00/11/18 08:13
うむ、カリティは良い本ですな。アグネ社から出てます。
化板にもいたけど、X線「解析」という用語は一般的にはほとんど使用されていません。
大体「回折」を読み違えてるパターンが多いです。2chで言うのもなんですが、ご留意を。
今、手元にカリティが無いんで、間違いチェックできないですが、
①普通は回折角度からdを求め(λ=2d sinθ)、求めた一連のdに対して、結晶系を仮定して
h,k,lを放り込み(例えば立方晶系ならd=a/sqrt(h^2+k^2+l^2)みたいに、結晶系毎に幾何学的
に面間隔が決まります。)、dの整合性で判断するって方法だったと思います。
あと、副次的に、回折強度からFを求めて消滅則から結晶系を判断することもあります。
いずれにしても、ゼロからやることはほとんど無く、物質名は分かってると思うので、
それをキーにしてJCPDSカードと照合するってのがほとんどでしょう。
②単結晶法で測定ってことじゃないでしょうか。粉末法の場合には、ゴニオと試料を倍速比で回転
する方法がありますから(っていうか一番ポピュラーだと思う。)それとの比較で言ってると思います。
③構造因子Fによるものです。F=f exp(2πi(hu+kw+lw))かな?
④4さんの言うとおりです。ブラグの式です。
⑤2,4さんの言うとおりです。カリティを推奨します。
分かりにくいところがあれば、また聞いてください。