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【世界の】東京大学医科学研究所【医科研】③ - 暇つぶし2ch615:名無しゲノムのクローンさん
08/08/28 01:47:09
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河岡:われわれの報告の仕方が悪かったというか、誤解だと思うのですが、スペインかぜのウイルスが感染したときに
実際にはどういうことがおこっているかというと、普通のウイルスが感染したときと比較して、インターフェロンの産生が少ないのです。
インターフェロンの産生が少ないとウイルスが増えます。
ウイルスが増えるから、ほかのサイトカインやケモカインがたくさん出るわけです。

インフルエンザウイルスの場合は、ウイルスのいないところにサイトカインとケモカインは出ていないのです。
いわゆるサイトカインストームというほどの量は出ていなくて、ウイルスが増えているから出ている量だと思います。
ですから、免疫抑制をしても個体は死ぬのです。なぜなら、ウイルスが増え続けているからです。
ポイントは、なぜスペインかぜウイルスは感染初期にインターフェロンが出ないようにしているかということです。


河岡:普通のインフルエンザウイルスを感染させた場合には、インターフェロンが出てきて感染が終ってしまうわけです。
ところが、スペインかぜに感染したときにはその産生が少ないのです。
そのためウイルスは増殖し続けます。


河岡:要するに、感染した後にウイルスがものすごくよく増えるのです。そのせいで最初に動く宿主の応答を変化させているのです。
それがインターフェロンの産生が少ないという結果につながるのですが、普通のウイルスとは増え方のベクトルが全く違います。


柏木:いわゆる通常のインフルエンザは、そういったインターフェロンなどが出てくるから、self limited だけれども
H5N1ウイルスではそれが障害されてウイルスが増え続けると考えてもよいのですね。
河岡:そうです。しかし、ウイルスが増え続けるので、サイトカイン、ケモカインが出てきます。

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>普通のウイルスが感染したときと比較して、インターフェロンの産生が少ないのです。

その実験で感染(?)に用いた「人工ウイルス」って、本当にウイルスだったのかな? 
IFN産生が極端に少ない理由は、それがウイルスもどきだったということをあらわしていたんじゃないのかなw


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