2),
と定める。このとき,
A+B+C ≦ S < 3,
を示せ.(MASDA)
スレリンク(math板:155番) ,168
東大入試作問者スレ13
222:132人目の素数さん
08/01/26 23:27:05
>221
右側は
1 - S/3 = 3(1-a)(1-b)(1-c)/(1+ab+bc+ca) >0 より。
左側は
a = tanhα, b = tanhβ, c = tanhγ とおくと、tanhの加法公式より
S = 3tanh(α+β+γ),
A = tanh(3α),
B = tanh(3β),
C = tanh(3γ),
∴ tanhθy は θ≧0で上に凸だから、 A+B+C ≦ S.
ここに tanhθ = {e^θ -e^(-θ)}/{e^θ +e^(-θ)},
223:132人目の素数さん
08/01/27 03:00:31
(*゚∀゚)=3 ハァハァ…
224:132人目の素数さん
08/01/28 09:32:39
A(x) = ( a(x)_{ij} ) をn次対称行列で、各成分 a_{ij}(x) は [0,1] 上の連続関数とする。
このとき、次をしめせ。
det { ∫_[0→1] A(x) dx }^{-1} ≦ ∫_[0→1] { det A(x) }^{-1} dx.
ただし,∫_[0→1] A(x) dx = ( ∫_[0→1] a_{ij}(x) dx ) であり、det は行列式を表す。
225:132人目の素数さん
08/01/28 09:43:25
>>224
訂正:A(x) はn次の「正定値」実対称行列です。
「正定値」がぬけていました。
226:132人目の素数さん
08/01/28 22:54:23
x > 2、y > 2、1/x + 1/y ≦ 1/2 のとき、2x+yの最小値を求めよ。
簡単だからエレガントに頼むぜ、ブラザー!
227:132人目の素数さん
08/01/29 01:19:46
>>226
レポート問題を人にやらせるなよw
228:132人目の素数さん
08/01/29 11:43:38
レポートって…(笑)
高校の問題をレポートに出す大学って、教育学部?
229:132人目の素数さん
08/01/30 14:23:51
>>228
私立の文系(受験科目に数学なし)の選択必修など沢山ある。
文系は高校の微積分も知らないし、私大だと中学の数学(今はゆとり教育で、
以前は中学の数学が今は高校でやるようになった)が怪しい奴が大勢いる。
不等式の両辺に負の数を掛けると、不等号の向きが変るのが分からない奴が
いるから。ゆとり教育はマジでやばい。
230:132人目の素数さん
08/01/30 14:55:30
>>229
分数の計算すらまともにできない大学生が蔓延っている今の日本
不等号の向きがナンチャラカンチャラなんぞ知らない人がいることなんて
別に驚くにあたらないし、今に始まったことでもない
これが今の日本の現状
事実だ!これが現状だ!
目を背けるな!
そして、じゃあはたして僕らはどうしたらいいのだろうと・・・
日々自問自答を繰り返している
231:132人目の素数さん
08/01/30 16:02:14
そんな大学生が居ない大学に行けばいいだけの話だろ
232:1stVirtue ◆.NHnubyYck
08/01/30 16:47:14
そこで 1stVirtue 王国の創設だ。
233:132人目の素数さん
08/01/31 01:23:20
じゃぁ数ヲタ達はエリートだな
234:132人目の素数さん
08/01/31 02:39:38
>>231
私立大の文系ではほとんど入試科目に数学が無いから(最近は推薦やAO入試があるから
理系でもやばいけど)、一部の学生を除いて全然数学を勉強してきていない。
そういう奴らに数学を教えると、まあ易しいのをやれば大丈夫なのだが、そこで必ず
単位を落とすような奴が出てくる。よくよく問い詰めるとそういう奴は>>229や>>230
のように中学レベルの数学で落ちこぼれているんだから、救いようが無い。
私立のトップといわれるW大やKOでもそういう奴がいるそうだから、きついよ。
それにこれからもっとゆとり世代が入ってくるから、ガクガクブルブル。
手っ取り早い改善策は、とにかく入試問題に数学を課すことだ。
センターの数学でもいいからさ。
235:132人目の素数さん
08/01/31 08:53:16
nを自然数とするとき
e-(1+1/n)^n<e/(2n+1)
が成り立つことを示せ。
236:132人目の素数さん
08/01/31 11:44:55
平成の時代に不平等は許されません
よって与式は成り立たない
237:1stVirtue ◆.NHnubyYck
08/01/31 18:07:50
不平等を許さないという奴が平成の時代にも居たのか。
238:132人目の素数さん
08/01/31 18:49:06
>>235
見かけによらず意外に難しい…
239:1stVirtue ◆.NHnubyYck
08/01/31 19:03:27
不平等を許さないというやつは、すべての悪人に対しても平等を強いておけ。
Reply:>>235 e*(2*n)/(2*n+1)<(1+1/n)^n.
240:1stVirtue ◆.NHnubyYck
08/01/31 19:17:06
なんとなくレスをつけてみたが、e<(1+1/n)^n*(1+1/(2*n)) をどうやって証明しよう。
241:132人目の素数さん
08/01/31 21:01:57
>>239
人の脳を読む能力を悪用する奴でも?
242:132人目の素数さん
08/01/31 21:52:20
自作問題。
nとMは自然数で、1≦n<Mを満たすとする。Q(n)を次のように定義する。
Q(n)=Π[k=0~n-1](1-k/M)=(1-0/M)*(1-1/M)*(1-2/M)*…*(1-(n-1)/M)
また、非負の実数cに対して、
a={-(2c-1)+√{(2c-1)^2+8Mc}}/2 , b={1+√{1+8Mc}}/2
とおく。
(1)次を示せ。
・n≧bならばQ(n)≦e^(-c)である
・n≦aならばQ(n)≧e^(-c)である
・0≦b-a≦2cである
(2)nは自然数で、1≦n<365とする。n人の人間のうち、誕生日が一致する
2人がいる確率をP(n)とおく。次を示せ。
・n≧42ならばPn≧1-e^(-2.3) (≒0.9)
・n≦39ならばPn≦1-e^(-2.3)
243:1stVirtue ◆.NHnubyYck
08/02/02 08:21:34
Reply:>>241 思考盗聴で個人の生活に介入する奴を排除するかすべての人が思考盗聴できるようにならないと、平等にはならない。
244:132人目の素数さん
08/02/03 05:05:28
>>235
0 ≦ d < 1 とする。
log(1-d) = -d -(1/2)d^2 -(1/3)d^3 -(1/4)d^4 - ……
≦ -d -(1/2)d^2 -(1/4)d^3 -(1/8)d^4 - …… (等比級数)
= -2d/(2-d),
これに d = 1/(n+1) を代入すると
-log(1 +1/n) = log(n/(n+1)) ≦ -2/(2n+1),
n・log(1 +1/n) ≧ 2n/(2n+1) = 1 - 1/(2n+1),
あとは exp( ) するだけ。
(1 +1/n)^n ≧ e・exp(-1/(2n+1)) ≧ e{1 - 1/(2n+1)},
245:132人目の素数さん
08/02/04 12:15:20
〔235の類題〕
nを自然数とするとき
e・exp(-1/(2n+2)) > (1+1/n)^n > e・exp(-1/(2n+1)),
が成り立つことを示せ。
246:132人目の素数さん
08/02/04 12:22:50
>245
右側は >244
左側も同様に
log(1-d) = -d -(1/2)d^2 -(1/3)d^3 -(1/4)d^4 - ……
≧ -d -(1/2)d^2 -(1/2)d^3 -(1/2)d^4 - …… (等比級数)
= -d -(d^2)/(2(1-d))
= -d(2-d)/(2(1-d)),
これに d = 1/(n+1) を代入すると
-log(1 +1/n) = log(n/(n+1)) > -(2n+1)/(n(2n+2)),
n・log(1 +1/n) < (2n+1)/(2n+2) = 1 -1/(2n+2),
あとは exp( ) するだけ。
247:132人目の素数さん
08/02/05 11:50:54
〔235の拡張〕
nを自然数とするとき
e/(2n+2) < e - (1+1/n)^n < e/(2n+1),
が成り立つことを示せ。
248:132人目の素数さん
08/02/05 12:20:13
>247
右側は >244
左側も同様に
log(1-d) = -d -(1/2)d^2 -(1/3)d^3 -(1/4)d^4 -(1/5)d^5 - ……
> -d -(1/2)d^2 -(1/3)(d^3 +d^4 +d^5 + …… ) (等比級数)
= -d -(1/2)d^2 -(d^3)/(3(1-d)),
これに d = 1/(n+1) を代入すると
-log(1 +1/n) = log(1 -1/(n+1))
> -1/(n+1) -1/(2(n+1)^2) -1/(3n(n+1)^2),
= -(1/n){1 -1/(2(n+1)) -1/(6(n+1)^2)},
n・log(1 +1/n) < 1 -1/(2n+2) -2/(3(2n+2)^2)
≦ 1 -1/(2n+2) -1/(2(2n+2)(2n+1)) (← 3(2n+2) ≦ 4(2n+1) )
< 1 + log(1 -1/(2n+2)), ( >246 の公式に d=1/(2n+2) を代入)
あとは exp( ) するだけ。
(1 +1/n)^n < e{1 -1/(2n+2)},
249:132人目の素数さん
08/02/05 18:15:11
>>245>>247
同じ問題はいいよ。つまんねえ
250:132人目の素数さん
08/02/06 03:28:54
つまんなくて申し訳ねぇ…
nが大きいとき、マクローリン展開して
n*log(1 +1/n) = n*{1/n -1/(2n^2) +1/(3n^3) -1/(4n^4) + …}
= 1 -1/(2n) +1/(3n^2) -1/(4n^3) +1/(5n^4) - …,
(1 +1/n)^n = e{1 -1/(2n) +11/(24n^2) -21/(48n^3) +2447/(5760n^4) - …},
{e - (1 +1/n)^n}/e = 1/(2n) -11/(24n^2) +21/(48n^3) -2447/(5760n^4) + …,
e/{e - (1+1/n)^n} -2n = 2n/{1 -11/(12n) + 21/(24n^2) -2447/(2880n^3) + …} -2n
= 2n{1 +11/(12n) -5/(144n^2) +17/(1080n^3) -… } -2n
= 11/6 -5/(72n) + 17/(540n^2) - … → 11/6, (n→∞)
e - (1+1/n)^n ≒ e/(2n +11/6). (n>> 1)
251:132人目の素数さん
08/02/06 09:31:57
数学科の微積分での証明だったら、これらは全部不合格だよ。
まず、e の存在を証明して(有界単調数列は収束する)から物事が始まる。
指数関数の定義やその逆関数として log x を定め、さらに、それらが解析的
であること、つまりTaylor展開できることという順番だからな。
ここの「証明」は全部循環論法。
e の不等式の証明にTaylor展開を使うのは、数学科だとアウト。
252:132人目の素数さん
08/02/06 12:27:04
最初からTaylor展開でe^xを定義する事だってよくあるけど。
君が知らないだけで。定義も書かないで251みたいな事を書くのはナンセンス。
まあ>>249には大体同意。
253:132人目の素数さん
08/02/06 23:24:48
>>251
それ、数学科の微積分じゃなくて、高校の微積分って言った方が正しいと思うよw
254:132人目の素数さん
08/02/08 17:59:08
【問題】
f を開区間 (a,b) の C^2 級関数とするとき,次の不等式を示せ.
∫^b_a |f ' (x)|^2 dx ≦ 54 [ 1/(b-a)^2 ∫^b_a |f(x)|^2 dx + (b-a)^2 ∫^b_a |f ' ' (x)|^2 dx ]
255:132人目の素数さん
08/02/08 20:12:14
>251
小平の解析入門なんかでは
無限級数の極限で定義してる。
いろんな定義が可能なことを知らないなんて
数学科ではないなw
256:251
08/02/09 11:19:43
数学科の微積分をナメるなよ!!!!!!!!11111
257:132人目の素数さん
08/02/09 11:40:03
ってか、king氏にも分からないことがあるんだと
かつ、このスレの優秀さを改めて見直した
258:132人目の素数さん
08/02/09 11:42:33
_,.-‐"':" ̄~゙'ヽ、 __
_,---‐" ̄\ / ``ー‐-、 ノ \
/ ヽ ;" ) / \
/ ぐ わ | / |ノ/ \
/ ら か | | )/.| ・ オ |
| .い ら | | ,;';;,, /ノ | ・ レ |
| ・ な | |::::.................:::::::::;;,'^;、::::::'''..,,_;、丿 | ・ に |
| ・ い | /:::::::::::::::::::::::::::;"゙, /゙~゙`''::;'゙; | ・ だ. |
| あ こ | `、;;::::::::::::::::;/ ),;' :.'.,、 | ・ っ |
| る と | ,へノ `'''''"´ .:; .:::_ヽ | ・ て |
| ・ Y \ .::; ::::ゝ .| ・ |
| ・ ∧ \ ::::::、 .:;` | |
| ・ |ヽ丶 \;; :::;;;;::..,,、. ::i | |
| ・ | ` \;;;;/ `゙" \
259:132人目の素数さん
08/02/09 18:24:21
>>255
ふ~ん
じゃあその e^x をTaylor展開で定義する方法で、指数法則
e^{x+y} = e^x e^y
や、三角関数の加法定理
sin (x+y) = sin x cos y + cos x sin y
を証明してみせてよ。
数学科なんだからこのくらいは出来るよね。
260:132人目の素数さん
08/02/09 18:32:33
>>259
どの定義からも他の定義のものが得られることが知られている
その証明はいい練習になるだろうが、本質的でない
本質でないことに拘ることの意味が分からないのですが
261:132人目の素数さん
08/02/09 18:38:52
>>260
へ~、どの定義から始めるかは大事なことだと思うけどね。
それは個人のスタイルだから、義務ではないけど、その時々に都合良く定義
を変えることは、何も証明をしていないことだね。
どの定義から始めても同等であることの事実は非常に重要なことですけど。
それは、実数の完備性をどの公理を採用するかの問題と似ていますね。
262:132人目の素数さん
08/02/09 18:39:29
>>255
ふ~ん
じゃあその e^x をTaylor展開で定義する方法で、指数法則
e^{x+y} = e^x e^y
や、三角関数の加法定理
sin (x+y) = sin x cos y + cos x sin y
を証明してみせてよ。
数学科なんだからこのくらいは出来るよね。
263:132人目の素数さん
08/02/09 18:42:47
e^xをどの定義で始めるかは一長一短がある。
お前はそれを知っていて、>>259のようなことを書きやがったな。
その通りだよ、この証明はベキ級数の収束の議論が入るから、非常に面倒だよ。
微分を使ってもいいけど、それには項別微分の可能性を示さなくてはならない。
264:132人目の素数さん
08/02/09 18:51:59
指数法則はe^xが絶対収束することと二項定理から得られる
加法定理はcosとsinがそれぞれe^xを用いて表現できることから得られる
で、こんなの常識でしかないのだが
265:132人目の素数さん
08/02/09 19:16:06
> 加法定理はcosとsinがそれぞれe^xを用いて表現できることから得られる
それは複素変数の場合
一応大学1年のレベルなんだから、複素数を使わないで証明してもらいたいね
266:132人目の素数さん
08/02/09 23:45:00
何言ってるの? 基地外?
267:132人目の素数さん
08/02/10 00:21:54
exp(x)と同じようにやればいいだけなのもわからんのか
268:132人目の素数さん
08/02/10 01:07:41
弧長とか使って厳密にsinとかcosとか定義するのも
それはそれで面倒だと思うけどな。
e^{x+y} = e^x e^y は実際にTaylor展開で証明してる本が
結構あると思うけど。三角函数もちょっと面倒になるだけで基本的には同じ。
(本質的には複素変数にしただけなんだから当然といえば当然)
269:132人目の素数さん
08/02/10 08:46:25
>>268
>>三角函数
か・・・漢字が読めねぇ・・・orz
270:132人目の素数さん
08/02/10 10:12:25
歴史的名著は大抵函数表記だった気がするが
271:132人目の素数さん
08/02/10 14:04:52
>>269
ゆとり世代乙
>>270
収束のことを収斂とか書いていたが、流石に今は直されているだろう
だけど、函数は時々見かける。
あと、個人的には線形代数という表記が気に入らない。
線型代数だろうよと,,,
272:132人目の素数さん
08/02/10 15:07:04
函はハコと読みます。
サンカクハコカズです。
273:132人目の素数さん
08/02/10 15:30:28
>>271
>>収斂
俺も読めない・・・orz
274:132人目の素数さん
08/02/10 15:32:59
>>269
北海道の函館(はこだて)って知らないのか?
275:132人目の素数さん
08/02/10 15:34:01
ゆとり・・・
276:132人目の素数さん
08/02/10 21:42:47
>>273
釣りかも知れんが「しゅうれん」だ。
覚えておけ!
277:132人目の素数さん
08/02/11 15:28:17
〔問題〕
絶対値が1より小さい任意の実数の組(x,y,z)に対して (a,b,c) を
a = x+y+z
b = x^2 +y^2 +z^2
c = x^3 +y^3 +z^3
と定める。下記の不等式が成り立つことを示せ。(MASUDA)
|a^3 +6a -3ab +2c| < 3|a^2 -b+2|,
スレリンク(math板:350番) ,359
東大入試作問者スレ13
278:132人目の素数さん
08/02/11 15:43:06
>277
示すべき不等式を整理すると
| (xyz + x+y+z)/(xy+yz+zx + 1) | < 1,
を示せばよいことがわかる。
問題文に (x,y,z) の絶対値は1より小さい, とある。そこで
>>222 に習って x=tanhξ, y=tanhη, z=tanhζ とおこう。tanh の加法公式より
(xyz + x+y+z)/(xy+yz+zx + 1) = tanh(ξ+η+ζ),
| tanh(……) | < 1,
よって、問題の不等式も示される。
279:132人目の素数さん
08/02/11 17:24:24
>278 の補足
(coshθ)^2 - (sinhθ)^2 = {[e^θ + e^(-θ)]/2}^2 - {[e^θ - e^(-θ)]/2}^2 = 1,
より
1 - (tanhθ)^2 = 1/(coshθ)^2 >0,
よって
|tanhθ| < 1,
280:132人目の素数さん
08/02/11 22:53:50
>>269-276
読めない漢字@数学板
三角函数(さんかく・かんすう)→三角関数
収斂(しゅうれん)→数学の用語で収束のこと
帰謬法(きびゅうほう)→背理法ともいう
281:132人目の素数さん
08/02/11 23:01:39
数学板、誤変換
○確率
×確立
○置換
×痴漢
○偏微分
×変微分
○整式
×正式
○小数
×少数
○対数
×大数
(ただし『大学への数学』または"大数の法則"の意の場合も・・・)
○シミュレーション
×シュミレーション
(日本語にない発音のため。ただし方言には近い発音があるらしい)
○キチ(既知)
×ガイチ
(またちなみに、既出(きしゅつ)と読む。"がいしゅつ"ではない。)
既知の既の字に「木」へんが付くと
高木貞治の『解析概論』"かいせき・がいろん"の概の字になる。
282:パトリシア=マーティン (らき☆すた)
08/02/11 23:07:30
、____,, -――- 、ヽ 、
_> ヽ} )
/ / ' / ⌒ヽ
∠( / ^メ、 // } ',
ヽ/ { / {{ ハ } ヽ. |
. / ,ノx=ミ从 / |⌒/ V |
∠ -ァフ ,イ〃うハハ/ _ | ∧ { リ
厶‐'´! } V辷j ≠弌 〉、 ∨
V{. ヽゝ '__ / \ \
\个 . V _) _厶 人ノ ̄
^ j人>rー/^}_ ,イノ´ ニホンゴのカンジってムズカシイネ
xr<了 (`ヽ{ /`ヽ
/ {. {YY´ ̄ }7 }
/〃} } 人_, j /
/ {{ { {{ ヽ. \ /
283:1stVirtue ◆.NHnubyYck
08/02/11 23:33:13
1stVirtue教では応用数学の習得もする。
284:132人目の素数さん
08/02/12 00:49:18
>>283
お前誰だ? 馬鹿じゃねーの?
285:1stVirtue ◆.NHnubyYck
08/02/12 07:26:02
Reply:>>284 日本人の心を持つことをお前様はわかるのだろうか。
286:132人目の素数さん
08/02/12 16:30:11
>>285 は気違いだから相手にするな。
「1stVirtue教」だとさwww
287:1stVirtue ◆.NHnubyYck
08/02/12 16:56:38
Reply:>>286 不心得者は早く日本から去りてくださいませ。
288:1stVirtue
08/02/12 19:01:31
>>287
お前が出て行け!偽者。
289:1stVirtue ◆.NHnubyYck
08/02/12 19:32:57
Reply:>>288 誰が本物であるかの議論をしなくてはならぬのか。
290:132人目の素数さん
08/02/13 21:21:30
>>289
当たり前だろ
それより俺の心を読むのをやめてくれないか
291:1stVirtue ◆.NHnubyYck
08/02/13 23:38:37
Reply:>>290 どうしろという。
292:132人目の素数さん
08/02/14 01:19:01
数学の命題にはそれ自体真か偽かが証明不可能な命題が存在する(ゲーデル)
293:132人目の素数さん
08/02/14 11:34:35
1stVirtue ◆.NHnubyYck
お前邪魔やからさっさと消えろや!
294:1stVirtue ◆.NHnubyYck
08/02/14 11:48:43
Reply:>>293 自分または自分の親戚がよそ者かどうか考えてみよ。
295:132人目の素数さん
08/02/16 22:15:57
>>277
示すべき不等式を整理すると
| N | < D,
を示せばよいことがわかる。ここに N = xyz + (x+y+z), D = (xy+yz+zx) +1,
問題文に (x,y,z) の絶対値は1より小さい, とある。よって
D + N = (1+x)(1+y)(1+z) >0,
D - N = (1-x)(1-y)(1-z) >0,
辺々掛けて
D^2 - N^2 = (1-x^2)(1-y^2)(1-z^2) >0,
| N | < D,
296:KBumDUXdQj
08/02/28 11:50:58
pUNSrO <a href="URLリンク(khiyeukbkpro.com)">khiyeukbkpro</a>, [url=URLリンク(tozwceqtvhzs.com) [link=URLリンク(sisigqwdtxhd.com) URLリンク(yllgcklstqui.com)
297:132人目の素数さん
08/03/08 20:45:38
自然数 n に対し、 a[n] = (1 + 1/n)^n とする。
a[n+1] - a[n] < a[n] / {2 * (n+1)^2}
を示せ。
★東大入試作問者になったつもりのスレ★ 第十四問
スレリンク(math板:69番)
(補注)
n=1 だと左辺=右辺だから n≧2 の誤りだと思われる。
298:132人目の素数さん
08/03/12 00:29:56
同スレからもう一題。
82 :69:2008/03/09(日) 18:11:30
【補題】
x,y>0 のとき
x^(n+1) - (n+1)x・y^n + n・y^(n+1) ≧0,
等号成立は x=y のとき。
(略証)
(左辺) = (x-y)^2・Σ[k=0,n-1] (k+1)・x^(n-k-1)・y^k, より明らか。
{S_n = 1 + 2r + 3r^2 + … + n・r^(n-1) を求める頻出問題より}
スレリンク(math板:82番)
-------------------------------------------------------
(別証)
(左辺) = (x-y)S,
ここに
S = x^n + x^(n-1)・y + …… + x・y^(n-1) - n・y^n = Σ[k=0,n-1] {x^(n-k) - y^(n-k)}・y^k,
とおいた。
x>y>0 のとき S >0,
(左辺) = (x-y)S >0.
y>x>0 のとき S <0,
(左辺) = (x-y)S >0. (終)
299:132人目の素数さん
08/03/12 04:31:35
入試レベルの不等式キボンヌ
300:132人目の素数さん
08/03/12 04:34:48
ヘルダーの不等式を証明汁
301:132人目の素数さん
08/03/12 08:50:42
>>300
URLリンク(wiki.livedoor.jp)
302:132人目の素数さん
08/03/16 22:15:52
同スレからもう一題。
【問題】(改作)
n≧2 とし、n次元Euclid空間を考える。
半径rの超球面(中心は原点にある)と座標軸の交点は2n個ある。
半径r'の超球の内部(超球面を含む)にある点Pから2n個の交点までの距離の積の最大値をもとめよ。
スレリンク(math板:162番), 165
303:132人目の素数さん
08/03/16 22:23:59
>302
(略解)
各点の座標を
O = (0,0,…,0), 原点
A_1 = ( r,0,…,0), A_2 = (0, r,0,…,0), ……, A_n = (0,…,0, r),
B_1 = (-r,0,…,0), B_2 = (0,-r,0,…,0), ……, B_n = (0,…,0,-r),
P = (x_1,x_2,…,x_n)
とおく。題意より
OP = √{(x_1)^2 + (x_2)^2 + … + (x_n)^2} ≦ r'.
Π[i=1,n] A_iP・B_iP の最大値をもとめる。
(A_iP・B_iP)^2 = {(x_1)^2 + … + (x_(i-1))^2 +(x_i -r)^2 + (x_(i+1))^2 + … + (x_n)^2}
* {(x_1)^2 + … + (x_(i-1))^2 +(x_i +r)^2 + (x_(i+1))^2 + … + (x_n)^2}
= (OP^2 + r^2 - 2r・x_i)(OP^2 + r^2 + 2r・x_i)
= (OP^2 + r^2)^2 - (2r・x_i)^2,
i=1,2,…,n について相加・相乗平均をとる。
(Π[i=1,n] A_iP・B_iP)^(2/n) ≦ (OP^2 + r^2)^2 - (1/n)(2r・OP)^2 = OP^4 + (2- 4/n)(r・OP)^2 + r^4,
等号成立は |x_1| = |x_2| = … = |x_n| = OP/√n のとき。
題意より OP≦r', n≧2 だから、
Π[i=1,n] A_iP・B_iP ≦ {(r')^4 + (2- 4/n)(r・r')^2 + r^4}^(n/2),
とくに r'=r のとき
Π[i=1,n] A_iP・B_iP ≦ {4(1 -1/n)}^(n/2) r^(2n),
(例)
n=2, r'=r のとき 2r^4,
n=3, r'=r のとき (8/3)^(3/2) r^6.
304:132人目の素数さん
08/03/16 23:25:16
半径1として考える。超球体の点x=(x1,...,x_n)を
単位ベクトルt=(t1,..,tn)を使ってx=rt (0≦r≦1)と書く。
(距離の積の2乗)
=Π{(r^2+1)^2-4r^2(t_i)^2}
≦{(1/n)Σ((r^2+1)^2-4r^2(t_i)^2)}^n (相加相乗)
={(r^2+1)^2-(4/n)r^2}^n
={(r^2+(1-2/n))^2+1-(1-2/n)^2}^n
よって右辺はr=1で最大となるから
距離の積はr=1, |t1|=...=|tn|(=1/√n)
のとき最大値(4-4/n)^(n/2)
305:132人目の素数さん
08/03/16 23:26:15
リロードしてなかったorz
306:132人目の素数さん
08/03/28 01:59:51
同スレからもう一題…
〔問題244〕(改作)
三角形の三辺をa,b,cとし、外接円の半径をRとおく。このとき次を示せ。
R ≧ {√(a^2 +b^2 +c^2)}/3, 等号成立は R√3 =a=b=c のとき。
スレリンク(math板:244番)
307:132人目の素数さん
08/03/29 00:24:53
>306
(略解)
a,b,cに対する頂角をA,B,C とする。
a^2 + b^2 + c^2 = (-a^2+b^2+c^2) + (a^2-b^2+c^2) + (a^2+b^2-c^2)
= 2bc・cosA) + 2ca・cos(B) + 2ab・cos(C) (←第2余弦定理)
= (8R^2){cos(A)sin(B)sin(C) + sin(A)cos(B)sin(C) + sin(A)sin(B)cos(C)}
= (8R^2){ -cos(A+B+C) + cos(A)cos(B)cos(C)} (*)
= (8R^2){ 1 + cos(A)cos(B)cos(C)} (← A+B+C=180゚)
≦(9R^2).
(*) exp(iA)exp(iB)exp(iC) = exp(i(A+B+C)) の実部をとる。
〔補題〕
三角形の三頂角をA,B,Cとするとき、cos(A)cos(B)cos(C)≦ 1/8, 等号成立は A=B=C=60゚ のとき。
(略証)
・鈍角3角形のときは、残りの2角は90゚未満だから cos(A)cos(B)cos(C) <0,
・鋭角3角形のときは、子s(A),cos(B),cos(C)≧0,
相乗・相加平均と cos(x) が上に凸であることから{または log(cos(x))が上に凸であることから}
cos(A)cos(B)cos(C) ≦ {[cos(A)+cos(B)+cos(C)]/3}^(1/3) ≦ cos((A+B+C)/3)^3
= (1/2)^3 = 1/8, (← A+B+C=180゚) (終)
308:307
08/03/29 03:10:13
訂正。スマソ。
cos(A)cos(B)cos(C) ≦ {[cos(A)+cos(B)+cos(C)]/3}^3 ≦ cos((A+B+C)/3)^3
309:132人目の素数さん
08/03/30 16:20:16
相加相乗の不等式をできるだけ多くの方法で証明せよ
310:132人目の素数さん
08/03/30 23:25:44
>>309
君がしたまえ!
311:132人目の素数さん
08/03/31 23:11:01
>>306
[同スレ262]
既に解かれているが別解。
a ≦ b ≦ c として考えてよい。
R = abc/4S (S は三角形の面積)
= abc/√{(a+b+c)(a+b-c)(a-b+c)(-a+b+c)} (∵ヘロンの公式)
= {√(a^2 + b^2 + c^2)}/3
∴ 9 a^2 b^2 c^2 = (a^2 + b^2 + c^2)(a+b+c)(a+b-c)(a-b+c)(-a+b+c)
0 = 左辺 - 右辺
= a^6 + b^6 + c^6 + 3 a^2 b^2 c^2 - a^4 b^2 - a^4 c^2 - b^4 a^2 - b^4 c^2 - c^4 a^2 - c^4 b^2
= a^2 (b^2 - a^2) (c^2 - a^2) + (c^2 - b^2)^2 (c^2 + b^2 - a^2)
≧ 0 (∵ a ≦ b ≦ c)
だから等号は成り立っていなければならない。
等号の成立条件は {a = b または a = c} かつ b = c すなわち a = b = c。
このとき R = a/√3。
312:132人目の素数さん
08/05/05 23:07:28
801
313:132人目の素数さん
08/05/06 00:59:34
age
314:132人目の素数さん
08/05/06 17:50:09
>>309
n個の正の数 {a,b,c,…} の相乗平均をGとする。
すべての要素がGに等しい場合を除いて、 a < G < b となるような要素a,bがある。ここで
a' = G, b' = a・b/G,
と変更しても相乗平均はGのまま。一方、相加平均は
(G + a・b/G)/2 - (a+b)/2= -(G-a)(b-G)/G <0
より減少する。
この変更操作を繰り返すと、(n-1)回以内にすべての要素がGに等しくなり、相加平均もGになる。
しかし相加平均は減り続けた筈だから、元々の相加平均Aは Gより大きかった。(終)
参考文献[3] の p.71-72
315:132人目の素数さん
08/05/07 00:27:35
0≦x≦1,0≦y≦1,0≦z≦1の範囲で
{(x+y+z)/3}+√{x(1-x)+y(1-y)+z(1-z)}
のとりえる値の最大値を求めよ。
316:132人目の素数さん
08/05/08 09:06:26
半径rの球面上を4点A,B,C,Dが動く.このとき,
AB↑・AC↑+AC↑・AD↑+AD↑・AB↑
の最小値をrで表せ.
317:132人目の素数さん
08/05/08 11:22:51
>>316
0
318:132人目の素数さん
08/05/10 19:26:12
>>315
(x+y+z)/3 =A の断面で考える。 Σ逆順序積 ≦ Σ乱順序積 より
x(1-x) + y(1-y) + z(1-z) ≦ (x+y+z)(3-x-y-z)/3 = 3A(1-A),
よって
(与式) ≦ A + √[3A(1-A)]
= (3/2) - {(3/2 -A) - √[3A(1-A)] }
= (3/2) - 4(A -3/4)^2/{(3/2 -A) + √[3A(1-A)]} ≦ 3/2,
等号成立は A=3/4, x=y=z=3/4 のとき。
>>316
球の中心をOとし、OA↑=a↑, OB↑=b↑, OC↑=c↑, OD↑=d↑ とおく。
(与式) = (b-a)(c-a) + (c-a)(d-a) + (d-a)(b-a)
= b・c + c・d + d・b -2(a・(b+c+d)) + 3(a・a)
= (S^2 -b^2 -c^2 -d^2)/2 -2(a・S) + 3(a・a) (← S=b+c+d)
= (1/2)(S-2a)^2 + a^2 - (1/2)(b^2 +c^2 +d^2) (← 平方完成)
≧ a^2 - (1/2)(b^2+c^2+d^2)
= -(1/2)r^2,
等号成立は S = b+c+d = 2a のとき。
(例えば、 △BCDが正3角形、その重心の方向にAがあり、∠AOB=∠AOC=∠AOD=arccos(2/3).)
319:132人目の素数さん
08/05/14 03:01:17
(゚Д゚)≡゚д゚)、カァー ペッ!!
320:132人目の素数さん
08/05/14 03:01:34
(゚Д゚)≡゚д゚)、カァー ペッ!!
321:132人目の素数さん
08/05/14 03:01:49
(゚Д゚)≡゚д゚)、カァー ペッ!!
322:132人目の素数さん
08/05/14 03:02:03
(゚Д゚)≡゚д゚)、カァー ペッ!!
323:132人目の素数さん
08/05/14 03:46:36
ん?タン虫は4連で終わり?
つまらん!
1000までやりゃいいのに
324:132人目の素数さん
08/05/14 21:44:03
宿題ですが。。解き方が、わかりませんので、教えてください。
不等式2a-1/3<xを満たすxの最小の整数値が4であるとき、整数aの値をすべて求めなさい。
っていう問題です。
3≦2a-1/3<4 を満たす a
を求めればよい。となっていますが、
5/3≦a<13/6 となり
a=2 と答はなりますが。。
解き方として
2a-1/3<4 は、xに4を代入(最小の整数値は4のため)分かりますが
2a-1/3≧3 がどうして3がでてくるのか分かりません。
機械的に、不等式で最小の整数値と出てきた問題は
整数値をBとした場合
B-1≦式<B と機械式に覚えるのでしょうか。
また、不等式で最大の整数値と出てきた問題は
整数値をCとした場合
C<式≦C+1 と機械式に覚えるのでしょうか。
325:132人目の素数さん
08/05/14 22:20:06
>>324
2a-1/3<4 は成り立つが
2a-1/3<3 は成立たない。(← 4は最小値)
326:132人目の素数さん
08/05/20 20:20:39
a[1],・・・,a[n]>0 に対し, 不等式
(a[1]/a[2])+(a[2]/a[3])+・・・+(a[n]/a[1])
≧{(a[1]+a[2])/(a[2]+a[3])}+{(a[2]+a[3])/(a[3]+a[4])}
+・・・+{(a[n]+a[1])/(a[1]+a[2])}
が成立することを証明せよ.
(出典;数学セミナー)
327:132人目の素数さん
08/05/21 00:48:10
ベクトルで…と思ったが、分けわかめ ('A`)
328:132人目の素数さん
08/05/23 15:21:27
>>327
低脳は書き込まないように。
329:132人目の素数さん
08/05/24 00:15:18
>>328
330:132人目の素数さん
08/05/24 14:15:32
>>328
331:132人目の素数さん
08/05/24 14:16:56
>>328
332:132人目の素数さん
08/05/24 21:01:37
>>314
蛇足だが…
その変更操作によって調和平均は
2ab/(G + ab/G) = 2ab/(a+b-⊿) > 2ab/(a+b),
により増加する。
……
しかし調和平均は増え続けた筈だから、元々の調和平均HはGより小さかった。(終)
333:132人目の素数さん
08/05/28 17:29:13
スレリンク(math板:79番)
から転載
nPk < (k! 2^n)/√n が成り立つことを示せ
ただしnPkは順列の個数を意味する
334:132人目の素数さん
08/05/31 20:35:13
>>333
nPk /k! = C(n,k) とおくと、問題の式は C(n,k) < (2^n)/√n,
C(n,k) = C(n,k-1)*((n+1-k)/k),
より、左辺は k=[n/2] に向かって単調に増加する。
∴ C(n,k) ≦ C(n,[n/2]),
〔補題〕
C(n,[n/2]) ≦ (2^n)/√(n+2),
等号成立は n=2 のとき。
(略証)
nについての帰納法による。
n=1,2 のとき成立。
nが偶数のとき、n=2m,
C(2m,m) = 4{(m -1/2)/m}・C(2m-2,m-1) < 4√{2m/(2m+2)}・C(2m-2,m-1),
C(2m,m){1/[2^(2m)]}√(2m+2) は単調減少。
C(2m,m) ≦ {2^(2m)}/√(2m+2),
nが奇数のとき、
C(2m-1,m) = (1/2)C(2m,m) < {2^(2m-1)}/√(2m+2), (終)
※ 分母を √(n+2) にすると、間単に出る所がミソ。
335:132人目の素数さん
08/06/04 02:51:52
>>334 の補足
C(n,k) = n!/{k!(n-k)!} = n!/{(k-1)!(n+1-k)!}*((n+1-k)/k) = C(n,k-1)*((n+1-k)/k),
(m -1/2) /m < √{2m/(2m+2)},
(略証)
2m(m^2) - (2m+2)(m -1/2)^2 = 2m^3 -2(m+1)(m^2 -m +1/4) = (3m-1)/2 >0,
336:132人目の素数さん
08/06/08 22:07:04
〔問題83〕(改作)
a,b,c>0 とする.
a^4 + b^4 + c^4 ≧ (ca)^2 + (ab)^2 + (bc)^2 ≧ abc(a+b+c) ≧ abc{√(bc) + √(ca) + √(ab)} ≧ 3(abc)^(4/3),
を示せ。
東大入試作問者スレ15
スレリンク(math板:83番)
---------------------------------------------------------
(略証)
左端
(1/2)(a^4 + b^4) ≧ (ab)^2,
巡回的にたす。
中央左
(1/2){(ca)^2 + (ab)^2} = (1/2)(a^2)(c^2 + b^2) ≧ (a^2)bc,
巡回的にたす。
中央右
(1/2)(b+c) ≧ √(bc),
巡回的にたす。
右端
√(bc) + √(ca) + √(ab) ≧ 3{√(bc)√(ca)√(ab)}^(1/3) = 3(abc)^(1/3),
337:132人目の素数さん
08/06/08 23:13:45
ハァハァ…
338:132人目の素数さん
08/06/14 19:02:42
>>326
a[k]/a[k+1] = b[k] とおく。
(右辺) = Σ_{k=1,n} (a[k] + a[k+1]) / (a[k+1] + a[k+2])
= Σ_{k=1,n} (b[k] +1) / (1 + 1/b[k+1])
= Σ_{k=1,n} (b[k] +1) * b[k+1]/(b[k+1] +1)
ここで x/(x+1) = 1 - 1/(x+1) は単調増加ゆえ、チェビシェフ和の不等式から
≦Σ_{k=1,n} (b[k] +1) * b[k]/(b[k] +1)
= Σ_{k=1,n} b[k]
= (左辺).
ただし、a[n+1]=a[1], a[n+2]=a[2] 等とした。
ぬるぽ
URLリンク(mathworld.wolfram.com)
339:132人目の素数さん
08/06/23 23:58:44
a,b,c を実数,nを自然数としたとき,次の不等式を示せ.
|a+b+c|^{2n/n+1} ≦ 3^{2n/n+1} { |a|^{2n/n+1} + |b|^{2n/n+1} + |c|^{2n/n+1} }
340:132人目の素数さん
08/06/24 01:01:32
>>339 |a+b+c|≦3*max{|a|, |b|, |c|} から明らか。
341:132人目の素数さん
08/06/26 05:30:00
543
URLリンク(www.cms.math.ca)
B4101
URLリンク(www.komal.hu)
A.447
URLリンク(www.komal.hu)
B.4043
URLリンク(www.komal.hu)
B.4049
URLリンク(www.komal.hu)
A.439、B.4040
URLリンク(www.komal.hu)
A.435、A436、B.4029
URLリンク(www.komal.hu)
A.433、B4019、B4021
URLリンク(www.komal.hu)
B.4101(懐かしい)
URLリンク(www.komal.hu)
342:132人目の素数さん
08/06/26 05:31:02
【f(x)】
A.450
URLリンク(www.komal.hu)
B.4060
URLリンク(www.komal.hu)
【nCr】
B.4091
URLリンク(www.komal.hu)
【other】
B.4046
URLリンク(www.komal.hu)
B.4035
URLリンク(www.komal.hu)
B.4031
URLリンク(www.komal.hu)
B.4097
URLリンク(www.komal.hu)
雑事が多くて、ハァハァする時間が取れな… ゲフンゲフン
343:132人目の素数さん
08/06/28 14:55:09
【問題148】(改作)
sin(cosθ)、cos(sinθ) の大小を比較せよ。
スレリンク(math板:148番)
---------------------------------------------------
(略解)
・|θ| < π/2 のとき, |sin(x)| ≦ |x| より
|sin(cosθ)| < |cosθ| = cosθ ≦ cos(sinθ),
・cosθ ≦0 のとき
-1 ≦ cosθ ≦0,
sin(cosθ) ≦ 0 < cos(1) ≦ cos(sinθ),
344:132人目の素数さん
08/06/28 21:48:06
>>341
A.435ムズイな…
345:132人目の素数さん
08/06/28 21:58:18
>>341
やさしいのは・・・
B.4019.
1/(2k+1)^2 < 1/{4k(k+1)} = 1/(4k) - 1/(4(k+1)),
より
(左辺) < 1/4 - 1/(4(n+1)) < 1/4.
なお、真の極限値は (3/4)ζ(2) -1 = (3/4)(π^2)/6 -1 = (π^2)/8 -1 = 0.23370055013617・・・
B.4035. 積和公式
2cos(kx)sin(x/2) = sin((k+1/2)x) - sin((k-1/2)x),
を使うと
(左辺) = sin((11/2)x) / sin(x/2),
x=(2/11)nπ, (nは整数, 但し11の倍数を除く.)
B.4043.
(a,b,c,d) = (1,3,5,11) (1,2,8,17)
B.4046.
(a,b) = (169/9, 196/9) 順不同
|a-b|=3,
346:345
08/06/28 22:07:34
〔問題〕は↓でつ・・・
B.4019. Prove that
1/(3^2) + 1/(5^2) + ・・・ + 1/(2n+1)^2 < 1/4,
for every positive integer n.
B.4035. Solve the following equation:
2cos(5x) + 2cos(4x) + 2cos(3x) + 2cos(2x) + 2cos(x) + 1 = 0.
B.4043. For what pairwise-different positive integers is the value of
a/(a+1) + b/(b+1) + c/(c+1) + d/(d+1) = 3, or
1/(a+1) + 1/(b+1) + 1/(c+1) + 1/(d+1) = 1 ?
B.4046. Solve the following simultaneous equations:
a√a + b√b = 183,
a√b + b√a = 182,
347:132人目の素数さん
08/06/29 00:50:11
私のコレクションの中にも無いなぁ…
348:132人目の素数さん
08/06/30 22:51:51
A436とか微妙におもしろいね。不等式ならでは。解析ならでは。
349:132人目の素数さん
08/07/02 01:21:20
中心がOで半径1の円に内接する△ABCがある。
↑OA=↑a、↑OB=↑b、↑OC=↑c
とするとき
↑a・↑b+↑b・↑c+↑c・↑a
の取りうる値の範囲を求めよ。
350:132人目の素数さん
08/07/02 20:57:26
>>341
B.4040.
a=tan(A/2), b=tan(B/2), c=tan(C/2) (0<A,B,C<π)
とおく。附帯条件から
cot((A+B+C)/2) = (1-ab-bc-ca)/(a+b+c-abc) = 0,
A+B+C = π,
ABCは三角形をなす。
(1) 鋭角三角形(or直角三角形)のとき
(左辺) = cos(A) + cos(B) + cos(C) ≦ 3cos((A+B+C)/3) (← 上に凸)
= 3cos(π/3) = 3/2.
(2) 鈍角三角形のとき、0<A,B<π/2<C とする。
(左辺) = cos(A) + cos(B) + cos(C) ≦ 2cos((A+B)/2) + cos(C) (← 上に凸)
= 2sin(C/2) + cos(C) = 1 +2sin(C/2) -2sin(C/2)^2
= √2 - 2{sin(C/2) -(1/√2)}{sin(C/2) -1 +(1/√2)} < √2 (← sin(C/2) > 1/√2)
351:350
08/07/02 21:18:08
〔問題〕は↓でつ・・・
B.4040.
a,b,c are positive real numbers, and ab+bc+ca=1. Prove that
(1-a^2)/(1+a^2) + (1-b^2)/(1+b^2) + (1-c^2)/(1+c^2) ≦ 3/2.
352:132人目の素数さん
08/07/03 01:31:20
>>351
ab+bc+ca=1 をみたす正の数 a、b、c に対して、
1/(1+a^2) + 1/(1+b^2) + 1/(1+c^2) ≦ 9/4
を示せばよい。
s = a+b+c、t = ab+bc+ca、u = abc とおくと、 t=1、u > 0 より、
(右辺)-(左辺) = (s-9u)(s-u)/{4(1+a^2)(1+b^2)(1+c^2)} ≧ 0
等号成立条件は a=b=c.
なぜならばっ! なぜならばっ!
s-u > s-9u = st-9u ≧ 0 (←相加相乗平均の関係)
蛇足、t=1 より
s-u = st-u = (a+b)(b+c)(c+a) > 0
s-9u = st-9u = c(a-b)^2 + a(b-c)^2 + b(c-a)^2 ≧ 0
___
|┃三 ./ ≧ \
|┃ |:::: \ ./ | 久々の出番だね!
|┃ ≡|::::: (● (● | 不等式と聞ゐちゃぁ
____.|ミ\_ヽ::::... .ワ......ノ 黙っちゃゐられねゑ…
|┃=__ \ ハ,ァハァ、ハァハァ、ハァハァ…
|┃ ≡ ) 人 \ ガラッ
353:350-351
08/07/03 23:28:16
>>352
成る程。 >>350 は牛刀だったか・・・orz.
>>349
(与式) = ↑a・↑b + ↑b・↑c + ↑c・↑a = {|↑a + ↑b + ↑c|^2 - |a↑|^2 - |b↑|^2 - |c↑|^2 }/2
= {|↑a + ↑b + ↑c|^2 -3}/2,
ここに
0 ≦ |↑a + ↑b + ↑c| ≦ 3,
-3/2 ≦ (与式) ≦ 3,
等号成立は (左側 :ABCが正三角形のとき, 右側 : A=B=C のとき)
ハァ ハァ
>>350
354:132人目の素数さん
08/07/03 23:58:49
>>353
牛刀も大歓迎です! (*゚∀゚)=3 ハァハァ…
なぜならばっ! なぜならばっ!
不等式ヲタだからです!
別解が多いほど興奮するからです!
355:132人目の素数さん
08/07/04 23:51:52
B.4101.
Assume xyz=8. Prove that
1/√(1+x^2) + 1/√(1+y^2) + 1/√(1+z^2) ≧ 1,
不等式スレッド 143-157
IMO-2001 (USA) Problem 2 の類題らしいよ。
URLリンク(imo.wolfram.com)
356:132人目の素数さん
08/07/05 04:38:10
>>355
解けたけど芋のもんだいよりは簡単だった。
357:132人目の素数さん
08/07/06 10:42:24
>>341 , >>355 念のため・・・
B.4101.
a=k/(x^(3/2)), b=k/(y^(3/2)), c=k/(z^(3/2)), (k>0) とおくと
x^2 = 4bc/a^2, y^2 = 4ca/b^2, z^2 = 4ab/c^2,
(左辺) = a/√(a^2 + 4bc) + b/√(b^2 + 4ca) + c/√(c^2 + 4ab)
≧ a/√{a^2 +(b+c)^2} + b/√{b^2 +(c+a)^2} + c/√{c^2 +(a+b)^2} (← 相乗相加平均)
> a/(a+b+c) + b/(a+b+c) + c/(a+b+c)
= 1.
358:357
08/07/06 10:49:06
>357 の訂正、スマソ
a=k/(x^(2/3)), b=k/(y^(2/3)), c=k/(z^(2/3)), (k>0) とおくと
359:132人目の素数さん
08/07/09 17:25:53
誰かA.435解いて~
360:132人目の素数さん
08/07/09 17:27:45
★東大入試作問者になったつもりのスレ★ 第十五問
スレリンク(math板:231番)
nは自然数とする
{Σ[k=0→2n](C[2n,k])}/{Σ[k=0→n](C[n,k])^2}≦2√n
を示せ
361:132人目の素数さん
08/07/10 00:11:21
バーゼル不等式を自力で見つけた俺は普通より上
362:132人目の素数さん
08/07/10 21:42:46
A435
s1=a+b+c,s2=ab+bc+ca,s3=abc
S1*S2/S3≧6{a/(s1-a)+b/(s1-b)+c/(s1-c)}
363:132人目の素数さん
08/07/10 21:45:10
a/(s1-a)+b/(s1-b)+c/(s1-c)={a(s1-b)(s1-c)+b(s1-c)(s1-a)+c(s1-a)(s1-b)}/{(s1-a)(s1-b)(s1-c)}
364:132人目の素数さん
08/07/10 21:50:42
a(s1-b)(s1-c)+b(s1-c)(s1-a)+c(s1-a)(s1-b)
=(a+b+c)s1^2-(ab+ac+bc+ab+ca+bc)S1-3abc
=S1^3-S1*S2-3*S3
365:132人目の素数さん
08/07/10 21:53:15
>>362-364
証明になっとらん
366:132人目の素数さん
08/07/10 21:53:25
a(s1-b)(s1-c)+b(s1-c)(s1-a)+c(s1-a)(s1-b)
=(a+b+c)s1^2-(ab+ac+bc+ab+ca+bc)S1+3abc
=S1^3-2*S1*S2+3*S3
(s1-a)(s1-b)(s1-c)=S1^3-(a+b+c)S1^2+(ab+bc+ca)S1-abc
=S1*S2-S3
367:132人目の素数さん
08/07/10 21:57:14
>>366
続き教えてください
368:132人目の素数さん
08/07/10 21:58:19
S1*S2/S3≧6{S1^3-2*S1*S2+3*S3}/{S1*S2-S3}
S1*S2*{S1*S2-S3}-6*S3*{S1^3-2*S1*S2+3*S3}≧0
369:132人目の素数さん
08/07/10 22:02:04
-6*S3*S1^3+S2^2*S1^2+13*S2*S3*S1-18*S3^2≧0
370:132人目の素数さん
08/07/10 22:08:15
>>369
それが常に成り立つことの証明は?
371:132人目の素数さん
08/07/10 23:05:37
>>360
(分子) = Σ[k=0→2n] C[2n,k] = (1+1)^(2n) = 2^(2n),
(分母) = Σ[k=0→n] (C[n,k])^2 = Σ[k=0→n] C[n,k]・C[n,n-k] = C[n+n,n],
より
(左辺) = {2^(2n)}/C[2n,n] = b[n]
とおく。
b[1] = 2 = √(2n),
b[n]/b[n-1] = 4*(n*n)/[(2n)(2n-1)] = n/(n - 1/2)
= √{n*n/(n - 1/2)(n - 1/2)}
= √{n/(n-1)} * √{(n-1)n/[(n-1)n + (1/4)]}
< √{n/(n-1)}.
∴ b[n]/√(2n) は単調減少。
なお、
b[n]/√(2n) → (√π)/2, (n→∞)
スレリンク(math板:239番)
372:371
08/07/10 23:08:51
b[1] = 2 = 2√n,
b[n]/b[n-1] = 4*(n*n)/[(2n)(2n-1)] = n/(n - 1/2)
= √{n*n/(n - 1/2)(n - 1/2)}
= √{n/(n-1)} * √{(n-1)n/[(n-1)n + (1/4)]}
< √{n/(n-1)}.
∴ b[n]/(2√n) は単調減少。
なお、
b[n]/(2√n) → √(π/2), (n→∞)
373:132人目の素数さん
08/07/11 10:14:37
a,b,cは0より大きく1/2より小さい実数でa+b+c=1を満たすとする。このとき
(7a-1)/(a-a^2)+(7b-1)/(b-b^2)+(7c-1)/(c-c^2)≦18
374:132人目の素数さん
08/07/11 10:15:47
>>373
0<a,b,c≦1/2 で考えてください。m(_ _)m
375:132人目の素数さん
08/07/13 11:09:47
∫[-1,1]|x^2+ax+b|dx≧1/2
を示せ
376:132人目の素数さん
08/07/13 18:12:00
今までで一番綺麗だと思った不等式は何ですか
377:132人目の素数さん
08/07/13 20:49:27
>376
シュワルツの不等式
378:132人目の素数さん
08/07/14 21:51:14
>>375
(ア) [-1,1] 内に x^2 +ax+b =0 の2根がない場合は
a ,bを適当に動かすことによって [-1,1]の全域にわたり |x^2 +ax +b| を減少させることが可能(証略)。
(イ) [-1,1] 内に x^2 +ax +b =0 の2根がある場合 -1≦α≦β≦1 と置いて積分を実行!
(左辺) = ∫_[-1,α] (α-x)(β-x)dx + ∫_[α,β] (x-α)(β-x)dx + ∫_[β,1] (x-α)(x-β)dx
= {(1/6)(3β-α)α^2 + b - (1/2)a + (1/3)} + (1/6)(β-α)^3 + {(1/6)(β-3α)β^2 + b + (1/2)a + (1/3)}
= (1/3)(β-α)^3 + 2b + 2/3 (αβ≧0 のときは 明らかに ≧2/3)
= (1/3)(β-α)^3 -(1/2)(β-α)^2 + 1/6 + (1/2)a^2 + 1/2 (← 以下、α≦0≦β とした.)
= (1/3)(β-α +1/2)(β-α-1)^2 + (1/2)a^2 + 1/2
≧ 1/2.
等号成立は β-α=1 かつ α+β= -a =0、すなわち α=-1/2, β=1/2 のとき. (終)
いくら何でもマンドクセ?
379:132人目の素数さん
08/07/14 22:40:32
>>342
B.4097.
(x,y) = (6,2), (50,10), (294,42).
>>377
さようなら。
スレリンク(math板)
>>378 (← 注釈無用)
380:379
08/07/14 22:44:37
〔問題〕は↓でつ・・・
B.4097.
Solve the following equation on the set of integers:
2^((x-y)/y) - (3/2)y = 1.
381:132人目の素数さん
08/07/14 23:29:34
>>380
そういや、まだ考えてなかった…
382:132人目の素数さん
08/07/15 13:27:24
Jensenの不等式で
f(t_1・x_1+…+t_n・x_n)<=t_1・f(x_1)+…+t_n・f(x_n)
が証明されて、特に
t_1=…=t_=1/n
とおけば
f((x_1+…+x_n)/n)<=(f(x_1)+…+f(x_n))/n
ですが、
t_1+…+t_n=1
の場合を示さないで、直接
f((x_1+…+x_n)/n)<=(f(x_1)+…+f(x_n))/n
を示すことは可能なんですかね?
383:132人目の素数さん
08/07/16 23:32:04
入試問題でも貼ろうか?
384:132人目の素数さん
08/07/16 23:36:21
不等式ならドンと来い
385:132人目の素数さん
08/07/16 23:59:00
2S|x^2+ax+b|>2S|(1+a)x^2+b|>2S|x^2+b|>2S|x^2|>2/3|x|>2/3>1/2
386:132人目の素数さん
08/07/17 01:05:11
>>380
x,yは整数でy≠0よりx≠0、さらに2^(x/y)は整数よりy|xかつx≧y≧1
あとはゴリ押しで、任意の正整数nに対して
x=(2/3)(2n+1)((2^n)-1)((2^n)+1)、y=(2/3)((2^n)-1)((2^n)+1)
が求める整数解となる
不等式とか関係ない気がするが
387:132人目の素数さん
08/07/17 02:16:55
a≧0,b≧0,c≧0,a+b≧cのとき,次の不等式が成り立つことを証明せよ
{a/(1+a)}+{b/(1+b)}≧c/(1+c)
(53群馬大,59中部工大)
2数a,bがa>0,b>0,a+b=1を満たすとき,
{a+(1/a)}^2+{b+(1/b)}^2≧25/2
を証明せよ (52茨城大)
3つの正数x,y,zがx+y+z=1をみたすとき,不等式
{2+(1/x)}{2+(1/y)}{2+(1+z)}≧125
が成り立つことを示せ (58東京女大・数理)
nは25以上の定数,x,y,zは負でない整数で,x+y+z=25のとき
{1-(x/n)}{1-(y/n)}{1-(z+n)}
の最大値を求めよ (58東京理科大)
暇潰しにもならないと思うがどうぞ
388:132人目の素数さん
08/07/17 02:20:48
訂正
nは25以上の定数,x,y,zは負でない整数で,x+y+z=25のとき
{1-(x/n)}{1-(y/n)}{1-(z/n)}
の最大値を求めよ (58東京理科大)
389:132人目の素数さん
08/07/17 03:40:53
フハハハハ…、解ける、解けるぞ!
390:132人目の素数さん
08/07/17 07:02:42
(1-25/3n)^3
2*2.5^2=2*5^2/2>25/2
2(c/2+2/c)^2=(4+c^2)^2/2c^2>c/(c+1)
2^((x-y)/y) - (3/2)y = 1
2^(x/y-1)=1+(3/2)y=(2+3y)/2
2^(x/y)=2+3y
(x/y)log2=log(2+3y)
xlog2=ylog(2+3y)
x=ylog(2+3y)/log2
log(2+3y)=klog2
2+3y=2^k
y=(2^k-2)/3=2(2^(k-1)-1)/3
2^(k-1)-1=3m
k-1=log(3m+1)/log2
k=log(3m+1)/log2+1
y=(2^k-2)/3=2(2e^log(3m+1)-2)/3=2(2(3m+1)-2)/3=4m
x=ylog(2+3y)/log2=4mlog(2+12m)/log2
391:132人目の素数さん
08/07/17 22:10:13
私にも解けますた…
>>387
(1) a/(1+a) + b/(1+b) ≧ a/(1+a+b) + b/(1+a+b) = (a+b)/(1+a+b) ≧ c/(1+c). {← x/(1+x) は単調増加}
∵ (a+b)(1+c) - (1+a+b)c = (a+b) - c ≧ 0.
(2) a+b=s, b-a=d とおくと
(左辺) = {a+(1/a)}^2 + {b+(1/b)}^2
= (a^2 + b^2) + {(1/a)^2 + (1/b)^2} + 4
= (a^2 + b^2){1 + (1/ab)^2} + 4
= (1/2)(s^2 + d^2){1 + 16/(s^2 - d^2)^2} + 4
これは d^2 について単調増加。d=0 のとき最小値
(1/2)(s^2){1 + (2/s)^4} + 4 = 2{(s/2)+(2/s)}^2.
(別法) f(x) = {x + (1/x)}^2 = x^2 + 2 + 1/(x^2) は下に凸だから
f(a) + f(b) ≧ 2f((a+b)/2) = 2f(s/2) = 2{(s/2)+(2/s)}^2.
(3) 基本対称式を x+y+z =s, xy+yz+zx =t, xyz =u とおく。
(xy+yz+zx)/(xyz) = t/u ≧ 3*(3/s),
(x+y+z)/(xyz) = s/u ≧ 3*(3/s)^2,
1/(xyz) = 1/u ≧ (3/s)^3,
(左辺) = {2+(1/x)}{2+(1/y)}{2+(1/z)} = {8xyz + 4(xy+yz+zx) + 2(x+y+z) + 1}/(xyz)
= 8 + 4(xy+yz+zx)/(xyz) + 2(x+y+z)/(xyz) + 1/(xyz)
≧8 + 12*(3/s) + 6*(3/s)^2 + (3/s)^3
= {2 + (3/s)}^3
>>388
(4) 相乗相加平均より
(与式) ≦ {1 - (x+y+z)/(3n)}^3 = {1 - s/(3n)}^3.
392:132人目の素数さん
08/07/18 19:46:07
とりあえずIMO
'08 2
(1)x,y,z∈R-{1}, xyz=1のとき, x^2/(x-1)^2+y^2/(y-1)^2+z^2/(z-1)^2≧1を示せ。
(2)(1)で、等号が成立する有理数の組(x,y,z)が無限に存在することを示せ。
393:132人目の素数さん
08/07/19 00:09:16
>>392
(1) 基本対称式を x+y+z =s, xy+yz+zx =t, xyz =u とおく。
{x(y-1)(z-1)}^2 + {(x-1)y(z-1)}^2 + {(x-1)(y-1)z}^2 - {(x-1)(y-1)(z-1)}^2
= 3u^2 -4tu +2t^2 -2(st-3u) + (s^2 -2t) - (u-t+s-1)^2
= (t-3)^2 + 2(u-1)(u-t-s+5),
= (t-3)^2 (← 題意より u=1)
≧ 0,
これを {(x-1)(y-1)(z-1)}^2 >0 で割る。
(2) 等号条件は t=3, u=1. なので・・・