09/02/06 22:35:57
>>579
こっちの図の方が良いと思う。
URLリンク(www.jfe-21st-cf.or.jp)
後はこっちのp7
URLリンク(www.okabe.iis.u-tokyo.ac.jp)
上の図で、
2C+O2=2CO
と
2CO+O2=2CO2
のグラフが1000K弱のところ(700℃)付近で交差している。
ここがブドワ平衡点
ここよりも高温ではCOが、低温ではCO2が安定となる。
オキシダントにこだわってるから、反応の本質が見えていないんだと思う。
雰囲気の酸化力は、雰囲気中の酸素分圧か、CO/CO2平衡のガス比で決まる
酸素ポテンシャルのどちらか高い方が決定する。
空気中の場合には、素直にO2でCが燃えると思っておいて良い。このとき副生ガスと
してCOが発生し、場合によっては、更にこれが燃えてCO2になるだけ。
1000~1200℃程度の範囲ではCの蒸気圧は、無視できるぐらい小さい。
(基本的には蒸気圧は蒸発潜熱によって温度依存性が決まり、
蒸発潜熱は概ね沸点に比例する。Cの沸点は分子構造によって大きく変わるが、3000℃
以上とする文献が多い。昇華性があるとされる低沸点のグラファイトでも2000℃程度
までの真空中での使用には問題無い。)
だから蒸発というのは的外れ。
十分な量の酸素が介在しない環境下では、Cの滅失は非常に小さくなる。
空気中のような異常減肉は、明らかに酸化による滅失が支配している。