09/07/19 22:31:51
安全性確保という言葉の意味合いがサイエンスと治験ではちがうんだよ。
iPSの場合でいえば、安全なiPSが作成できる技術がある、ということと、
とある患者から確立したiPSそのものが安全かどうかは、まるで別問題なのだ。
薬事規制としてもとめる「安全性」にとっては、サイエンス的安全性技術はどうでもいい、
とまでは言わないがそれだけではまったく話にならない。
つまり患者の数だけ作られるひとつひとつのiPSの安全性を、ちくいち、
客観的に証明しなければならない。そうしないと患者移植の許可が下りない。
ではどうやって証明するのか?
今現在はマウス500匹移植&2年近く放置して全身病理
(がんばっても2年半から3年はかかるのでは?)
をヤル以外に方法が無いんだよ。
タイム風呂敷でも発明されない限り、時間は早送りできないから。